大阪・京都で発生した最大震度6弱の地震。ここ天神橋筋六丁目の事業所も大きく揺れた地域(大阪北区は震度6弱)の一つです。被災された方、命を落とされた方、怪我をされた方、生活に支障が出た方、皆様にお見舞い申し上げます。
幸いなことに、Kaien大阪天六は新耐震設計基準のビルであることや、主な家具はすべて耐震用に固定しているため、落下したものもほぼなく、ほとんど無傷と言って良い状況でした。
揺れがおこった昨日朝8時。スタッフ1名がすでに到着していたこともあり、すぐに利用者の皆さんやスタッフへの連絡体制が築けました。既に電話がやや繋がりにくくなっていましたが、緊急連絡先のメールなども使って、午前10時前後には全員に連絡が付いています。そして今日(2018年6月19日)はいつもどおりの運営です。体験セッションの方も2人参加されています。
ちょうど前週の金曜日に、災害時のチェックを全社集会で行っていたこともありますが、スタッフも利用者の方も、落ち着いて動けたのではないかというのが発生から一日経った振り返りです。
発達障害の方は地震など予測不可能なことに弱いとよく聞きます。たしかに無理に通所したり、勤務をしたり、ということを当社としても強く勧めるわけではありません。しかし不安が募りやすい、日々のリズムが崩されやすいからこそ、ルーティンをしっかりと守って心の安定を取り戻すことをお伝えしたり、就職後にも起こる可能性があり得る地震や雪、台風などの非常時の会社側とのやり取りについて学ぶことができる機会とも考えられます。換言すると予測不可能なことが起こったときもすべきことをルール化しておけばむしろ発達障害の方だからこそしっかりと動けるということも言えるはずで、就労移行支援事業所として今回の地震を教訓にしていきたいと思っています。
昨夜遅くや今朝も余震とみられる地震がありましたし、震源に近い高槻・茨木から通われている方の中には、お風呂に入れなかった、バスが動いていなかった、など復旧に時間がかかりそうな様子も伺いました。気を引き締めて、またスタッフ・利用者の心の健康にもいつも以上に目を配りながら、日々の運営を続けていきたいと思っています。