2021年8月に開催したKaien特別セミナー「発達障害当事者かつファイナンシャルプランナーの3人に聞く 第3回 お金のハッタツ百科事典(”発達障害”×”お金”のお悩みにお答えします)」を取り上げます。このセミナーでは発達障害*当事者でファイナンシャルプランナーとして活躍されている3名の方に、皆様からの質問に答えていただき、発達障害のある人のお金の悩みをお答えしていただきます。
今回の登壇者
- 岩切健一郎さん(合同会社ひなた 代表社員・CFP6教科合格)
- 宮原秀樹さん(FP1級・異才ネットワーク 大人の発達凹凸の会 iroiro~イロイロ~)
- 宮田慎太郎さん(FP2級・「みやっち先生」)
動画
テーマ:お金の使い方
質問:親が日常生活の中でお金の管理を教える必要があると思っているが、どうすればお金の使い方を楽しく教えられる?
宮田さん:楽しく教えるには、まず最初に何をしたいか?を膨らませる。何がしたいかをピックアップして一番やりたいものに丸をつけ、いくらお金がかかるのかを子供と一緒に考える。そこから一番楽しいと思うものを選んでいく事が、お金を管理していく上で自然と楽しく教える事に繋がる。
質問:お金ってどうすれば味方になる?FPを取得してお金ってこうなんだと理解した部分、また当事者としての工夫・考え方は?
宮原さん:お金を味方にするためには追いかけない事。お金を追いかければお金に逃げられてしまう。FPを取得してお金ってこうなんだと理解した部分は、投資を怖いものだと遠ざけてしまうのは逆にリスクがある事が分かり、役に立った。当事者としての工夫・考え方は、苦手なことは得意な人に任せる事である。
質問:お金があればあるだけ使ってしまう成人した息子。今から計画的に使うことは出来る?
岩切さん:厳しい言い方だが、ご子息様がご自身で気づかないと治らない。もし頼ってきてくれたら一緒に管理する。例えば、お給料を貰った時に貯金する分を親御さんの方で預かり、残りのお金で生活するような癖付けをさせる。
質問:最後に一言、メッセージを。
岩切さん:自分一人でするのではなく、誰かと一緒にやるのも大事です。一人じゃできない所を知識と時間を使ってサポートするのがFPの仕事なので、専門家に頼むのも非常に大切な事だと思います。
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いかがでしたでしょうか。
他にも、
「診断前に加入した変額保険は変更すべき?」「お金の勉強をするのにお勧めの本は?」
など様々な質問にお答えいただいています。
その様子は、ぜひ動画フルバージョンをご覧ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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