Kaien法人窓口担当の大野です。
発達障害*に特化した就労移行支援Kaienのご利用者の就職の状況をお伝えしている「Kaienマンスリーレポート」。今月も最新の就職実績をお届けします。
就職好調! 秋葉原は早いタイミングでのご利用開始が可能
2018年6月のKaien就労移行支援7事業所全体での就職実績は23名でした。ご入社された皆さま、おめでとうございます! 23名は、昨年6月と比較すると約2倍の就職数です。前回のマンスリーレポートでも記載しましたが、本当に景気の追い風を感じています。
【参考】発達障害に理解ある求人を独自開拓 内定率が高く就職後も安定
現役訓練生の就職が順調なので、新規の訓練開始のご案内も早いペースでお声がけが出来ています。現在、訓練のご利用希望を頂いてから利用開始ご案内までの期間は大幅に短縮されています。特に、秋葉原と秋葉原サテライト事業所は他の事業所に比べて半分以下の期間でご案内が出来る見込みです。江東区や墨田区などの都内東寄りの地域や千葉方面の方々で就労移行支援ご利用をご検討中の方は、このタイミングでご利用説明会にご参加いただくことをおすすめします。
就職までのスピード感は人それぞれ、自分のペースでOK
23名の就職するまでの訓練期間に着目すると、平均の通所期間は約7カ月です。しかしみな押しなべて7カ月程度かというとそうでもありません。その内訳を詳しく見てみると6名の方が通所4カ月で就職というスピード内定を果たしている一方で、1年程度通所されている方が5名いらっしゃいました。
「Kaienは就職までのスピードが早いからペースについていけるか心配」という声を伺うことがあります。実際、通所の期間を平均で取ると7カ月程度なので全国平均と比較すると半分以下の期間です。しかしそれはあくまで平均であって、個々で見てみると1年半通う人もいれば、3カ月程度で就職される方もいます。大事なことはそれぞれがそれぞれのペースで納得感のある就職をすること。じっくり自分のペースで苦手を克服したり、適性を確認したい方も焦らず訓練に通所することが出来ますので、その点は安心していただきたいです。
当事者の話を聞いて就職までのプロセスをイメージ
「自分はどれくらいの期間、職業訓練が必要?」、「どういうプロセスを踏んだら就職できるかな?」。働くまでの道筋がイメージできない人は、ぜひ就労移行支援を検討されている方向けのプログラム「土曜日の職業訓練体験」にご参加ください。現役で職業訓練に通所している訓練生や、卒業して就職している先輩とのコミュニケーションがふんだんにあるプログラムとなっています。「ようこそ先輩」と呼んでいるプログラムでは、Kaienを卒業し半年以上経過している卒業生が登壇し、訓練開始から就職・定着までの体験談を発表してくれます。きっとプログラムを通じて、「自分はこのルートを踏めば就職することが出来るかも」という”ロールモデル”が見つかるはずです。
「土曜日の職業訓練体験」へのご参加については、まずはご利用説明会からお越しください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます