本家「13歳のハローワーク」を意識した 「発達障害*の子のためのハローワーク」発売から2年…
2017年に出版し当社出版物の中では最大のヒットになっている「発達障害の子のためのハローワーク」。
てつお(ASD)・こころ(ADHD)・ハイパー(ADHD)・しずか(LD)・あかり(軽度知的)の5人の中学生に、支援級の飯島先生が160種の仕事を紹介する筋立て。
マンガもふんだんで親子で読める上、発達障害を持つ先輩たちの就労体験談や保護者必読のリアルな就職事情もまとめたものでした。
10年後 23歳になった5人が再登場!! 今回は”職場”が舞台
その続編が「(仮)発達障害の人のお仕事ガイド ~自分で出来る工夫と合理的配慮の求め方~」。
「発達障害の子のためのハローワーク」の登場人物の設定年齢は13歳でした。
今回の本では、23歳になって働き始めた5人が再登場。
職場で苦戦をする様子を見るに見かねた飯島先生のもとに集まり、仕事での工夫の仕方や、合理的配慮の求め方を学ぶ筋立てです。
読んでほしいのは専門学校生や大学生の学生から20歳代ぐらいでしょうか。
前回に引き続き、マンガ仕立て、親子でも読める、という感じになっています。
自慢は5人のキャラ設定。いるいる!!と思うようなユニークな設定です。
今日ゲラを手にしました
実は「発達障害の子のためのハローワーク」の出版前から、第2弾の企画方針は決まっていました。
2年半を掛けてようやく皆様に届けることができそうな段階まで来たというわけです。
1年前にも出版直前まで行ったのですが、内容に納得できず・・・。
編集のし直しや、記事の追加をして、見違えるほど良い出来となっています。
発売は2019年11月下旬になりそうです。
文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS、大学生向けの就活サークル ガクプロ、就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴・社長ブログ一覧
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます