ガクプロスタッフの藤です。発達障害*、かつ新卒のみに絞った合同就職面接会、というのはおそらく日本初、いや世界初の試みでしょう。そんな画期的な”ガクプロ合同面接会”を2月27日と28日に開催しました。
発達障害学生は買い手市場!?面接会には合計20社が参加
企画当初は、どれだけの企業が集まってくださるのか不安もありましたが、ふたを開けてみると合計20社の企業様が参加をしてくださいました。
ガクプロをスタートさせた2013年度は、就職者数がわずか4名でした。しかし、今年度はすでに30名を超えています。一般枠も障害者枠も買い手市場の就活戦線であり、中でも自分の凸凹をよく理解して、伸びしろも多い発達障害学生を採用したいという企業様が多くなってきていることを感じました。
参加後の企業様の感想も「思ったよりも自己理解が進んでいて驚いた」「素直で良い方が多かった」など、前向きなお言葉をいただきました。一つでも多くのご縁が実ることを願っています。
面接会前に開催したミニセミナー。Kaienでしか聞けない発達障害学生の採用のポイントをお伝えしました。
本番に勝る学びなし
さて、ガクプロ生の面接あるあるとしては「遅刻」「場所や日にちを間違える」「スニーカーで来てしまう」「自分の受ける企業名がわかっていない」などが挙げられます。今回も遅刻はありましたが、おおむねの学生が面接を受けることができました。
普段の面接練習の成果が出せるかどうかを見守っていましたが、何とか練習の成果が出せたのではないかと思っています。いっぽうで、もちろん課題も多く見つかったので、次回以降の就活につなげていきます。
何人かはきたる就活のために見学をしに来てくれました。真剣にメモを取り、「やはり実際の雰囲気が見られてとてもタメになった。」「自分の将来の面接にも生かしたい。」と話してくれました。
また、今回は親御様にもご見学いただきました。親御様のご見学の様子も真剣そのもので、面接会の独特の雰囲気を感じていただけたのではないかと思っています。
面接官の方が優しく聞き出してくださるので、いつも緊張している人も良く話せていたと思います。
次回開催
次回は8月頃の開催を予定しております。今回同様、ふだんガクプロにお通いでない方にもご案内を差し上げる予定です。ただし、早めの準備を開始したほうが就活は圧倒的に有利ですので、参加を検討されている方はぜひご利用説明会にお越しください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます