コロナウイルス関連 緊急調査② 小中高生編

子どもはそこそこ元気を維持
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前回に引き続き、コロナウイルス関連で緊急アンケートを行った結果をお伝えします。

コロナウイルス関連 緊急調査① 保護者編

今日は放課後等デイサービス TEENS を利用中の小中高生の子ども編です。ご報告の中では最も数は少ないですがそれでも30の回答が集まりました。

 

ストレスは思いのほか低い

緊急調査①「保護者編」でもお伝えした通り、子どものストレスは案外低め。学校行かなくて良くてラッキーという子どもの純粋な反応が強い印象です。また今回のコロナウイルスは科学的に考えると、子どもの重症者はほぼおらず、そもそもなぜ学校を休校にしたのかという政策への疑問が上がっている通り、子どもとしても社会的弱者(この場合高齢者や持病あり)への気遣いはしつつも自分自身は安全だろうという安心感がご家族やご本人にあるからだと思われます。

休校措置の今後

本ブログを投稿している3月17日(火曜)現在では、アンケートに答えてくれたTEENS生が通う学校はすべてが休校中です。その中で、修了式だけは登校するという割合は10%を少し上回るほどでした。首都圏ということもありますが、ほとんどはこのまま長い春休みに突入するようです。

子どもへの精神的影響

2項目前にお示しした通り、ストレスがない、大きな影響がないと答えた子が多いものの、睡眠、やる気、イライラなどでいつものペースを乱されているお子さんもいるようです。(しかし、大人の当事者に比べると子どもの当事者は、影響を受けている割合が案外低いなという印象です。)

ストレス発散は趣味≒ゲーム・ネット

ストレス発散は趣味が圧倒的。概ねゲームと思われます。またネットにつなぐも2番目で、前回の親の心配とシンクロしている印象です。

ポジ面 「社会を知れた」等

今回の騒動を通じて何を学べているか、という問いには下記のような答えが寄せられました。報道を通じて、大人の行動を通じて、子どもは学んでいるんだなぁと印象を強くしました。

  • 1人で家にいることが多くなって、自分のペースで行動する機会が増えました。
  • コロナウイルスにかからない様にする方法がわかった
  • メディアの情報だけを鵜呑みにしないこと。また、手洗いの大事さに改めて気付けた。あとは、なんで皆トイレットペーパーを多く買うのかなどです。
  • 外出を控えなくてはいけないことを理解している。
  • 学校が休みになって自由時間が増えたこと
  • 学校に行かなくてもいい
  • 現役ニートは凄いな。やっぱり、働くことは大事と学んだ。
  • 社会は複雑だなあと分かった。どんな情報も簡単に信用してはいけないと思った。
  • 手洗い、うがいの大切さを知った。マスクを大切に扱おうと思った。
  • 手洗い、うがいをすれば大丈夫かなぁ。
  • 手洗いうがいをしっかりする
  • 清潔さを保つこと

うがいがあるのが私としては意外でした。今回感染症対策としては、ウェブでも既存メディアでも科学的な方法として紹介された中にうがいは無いはず。しかし学校など既存のルールではうがいという部分が刷り込みのように続けられているのだろうなという印象です。

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次回は大人の発達障害の皆さんの対応をお伝えしていきます。就活や雇用維持という現実問題に近い分、不安やストレスが高まっていることがわかります。

コロナウイルス関連 緊急調査③ 就活生編

コロナウイルス関連 緊急調査④ 在職者編

コロナウィルスによる障害者雇用の就職活動への影響は?

 

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴