1. 合理的配慮 民間事業主へも義務化へ
合理的配慮。今日の国会で改正障害者差別禁止法が成立し、公的機関に加えて3年以内に民間事業者でも義務化されることになりました。発達障害の方は一般枠で働く方も多く、通常の事業所でも対応に向けた流れが加速しそうです。早速「発達障害と合理的配慮」という記事をアップし、解説しました。
(1) 合理的配慮とは何ですか?
(2) 「合理的配慮」と「障害者雇用での配慮」に違いはありますか?
(3) 民間事業者は努力義務と聞きました。つまり配慮が拒否されることもありえますか?
(4) 合理的配慮に必要な「自己権利擁護」とは何ですか?
発達障害と合理的配慮
2. 厳選動画 「基礎から解説 ”就労定着支援” 徹底ガイド」
KaienのYouTubeチャンネルから厳選動画をピックアップ。ウェブサイトでご確認いただけます。
厳選動画をご紹介
今回は5月に行ったKaien特別セミナーから「基礎から解説 ”就労定着支援” 徹底ガイド」をご案内します。
また今月も「ハイライト版」をご用意。これまで1時間ほどの長尺動画を3分に短縮しているほか、まとめ記事も作成しました。
3分で読めるKaien特別セミナー 就労移行支援利用者がみずから才能を企業にアピール! 「才能ドラフト会議 Presented by Kaien」
- 3分で読める記事 https://www.kaien-lab.com/faq/3-faq-employment/draft01/
- YouTube動画 https://youtu.be/oMpmmISfPfk
3. イベント情報「新卒向けも!発達障害・グレーゾーンの特性を活かせる仕事紹介」
自宅からオンラインで気軽に参加!マイナーリーグ説明会は発達障害の方を積極雇用する企業の採用担当者にライブで質問できる就活イベントです。今後は3つのイベントが予定されてています。
マイナーリーグ説明会 発達障害・グレーゾーンの特性を活かせる仕事紹介
- 2021年6月15日 明治安田ビジネスプラス(中途採用向けオンライン採用説明会)
- 2021年6月17日 株式会社マイナビパートナーズ(オンライン採用説明会)
- 2021年6月22日 明治安田ビジネスプラス(新卒向けオンライン採用説明会)
ご予約は → https://www.kaien-lab.com/job/job-interview/
また、Kaien特別セミナーでは、お金などの生活問題、就活や定着についてためになる話題を複数回開いています。体験型のイベントも開催。ご興味・ご関心のあるイベントにご参加ください。
Kaien特別セミナー
- 6/15(火) 19:00 Kaien特別セミナー 「基礎から学ぶ 就労移行支援<徹底ガイド>」
- 6/20(日) 16:30 皆様の ”発達障害×お金”のお悩みにお答えします「お金のハッタツ百科事典 第2回」
- 6/26(土) 11:00 親子で参加OK「発達障害学生のための就活キックオフ講座」
ご予約は → https://www.kaien-lab.com/information/cheerups/
ウェブ開催!無料イベント
講演・研修依頼
4. 企業人事の方向け セミナー「発達障害のある学生の伸びしろと可能性」
障害者雇用や発達障害・グレーゾーン社員の活躍方法にご関心のある企業の人事・現場担当者向けセミナーを月1回を目途に開催します。
- 6/17(木) 13:30 求職者アンケートから探る 「本業で活躍できる人財への採用リーチ」
- 7/8(木) 13:30 新卒採用で成功させる障害者雇用 ~発達障害のある学生の伸びしろと可能性~ ゲスト:岩間裕様(マイナビパートナーズ パートナー雇用統括部 統括部長)
ご予約は → https://www.kaien-lab.com/information/cheerups/
5. メディア掲載情報 <47NEWS(よんななニュース)>
47NEWS(よんななニュース)に当社活動が取り上げられました。
2020年5月23日 発達障害を正しく理解することはダイバーシティ実現の一歩 きゅうくつなムラ社会から脱するために
47NEWS(よんななニュース)に当社活動が取り上げられました
6. 今月のQ&A <ガクプロで出来ること、出来ないこと>
お寄せいただいた質問に当社代表取締役の鈴木慶太がお答えします。
ガクプロで出来ること、出来ないこと
まずは当社の学生向けサービス、ガクプロで出来ることと出来ないことから2問です。
発達障害・グレーゾーンの学生向け
Q1. 薬学部3年生の保護者です。留年してしまい、今年2度目の3年生です。今年単位を落とすと、放校となります。発達障害グレーゾーンの診断をいただきました。学習計画を立て、コツコツ取り組む事ができません。本人にあった学習方法を探しております。このような相談を受けていただけるのでしょうか。
学習計画を立てコツコツ取り組むことができなくても、①課題を理解できるか?、②課題を出せるか?、の2つが出来れば単位は取れる可能性が高くなると思います。換言しますと、学び方があっていても、現在学ばれている学問で①・②がクリアできないと苦しいということになると思います。
残念ながらKaienのガクプロでは学外のことをサポートする形になっていて、学内のことはやはり大学や専門学校の方のサポートが一番です。学生相談室や勉強を教えてくれる部署があると思いますので、そこに繋がって合理的配慮を受けながら、①・②が可能かを探るのだと思います。(そのような大学の相談機関の活用の仕方についてはガクプロでもご相談に乗れます。)
薬学部という事で単位を取得しても次は実習など厳しい課題が続いていくと思います。可能性として退学なども考えながら、それでもマイナスではなく就職に向けて違う道を探そうとポジティブに取り組んでいただくことが重要だと思いますし、そのようなPlan B、Plan Cという代替の道を用意することもガクプロでお手伝いしています。
Q2. 高校は平和に卒業する事ができました。附属高校というのもあり大学受験にさほど苦労もなく都内の大学に入学しました。最初は遅れても課題提出していましたが、各教科の大量のメールに処理しきれず、オンデマンド授業も後回しになり課題未提出、zoom授業も欠席している事がわかり、先日助けを求めて大学の保健室に相談してきたばかりです。息子は諦めはじめ、全てが面倒臭いとやる気もなく、悪循環になっています。今すぐにでも休学させた方がいいのか、なんとしてでも課題を全て提出させた方がいいのか、一日でも早く今の状況を変えてあげたいのですが、息子もガクプロが利用できるようになったら良い方向に変えられるだろうか、大学にどのような支援を求めたらいいのかとても悩んでいます。大学生向けの支援について知りたいです。
こちらもまず大学の課題については、ガクプロではなく、大学でしっかりサポートを受けることが重要でしょう。
文章を読む限り、疲労困憊・戦意喪失ぎみに見えますので、支援を受けることもまだ難しいかもしれません。そうであれば確かにまずは休学で体制を立て直すのが良いと感じました。その際の日中の時間を使い方や次はどのような学び方を目指すかは大学に合わせて当社のガクプロの平日日中(サードプレイス)を使っていただくのが良いでしょう。
課題の提出は強制ででも提出出来ればそれは短期的には良いかもしれませんが、最終的に働く場面で親は助けられません。あまり親が具体的な意思決定まで介入しすぎると、かえってご本人の自立の力をはぐくめなくなります。大学を卒業しなくても人生は続くことを多くの例を見て知っていただきたいです。(このあたりはガクプロに入っていただくと確かにご支援できる部分です。)
もちろん大学を卒業しないほうが良いとお伝えするつもりもありません。ご本人も卒業への想いがあるから、想定通りにいかずに苦しんでいらっしゃるのだと思います。ただし上手くいかないときも道があることを知るのは、目の前の壁への挑戦の意欲を上げる可能性が高いと思います。周囲も悲壮感を漂わせず、少し時間もかかると思いますが、一つ一つ問題を解決していかれると良いと思いますし、そのような大きな段取りを見据えた細かな施策のアドバイスはガクプロで行える部分化と思います。
Kaienの就労移行支援についてのご質問
今月中旬に就労移行支援についての制度説明をご案内するセミナーを開催します。【6/15(火) 19:00 Kaien特別セミナー 就労移行支援<徹底ガイド>】です。その場で取り上げる内容に重なりますが、こちらでも簡単にお答えします。
Q1. 発達障害またはPTSDにより発達障害に似た症状が出ている可能性を心理士さんから指摘された者です。まだ病院探しをしている段階で診断もされていないのですが、利用することは可能でしょうか。
障害者手帳、あるいは何らかの診断書が無いと就労移行支援事業は利用できません。ただし心理士の方から指摘されたということは病院・クリニックで診断書を得られる可能性が非常に高いでしょう。障害者手帳や障害年金は初診から月日が経たないと申請ができませんが、就労移行支援に必要な障害福祉サービス受給者証は直ぐに申請ができます。このため、病院・クリニックにかかったら速やかに就労移行支援のご利用も医師に伝えるとスムーズに手続きが進むでしょう。
Q2. 通所には交通費は自己負担でしょうか?
はい。交通費を支給している事業所もありますが、その行為は行政からは金品授受にあたり禁止されている、と当社は理解しています。このため交通費は自己負担になります。ただし相当数の自治体では、交通費が一部または全額補助されますので、お住まいの自治体で就労移行支援に通う際の交通費補助が無いかを確認してみてください。
Q3. 就労支援を利用したいのですが、金銭面に不安があります。何か利用できる制度とかはありますでしょうか?
様々な制度があります。決して使い勝手が良いとは言えないかもしれませんが、まとめサイトがありますので、ご確認ください。
就労移行支援利用中の生活費はどうしてる?
Q4. 安定するまで時間はかかると思うので、週2,3日から利用を希望しています。それは可能でしょうか。
はい。可能です。ただし安定したら原則週5のご利用にされることをお願いしています。
Q5. 遠距離地域ですので 通学ができません。週何日以上通わなければいけない等条件はありますか?
特にはありません。しかし事業所に物理的に通えない場合は、お住まいの自治体からの利用許可が出ない場合があります。あらかじめ自治体の窓口(障害福祉課)などで確認してください。
Q6. プログラマーに転職して、正社員になりたいと考えております。そちらの授業を受けることは可能でしょうか。
はい。可能です。当社ではクリエイティブコースという特化カリキュラムも用意しています。
クリエイティブコース
Q7. うつ病の診断を受けていて、発達障害の診断は出ていません。利用できるのか相談させてください。
はい。問題なくご利用いただけます。
Q8. 利用開始までに待ち期間はあるのでしょうか?5年ほど前に利用を検討したことがあるのですが、その時は定員が埋まっていて数ヶ月待ちでした。
待ちは事業所によりますが、ない、もしくは少なくなっています。ここ1年当社も拠点を拡大して、待機期間なく使っていただけることが多くなってきました。
7. Kaien社長ブログ
掲載日:2021年5月11日 イーロン・マスク氏 アスペルガー症候群を告白!?
イーロン・マスク氏 アスペルガー症候群を告白!?
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