今月の時事ネタ「貸農園での障害者雇用の代行ビジネス」

1. 配慮が得られる得意が活かせるお勧め求人

”とがり”を活かす！障害者雇用　就職・転職サイト「マイナーリーグ」のお勧め求人をご紹介します。

能美防災：市ヶ谷の本社、全国の支社（北海道～沖縄）で事務職を同時募集！正社員登用あり。契約社員のあいだも賞与支給対象（賞与額は5、6か月分を想定）の好条件の求人です。
オービックビジネスコンサルタント：2024年新卒向け求人です。総合職として採用研修後、適性に合わせて①システムエンジニア②システムコンサルタント③インストラクターの職種に配属予定。
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2. 今月の時事ネタ　「貸農園での障害者雇用の代行ビジネス」

この1ヵ月は農園をつかった障害者雇用代行ビジネスが各メディアで概ね否定的に取り上げられました。共同通信のニュースや当社の解説動画は下記の通りです。

【時事ネタ解説】障害者雇用代行急増！法定雇用率目的 800社利用

障害者雇用「代行」急増　法定率目的、800社利用　（共同通信 1/9）
「障害者は喜んで農園で働いている」はずが…国会がＮＧを出した障害者雇用〝代行〟ビジネス　大手有名企業を含め８００社が利用（共同通信 1/28）

一方で本来農業と福祉を結び付けようという動きは「代行ビジネス」以外でも積極的に進んでいます。
中でも、今夜はKaienのYouTube LiveでJA系の農福連携企業の皆様にご登壇いただき、今回の”騒動”について伺っていきます。ぜひご覧ください。

今夜 YouTube Live！【2023.2.10（金） 19時～】
時事ネタ解説「障害者雇用代行ビジネス：農園型雇用の論点」
ゲスト：池田亮直氏（株式会社農協観光農福連携事業課課長）他

3. メディア・講演情報

メディア

2/8　フィールヤング 2023年3月号「発達障害*なわたしたち」
1/31　週刊SPA 「仕事ができない＝発達障害」と決めつけられ…日本の会社で理解が進まない現状
1/30　週刊エコノミスト Online オムロンが募集要項でうたうのは「コミュニケーション＜技術力」

講演

1/31　中央区地域家庭教育学習会「発達障害と学校との付き合い方　前向きな特性理解と合理的配慮のススメ」（東京・中央区）

講演研修依頼： https://corp.kaien-lab.com/media-lecture/lecture-request
メディア掲載一覧： https://corp.kaien-lab.com/category/media-lecture/publicity

4. 動画公開　明日！「知能検査の活用法と限界」

先月300人以上の方にご参加いただいたKaien特別セミナー「知能検査の活用法と限界」。録画編集したものを明日（2023年2月11日）YouTubeでプレミア公開します。

知能検査については誤解も多く、数値の高低で一喜一憂したり、IQを伸ばすためのビジネスに惑わされたり、当事者やご家族にとってトラブルや悩みの種になってしまうこともあります。この動画をご参考に検査を受けるタイミングや結果を生活・支援に活かす方法をご確認ください。

YouTube Live 明日正午（2/11）Kaien特別セミナー「知能検査の活用法と限界」
講師：熊仁美氏　特定非営利活動法人ADDS共同代表、博士（心理学）、公認心理師

5. 今月のQ&A ＜双極性障害に関する支援＞

お寄せいただいた質問に当社代表取締役の鈴木慶太がお答えします。

＜就労移行支援と自立訓練（生活訓練）の同時利用＞

Q1.「生活訓練」と「就労移行（IT強化拠点）」に特に惹かれているのですが、同時に行っている事業所は少ないようです。途中での事業所の移動や並行での訓練などは行うことができるのでしょうか。（例：生活訓練を津田沼で、生活訓練が安定した後職業訓練を秋葉原で、など…）

A. これは行政のルールで「就労移行支援」と「自立訓練（生活訓練）」の同時契約・同時利用は出来ません。つまり質問に書いていただいた「並行での訓練」は出来ません。そこで2つお伝えしています。

Plan A）最初に自立訓練（生活訓練）を利用して、その後、就労移行支援を利用する。既に質問に書いていただいた「途中での事業所の移動」に当たります。

Plan B）実は「就労移行支援」でもライフスキル講座はありますし、「自立訓練（生活訓練）」でもPC／IT講座・就活講座などの仕事に直結するカリキュラムはあります。つまり一部重なることもありますので、どちらかのみのご利用で事足りる可能性もあります。

詳しくは下記のカリキュラムを改めてご確認ください。

参考）「就労移行支援」のカリキュラム
参考）「自立訓練（生活訓練）」のカリキュラム

＜資格を活かした就職＞

Q2. 薬剤師資格を活かした就職が理想。55歳でASDが発覚し、今まで看護師をしてましたが現在無職です。就職先はありますでしょうか？

A. もちろん可能でしょう。現在、Kaienは調剤薬局とのプロジェクトをスタートさせていますので、そこにご関心がありましたらご確認ください。ただし障害者雇用でIT以外の資格は薬剤師も含めて活かせる働き方はまだ少なめです。このため一般雇用で障害をオープンにしていくことも検討されると良いでしょう。

参考）調剤薬局による「発達障害人材が地域医療を支える」新しい雇用モデルへのチャレンジ

＜双極性障害に関する支援＞

Q3. 双極性障害に関する支援はございますでしょうか。

A. もちろん支援しています。発達障害の二次障害で不安障害・うつ・双極性障害がある方、睡眠に関する苦しみを感じている方、それに関する服薬をしている方は多く、利用者の半数を超えます。また発達障害と明確な診断はないけれども、当社のプログラムがあっている、あるいはご自身で発達障害を疑っていらっしゃる精神障害のみの診断の方もご利用いただいています。

単純化してご説明すると発達障害系には環境調整や体験を通じたアプローチを、精神障害系には負荷軽減やカウンセリングを通じたアプローチを行っています。

最後に4月に発達障害と双極性障害をテーマにしたウェビナーも開催予定です。ぜひご覧ください。

参考）4/19(水)19:00 医師に聞く「発達障害グレーゾーンと双極性障害」
原田剛志先生（医療法人悠志会パークサイドこころの発達クリニック理事長）
ご予約URL　https://www.kaien-lab.com/information/cheerups/