Kaienは3つの視点からコロナショックを考えています。
一つ目は、Kaienを変革するという視点「明日の当たり前を目指す」
二つ目は、発達障害の人の働き方を多様化する視点「資本主義に発達障害の翼を授ける」
最後の三つ目は、日本の福祉をアップデートする視点「データを重視し科学的でかつ面白く」
一つ一つ説明します。
1 Kaienを変革するという視点「明日の当たり前を目指す」
「発達障害の支援は、対象者も少ないからやめた方が良い」と2009年の起業前にアドバイスされました。それから11年。発達障害はもはや日常語ともいえます。発達障害に特化した支援をする事業所は数えきれないほどあるといってもよいでしょう。
その中でKaienはどんな価値を出せるのか。昨年から「ブランド会議」を開き、Kaienという組織が世の中にとってどういう意味を持っているか、持つべきなのかを話し合ってきました。
その中で出てきたのが「明日の当たり前を目指す」という当社の言葉の再確認です。明日になったら当たり前になっていることを今日作り出そうという行動指針です。
人の移動範囲が狭まり、その分新しい情報が世界を駆け巡るコロナショックの状態は、いわば10年後・20年後の近未来が急に今日訪れたような世界。
この中でどうKaienが行動するかが「普通の支援機関」になるか「明日の常識を作り出せるイノベーティブな組織」になれるかの分かれ目だと思っています。
そこで、当社では今までの支援を一旦忘れ、新しい世界に当てはまるゼロベースの支援を4月から「オンラインのみ」で構築しました。
また6月からは、オンラインと事業所のリアル支援を組み合わせた「ハイブリッド化」を目指し、コロナ共存時代の支援を作り出そうとしています。
創業から10年経ち、どうしても前例踏襲になりがちですが、このコロナショックを機会に、これからも支持していただけるKaienに生まれ変わりたいと思っています。
【参考】「コロナの前には戻らない。新しい、楽しい支援を創造したい。」障害福祉サービスを完全オンライン化したKaienの1カ月 DRIVE掲載記事(NPO法人ETIC.運営)
DRIVE(NPO法人ETIC.運営)で当社の危機対応が紹介
2 発達障害の人の働き方を多様化する視点「資本主義に発達障害の翼を授ける」
「資本主義に発達障害の翼を授ける」これも当社のブランド会議から出てきた当社らしさです。
コロナ共存時代に発達障害はどんな力を発揮してくれるのか?それを創造する一翼を担うこともぜひ当社がしていきたいと考えています。
先日も障害者雇用でテレワークを推進するウェビナーを開催。数十を超える企業の人事にご参加いただきました。コロナショックによって障害者雇用の在宅化が加速するのは確実でしょう。
エッセンシャルワーカーといわれる接客・販売・配送・軽作業などでは発達障害の人たちが多数働いています。真面目で規律を守る特性を活かしながら働いている彼らに評価が得られるように働きかけていくのも必要でしょう。
情報化が一気に加速しエンジニアがより重要になるのも明確だと思います。既に当社でもIT人材を育てるプログラムを走らせていましたが、その流れを求人や活躍の場の確保につなげるため企業と検討を進めていきます。
【参考】Kaienペアトレ特別企画「コロナで変わる就活環境と就労支援」~発達障害の方の就職事情を考える~
3 日本の福祉をアップデートする視点「データを重視し科学的でかつ面白く」
Kaienが作りつつある「明日の常識」。そして「発達障害の翼を授ける雇用形態」。これらのノウハウやネットワークを、想いはあるもののどうしたら良いかわからず足踏みしがちな全国の福祉事業所に共有できないかと考えています。
実際、これまで4回にわたってオンラインセミナーを実施。おそらく昭和の時代からあまり変わっていない障害福祉、あるいは外見だけ変わっているけれどもむしろ中身は悪化した支援と呼べない事業。そういう残念な福祉を一歩でも未来に進めたいという考えでノウハウを共有しました。
これからの支援は「データを重視し科学的でかつ面白く」あるべきと思っています。コロナウイルス騒動は一気に未来に推し進める機会ともいえます。これからも全国の支援機関と共同で新しい福祉を目指していきたいと思います。
【参考】オンライン支援開設セミナー ~新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の中でも福祉事業を安定して継続するために~
【参考】緊急企画第4弾 「福祉でのオンライン支援 実話に学ぶ10のポイント」 ~経営者・管理者・従業員の立場から~
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発信を更に強化しようと、5月もウェブイベントを実施します。ぜひ皆様、ご参加ください。
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