就活仲間に教えてもらった自分の良いところ

発達障害に特化した就労移行支援事業所Kaien 修了セレモニースピーチ #8
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Kaien池袋では、6月に5名の方が訓練を修了しました!

こんにちは。就労移行支援事業所Kaien池袋の湊です。5月にはKaien合同面接会、6月にはハローワークの合同面接会が開催されたこともあり、池袋事業所では内定ラッシュとなりました。

そのうちの一人、Mさんは今回初めての障害者枠で就職することとなりました。彼女は居るだけでその場の雰囲気がパッと明るくなる華やかな方で、発達障害の特性が見えづらい方した。しかし、忘れ物が多かったり、一般枠での就労中は思うようなスピードで作業を進められなかったりとたくさん失敗をして自信をなくしていました。そんな彼女の自信を取り戻してくれたのは、一緒に訓練をしていた利用者さんたち。”仲間”に向けた、彼女の感謝の詰まったの素敵な修了スピーチです。

「一緒に訓練を受けた皆さんを鏡に自己肯定感を高められました」

修了セレモニーでスタッフから渡されるメッセージカードと記念プレート

本日で訓練を修了いたします。講師の方々、スタッフの方々、訓練生(Kaien利用者の方を事業所内では訓練生と呼んでいます)の皆さんも優しい方々ばかりで、緊張しながらも楽しく訓練を受けることができました。最後なので、私から皆さんに知ってもらいたいなと思うことをお話したいと思います。

一緒に訓練させていただいて、皆さん、それぞれすごい特技とか長所とかがいっぱいあるなと思っていました。訓練中にたくさんお話してしまうと私語にはなっちゃうので、その時は言えなかったり、ひっそりすごいなと思っていたりしてました。と言いながら、私は言いたくなっちゃうタイプなので、言える機会があった時に、「こういう所すごいですね」「その発想力すごいですね」と言ってみたんです。でも、意外と皆さん、ピンときていらっしゃらないというか。。。「あー」「そうですか」「はー」みたいな感じの方が多くて。。。皆さん自分で努力して身につけたスキルはすごく自信持っていたり、意識されるので分かってたりするんですけれども、何の努力もなく、ただただ持って生まれた能力として備わっている長所は、ご自身であんまり気づかれていないんだな、ということを感じました。

私も失敗体験が多くて、割りと自分に自信がなくて、自己肯定感がかなり低いので、同じように言われたらピンと来なかったかもしれないです。でも、皆さんを鏡のようにして見た時に、自分も実はそんな風にいいところがあるんだなと思えたりして、自己肯定感を高めることができたのかなと思います。ご自身で自信がない方もいっぱいいると思うんですけれども、皆さん素晴らしい所いっぱい持っていらっしゃると思うので、、、わー泣きそう!、、、なので、頑張って下さい!お世話になりました!ありがとうございます!

同じ「発達障害」の方が集まるKaienだからこそ深まる自己理解

Mさんのように、一緒に訓練を受ける利用者さんと関わることで、ご自身の課題や長所に気づく方は多くいます。同じ作業をしていて同じところでミスをしたり、話してみたら似た悩みを持つもの同士だったり、趣味嗜好が似ていたり、自己理解を深めるためのきっかけがたくさんあるようです。

Kaienでは、体験セッションでKaienの卒業生から話を聞く機会もあります。発達障害があり、就労に困って一人で悩んでいるのであれば、ぜひ話を聞きに来てください!