こんにちは。Kaien秋葉原(就労移行支援事業所)の村山です。
今回は、2017年10月18日(水)に開催されたハローワーク主催「中央ブロック 障害者就職面接会」についてご紹介します。この面接会は、飯田橋・上野・新宿・池袋・王子のハローワークに登録している方を対象とした、130社の企業が参加する大規模な就職イベントです。(前回6月に開催された面接会の様子はこちら)
中央ブロック以外にも各地区のハローワーク主催で合同面接会が開かれています。この面接会には身体、知的、精神の障害(発達障害含む)がある多くの求職者が参加されます。Kaienからも多くの就労移行支援の訓練生とガクプロ生が、それぞれの登録地区で面接会に臨みました。(念のためですが、Kaienの就労移行支援に通ったからと言って、必ずしも障害者枠で受ける必要があるわけではありません。多くの方が一般枠で就職活動・就職をされています。)
この記事では、当日の面接会の様子と、Kaienでどのようなサポートが受けられるのかをお伝えします。
就職面接会当日!スタッフ5人が引率していざ出陣!
例年、中央ブロックの面接会は東京ビックサイトで開催されることが多いです。秋雨が降り続いていた1週間でしたが、この日だけは気持ちの良い晴れ間となりました。
「会場までの道のりが心配だな」という方は、普段通所しているKaienの事業所からスタッフが一緒に面接会場まで向かいますのでご安心ください。面接会場で何か困ったことがあれば、「Kaien基地」と呼ばれる場所にKaienスタッフが常に待機していて、質問や不測の事態に対応します。
Kaienのスタッフはたくさんの人がいる会場でも見つけやすいように、腕に腕章をつけています。
参加者は13:00の開始合図に合わせて、面接を希望している企業のテーブルから番号札を取り、順番を待ちます。参加者の皆さんは、緊張と熱意が混じりあってか、引き締まった良い表情をしています。番号札の順番がくれば面接がスタートです。Kaienの訓練生も、この日に向けて準備してきた言葉を懸命に伝えて、”意欲”と”能力”をアピールしました。
初めて障害者就職面接会に参加した訓練生からは「一般枠の面接と比べて、企業の方がとても穏やかに接してくれているように感じた」と感想を述べてくれました。確かにどの企業の方も、耳を傾けながらときおり笑顔を見せて面接をしてくれます。
ハローワークの障害者就職面接会の内定率は?
多い人では1日に4~5社の企業選考を受けることができるこの面接会。書類選考がなく直接面接が受けられる機会は、通常の選考過程ではなかなかありません。このチャンスに!と会場にはたくさんの求職者が集まり、その分競争率もとても高くなります。そのため内定率は決して良いとは言い切れません。
KaienではKaien独自の求人網を活かして「Kaien合同面接会」を開催しています。(その記事はこちら) Kaien合同面接会では、ハローワークの面接会に比べて内定率がグンと上がるため、この2つの面接会を併用する方が多くいらっしゃいます。また、発達障害に理解のある企業が集まるため、就職後も長く安定して働ける場合が多いです。ただ、このKaien合同面接会に参加できるのは、Kaienの就労移行支援やガクプロに通われている方のみです。Kaien合同面接会にも参加して就職を目指したいという方は、是非一度Kaienの利用説明会にいらしてみてください。
ハローワークの登録方法は?一人で不安な方には、スタッフがハローワークまで同行します
ハローワークの登録方法は一般枠と障害者枠とで少し異なります。障害者枠での登録を希望する方は、就労ができる状態であるという内容が記された「医師の意見書」が必要です。最初はお住まいの最寄りのハローワークに登録することが原則必要ですが、より通いやすい場所や、今後勤務を希望する地区のハローワークに複数またがって登録することができます。
まだ一度もハローワークに行ったことがないという方や、障害者枠での登録は初めてという方は、Kaienのスタッフが登録方法をお伝えしたり、ハローワークの登録に同席したりしますので安心してください。
どの企業の面接を受ける?企業選定のアドバイスをします
さて、ハローワークに登録し、面接会への申し込みも完了できたら、次は面接を受ける企業を選びます。これがとても大変です。なぜなら、面接会に参加する企業は130社。どんな企業を選んだら良いかわからないという方がほとんどです。Kaienではこれまでの知見をもとに、企業選定のアドバイスや確認をしています。
当日の動き方や準備で必要なことについて、わかりやすいKaien独自の説明ビデオもあるため、”効率的に面接を受けるノウハウ”を知る事ができます。
履歴書作成が苦手です・・・大丈夫!スタッフがあなたの”これまで”や”これからどう働きたいか”の意見を丁寧に聞き取りながら書類作成をお手伝いします
「企業は選べたけど、履歴書でどうやって志望理由を書いたらいいのかわからない」という方には、「赤ペン」という訓練時間を使って、Kaienスタッフが書類作成をサポートします。企業の情報や一人ひとりの強みに合わせて、一緒に応募書類を仕上げていきます。これまで多くの発達障害のある方を就職に結びつけてきた実績のあるKaienスタッフにお任せください。
面接は自信がないです・・・問題ありません!スタッフ・講師がレベルに合わせて面接練習を行います
自己紹介や障害の状況について、どのように企業に伝えたら良いのか不安があってて当然です。Kaienでは週に3回「面接練習」を実施しています。就活初心者でも、段階を踏んで面接の練習をしていくので心配ありません。面接練習を担当するのは、これまで大企業の管理者クラスで働いてきた講師の方々。発達障害の特性と企業目線の両方を知っているからこそ、的確なアドバイスをお伝えすることができます。
就職後も安心!ハローワークの面接会で内定が出た企業にもKaienが定着支援のサポートをします
就職することももちろん重要ですが、就職後に安定して働き続き続けることの方がもっと大切です。Kaienではハローワークの求人企業に就職してからも定着支援を行っています。働きはじめてから、本当に職場でうまくやっていけるか、どうやって障害のことを伝えたら良いか不安に思わなくても大丈夫です。Kaienスタッフが企業との間に入って、あなたの働きやすさを叶えるサポートをします。
一人で面接会に臨むのは不安だという方は是非Kaienにお越しください。一人ひとりの状況、発達障害の特性に応じて、丁寧に迅速に就職までのサポートをします。