2018年6月1日の開所から2週間。月曜日から金曜日まで平日は毎日開所していますので、今日で10日目を迎えました。7人の訓練生がすでに利用を開始し、来週も利用開始が1名確定。徐々に定員に近づいて活気が出てきています。
また毎週、個別相談や体験セッションを利用する人が増え、本利用の方々と合わせると更に就労移行支援事業所が実際のオフィスらしくなってきています。
今日は、そのご利用の前にしている個別相談と体験セッションについてご紹介しましょう。なおこれらは大阪天六事業所だけではなく、都内(秋葉原の2拠点、新宿、池袋、代々木)でも神奈川県内(横浜、川崎)でも行っています。
【参考】事業所一覧
個別相談の流れ (学歴・職歴→障害特性→就活の方向性)
Kaienの個別相談はまずご自身からお話を伺います。伺う内容はこれまでの学歴や職歴(特に職場でうまく行ったことや困ったこと)、発達障害*の診断の有る無しや特徴、さらに今後の就職活動の方向性などです。このあと、当社からどのような仕事が良さそうか、就活の中でどのようなところに注意しないといけないかを伺います。
ちなみに個別相談自体は、ご利用説明会の後に行うのですが、直接個別相談に来られる場合は動画でご利用説明会を観てKaienのサービス内容をご確認いただいてから、個別相談でのお話に望んでいただいています。
個別相談での感想
大阪天六事業所でもこれまで40人ほど個別相談を行いました。冒頭のコメント「発達障害者に対しての手厚い支援に希望を感じた」も感想の一つです。その他にもいくつか実施後にご感想を頂いています。
お話を聞いていただいて、胸のつかえが取れました。ありがとうございます。
お一人で悩んでいることが多いようです。ネットでの情報はたくさんありますが、わかっている人(専門家)に聞いてもらうことは心理的にとても大きいのだと思います。
個人の本質的なものを理解して対応してくれるのだろうと感じることができた。自分の特性を説明した上で、話した上で素直な返答をしてくれた。
Kaienでは発達障害だからといって、診断名が有るからと言って、型にはめるようなことをしないように務めています。そういった態度が本質的なものや、素直な返答というご感想につながったのかもしれません。
一般と障害者雇用枠の環境の差や就労移行支援のイメージが自分の中で不足している中、私の特徴や職場定着の支援を受ける助言を頂き感謝しています。
すべてを説明すると”日が暮れてしまう”ほど時間がかかるのが福祉サービスですが、Kaienの利用説明会や個別相談ではできる限りかいつまんで、短い時間でわかりやすくお伝えするようにしています。個別相談は、事前のフォームの入力が30分ぐらい、実際にお話を伺う時間が30~40分です。
自閉スペクトラム症の特性を持つ自分としては、訓練の内容が構造化されていて、すごくわかりやすいものだと思いました。
こちらは体験セッションのご感想ですね。体験セッションでは就労移行支援の一日を概ね体験いただけます。構造化というのは、何をいつすればよいのか、することもマニュアルなどが整っていることが多く、ストレスがない物になっているということです。ただし構造化しすぎてもかえってルールに縛られるような感じがします。そのあたりのちょうどよいところをKaienでは目指していて、体験セッションではその頃合いを感じていただきたいと思います。
ガクプロでも個別相談・体験セッションあり
ちなみに上記の個別相談・体験セッションは就労移行支援の利用前にしていただけるものでしたが、同じようにガクプロ(大学生・専門学校生向け)の個別相談・体験セッションもしていただけますので、まずはご利用説明会にお越しください。
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます