Kaien新宿の東海林です。就職が決まり就労移行支援を修了される利用者のKaien流卒業式である「修了セレモニー」。シリーズ第5弾です。
今回見事就職されたMさんは、新卒で一般枠で就職したものの1年未満で退職に至ってしまい、その後Kaienで9ヶ月の訓練を経て、志望度の高かった会社に見事内定となりました。セレモニーでのMさんのスピーチと、それに対する上司(役の講師)からのコメントをご紹介します。
真面目に訓練したほうが絶対に得です
無事内定を頂きまして、本日をもって卒業することになりました。
実は、訓練開始した頃の私はちょっと腐っていたと言いますか、あまり真面目ではなかったんです。ですが段々心の調整がうまく行って、就活を始められそうな状態になって、訓練も真面目にやるようになりました。ようこそ先輩に参加したり、赤ペン(書類添削)や面接練習を積極的に受けていって、このたび障害者枠の事務で、無事内定を頂きました。
内定を獲得した理由としては、Kaienの訓練を真面目に取り組んだことだと思います。一つ一つのことを大事にすることが大切です。また、自分の特性を把握して、自分の短所をどう直して、自分の長所をどう伸ばすのか、自分を知るということも大切です。
訓練は業務を一つ一つ真面目に取り組んだほうが絶対に良いです。今訓練している方は、訓練中に寝たりしないで、講師の方やスタッフの話をちゃんと聞いて、赤ペンや面接練習は積極的に受けて、どんどん就職活動をしたほうが内定を頂きやすくなりますし、社会人になる際にも絶対得になると思います。以上です。ありがとうございました。 (Mさん 20代 男性)
就職したいという強い熱意が成果につながった
上司からのコメント:ご本人が言われたように、訓練を続ける中で急に就職のスイッチが入ったというか、あるとき急激に変わったな、というような印象です。上司としてMさんとの訓練を振り返ってみると、結構議論をぶつけあった記憶がありますが、Mさんはそれにちゃんと答えてくれました。やっぱりMさん自身に、どうにかして就職したいという強い熱意があって、今回見事それが成果になったのかなと思っています。ぜひ、頑張ってください。
受けたアドバイスを行動に移せる強さ
「寝たりせずに真面目に訓練に取り組もう」というコメントをくださったMさんですが、実は訓練初期は居眠りしてしまうことが間々ありました。指摘やアドバイスを受けた際も、「そんなこと言われても難しいものは難しいですよ」といった消極的な反応をなさることもありました。しかし、口ではそう返しつつも、言われたからにはちょっと頑張ろうかな、と行動に移せるところがMさんのすごいところです。
就活がうまくいかずに気持ちが落ち込んだりイライラしたり、睡眠が安定せず眠気のコントロールがうまくいかないこともあったのですが、最終的にはいつもご自分で「なんとかします」と強い意志で行動を起こしていらっしゃいました。こうして、周囲からのアドバイスを一つ一つ取り入れて行動した結果、真面目なお人柄が評価されて志望企業に内定をいただきました。
Mさんを見ていて、「就職するぞ」という強い意志に基づいて行動すれば、結果につながるのだということが良くわかりました。就職後も、周りのアドバイスをしっかり受け止めて、取り入れて、さらにパワーアップしていかれるんだろうなと思います。