発達障害に特化した就労移行支援を一日体験

”服を試着するように仕事を試着する” Kaienの体験セッション
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就労移行支援事業所、Kaien秋葉原の水口です。

今回は、当社就労移行支援の「体験セッション」についてご紹介します。写真は8月に開催された秋葉原事業所での土曜体験セッションから。

Kaienの独自プログラムを楽しみながら体験

土曜のセッションは、①午前の「オンライン店舗業務体験」、②午後の「ようこそ先輩」の2部構成です。

①はKaien定番の訓練プログラムであるオンライン店舗業務(AmazonやYahoo!オークションでの中古品販売)を体験用にアレンジしたものです。セッションは、私に加えて管理職経験の豊富な上司役の職業訓練講師が担当します。

今回の体験参加者は9名のみなさん。講師からの業務説明を受けたのち、早速2つのグループに分かれてセッションが始まりました。体験業務の内容は、用意された数十冊の中古本の情報を商品リストに入力する「商品受け入れ」と、本のコンディションをチェック・判定する「検品」の2つの工程です。体験とはいえ、作業を行う参加者のみなさんの顔は真剣そのもの。グループ内で業務分担を行いながら、適度な緊張感で集中して作業に取り組まれました。

体験では中古本の検品業務を行います

当社職業訓練の特徴の一つは、徹底した「擬似職場」であること。上司は業務指示を出した後は、学校のように手取り足取り教えることはせず、メンバーからの自主的な報告や質問を促します。この体験セッションでもそのリアルな職場感はそのままで、参加者にはグループワークや上司とのやり取りを通して、職場のコミュニケーションを体感していただけます。

開始後しばらくすると、上司への質問や報告に参加者が次々とトライする姿が見られました。上司の丁寧な回答により疑問が解消すると、その後は滞りなく作業が進み、「報・連・相」の効果を一人ひとりが実感できたようです。また、別のグループではメンバーで協議のうえ、作業の残り時間にダブルチェックを実施することにしました。品質向上には不可欠なチェック工程を自主的に提案するなど、グループ内のやり取りも活発な様子でした。

作業後に一人ひとりから感想を伺います。上司役の講師からフィードバックをもらったところで午前のセッションは終了です。感想では、グループ内での情報共有や連携プレーの大切さへの学びと共に、「グループワークは楽しかった」とおっしゃる方も多く、仕事をやり遂げる達成感も味わっていただけたようです

ランチタイムは、Kaienの現役の訓練生も参加してのピザパーティです。美味しいピザを頬ばりながら、訓練内容や就職活動について、参加者から現役の訓練生に矢継ぎ早の質問が飛び、活発で楽しいランチタイムとなりました。

「ようこそ先輩」は、Kaien修了生の体験談から多くのヒントを得られる場

午後は「ようこそ先輩」。「ようこそ先輩」は、Kaienの職業訓練を経て就職し、現在も職場で活躍している修了生の体験談を生で聞くことができる貴重な場です。土曜日の体験セッションだけの特典(?)として人気のあるプログラムです。

本日は2人の先輩が登壇し、自身の障害に気づいたときのエピソードやKaienでの訓練のこと、苦しさを乗り越えた就活、今後の目標などを、時にはユーモアを交えてお話ししてくれました。質疑応答では体験参加者からも活発な質問がなされ、Kaienを通して就職された先輩への強い関心が伺えました。

今回の土曜体験セッション後、参加者にお聞きした満足度アンケートでは、5点満点の平均が4.8点!という結果となりました。体験プログラムを通して、参加者の一人ひとりがKaienの職業訓練の具体的なイメージと、その楽しさを感じていただけたようです。

まずは当社サービスの利用説明会にお越しください

当社の就労移行支援の体験セッションは、当社サービスの利用説明会とその後の個別相談にお越しいただいた方にご案内しております。利用説明会は、以下のリンクからお申込みが可能です。みなさまのご参加をお待ちしております。なお開催場所は、都内・神奈川県内の当社各事業所。平日に加えて、秋葉原・代々木・横浜・川崎では土曜日にも開催しています。

当社の職業訓練は「疑似職場」形式で行われます
体験セッションでも、上司とのコミュニケーションを実際に体験することができます
関連リンク
  • 発達障害*に特化した就労移行支援の利用説明会お申込みは こちら
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます