Kaien法人窓口担当の水口です。
発達障害*に特化した就労移行支援Kaienのご利用者の就職の状況をお伝えしている「Kaienマンスリーレポート」。今月も最新の就職実績をお届けします。
2018年7月のKaien就労移行支援8事業所全体での就職実績は15名でした。ご入社された皆さま、おめでとうございます!15名は昨年7月に比べて2倍以上の就職数です。この猛暑の中でも就活を休まず、次々と内定をゲットされる訓練生の方々の熱意には、本当に頭が下がる思いです。
8月は恒例の「Kaien合同面接会」の開催月!気になる企業の給与条件は
8月には、毎回ご好評をいただいている当社主催の「Kaien合同面接会」が3つの事業所(秋葉原、新宿、川崎)で開催され、計17社の企業が参加される予定です。合同面接会の参加企業は、発達障害のある方の特性を理解され、積極的に受け入れを検討されている優良企業様ばかり。多くの訓練生の方々がここでの内定を目標にする、当社の一大イベントです。
今回の合同面接会に参加される企業様の求人にある給与平均を試算したところ、月額17.9万円(フルタイム求人)でした。13万円台と言われている全国平均(精神障害者)よりもかなり高い水準なのはもちろん、昨年(2017年)に当社の就労移行支援を修了された方の平均給与(約17万円)をさらに上回る水準となっています。Kaienの修了生が企業に高く評価されている証拠でもあり、求人をいただく企業様には大変ありがたい気持ちで一杯です。
10月には最低賃金アップ 全体の給与水準を押し上げへ
さらに追い風があります。2018年10月には最低賃金の改正が予定されています。一例として東京都では前年比+27円の985円となり、これはもちろん障害者雇用にも適用されます。
Kaienの就労移行支援の利用者には過去に就労経験がなかったり、まとまった経歴がなく新卒相当の期待値と待遇で企業に入社される方も数多くいらっしゃいますので、最低賃金の上昇は嬉しいベースアップにも繋がりそうです。(一方で、スキルを活かしてさらに高い給与で働きたい在職者の方々は、「マイナーリーグ」をぜひご利用ください)
この4月には障害者の法定雇用率が2.2%へと上昇しており、企業の採用意欲は旺盛です。加えて最低賃金も上がることで、企業がより良い条件で募集を行う傾向は今後さらに加速しそうです。当社もKaien独自求人の開拓を進める中で、さらに待遇の良い求人獲得を進めて参ります。
Kaienご利用開始までの期間が短縮されています
現在、就職実績の好調を受けて、特に都内事業所では新規の職業訓練の申込みをいただいてから利用開始のご案内までの期間が大幅に短縮されています。就労移行支援を利用検討中の方は、ぜひ利用説明会にご参加いただければと思います。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます