電通総研は、1975年に電通と米国屈指の優良企業であるGE社とのジョイントベンチャーとして設立された、日本有数のIT企業です。金融・製造・ビジネス(経営管理)・コミュニケーションITを事業領域とし、コンサルティング、業務アプリケーション、IT基盤構築・運用などのソリューション・サービスを提供しています。
電通総研グループは、社員一人ひとりの多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んでいます。その一環として、障害のある方の雇用にも積極的に取り組んでおり、2024年6月時点でグループ全体で80名弱の障害のある社員が活躍しています。ハーブの栽培や加工を行う鶴見サテライトオフィス、各種オフィスサポートや社内カフェ事業を行っている特例子会社の電通総研ブライト、あん摩・指圧等を行うマッサージルーム、事業支援を行うビジネスサポートセンター(通称BSC)など、多岐にわたる事業で多様な障害のある方々が活躍しています。
この度、事業成長に伴う業務拡大に対応すべく、品川本社にオフィスを置き、PCを使ったオフィスワークで本業に貢献している「品川BSC」で追加募集を行うとのこと。業務管理や定着サポートを担当するスタッフの皆さまに、詳しくお話をお伺いしました。
未経験からでもチャレンジ可能 事務作業やデザインなど多様な業務
■品川BSCではどのような業務を行っているのか教えてください
品川BSCでは、電通総研の事業部門・管理部門から様々な業務を受託することで事業に貢献をしています。
受託している業務を細かく分類すると40種以上になりますが、大きく分けると契約書管理業務、ウェブサイト編集業務、デザイン業務の3つに分けられます。
業務の分類 | 具体的な内容 |
---|---|
契約書管理業務 | 文書管理システムへの各種申請書・契約書の登録、顧客管理システムのデータ整備など |
ウェブサイト編集業務 | 社内向けWEBページのメンテナンスや運営オペレーションなど |
デザイン業務 | 社内で使用するアイコン・イラスト等の制作、社内報の記事制作など |
現在品川BSCでは13名のメンバーが勤務していますが、みなさん得意分野はそれぞれ異なります。3つのうち1つの領域で専門性を高めているメンバーもいれば、複数にまたがって活躍するメンバーもいます。ウェブサイトやデザインというと、経験のない方にとっては難しく聞こえるかもしれませんが、入社後にトレーニングしてソフトウェアの使い方を習得し、業務で活躍しているメンバーもたくさんいます。学ぶ意欲さえあれば、未経験からでも十分にチャレンジすることができる環境です。
■日々、業務はどのように行われているのか様子を教えてください
現在品川BSCでは、在宅勤務を中心とした働き方を行っており、現在(2024年12月時点)は出社勤務の頻度は月2回としています。大半はそれぞれの自宅でリモートワークをしてもらっています。
採用面接の際によく応募者の方から「業務時間中はオンライン会議をつなぎっぱなしにするのでしょうか?」と質問されることがありますが、当社では常時カメラをONにして作業してもらう、ということは行っていません。業務時間管理は、開始時(9:30)と、昼休憩に入るとき、昼休憩から戻って業務を再開するとき、そして終業時(17:30)の1日4回、チャット上で報告をしていただいています。メンバーは皆さん責任感のある方が多く、それぞれが自律的に責任感を持って仕事に取り組んでいるため、業務時間中の細かい見守りは不要だと考えています。
各部門からの業務の発注受けや、工程管理や納期調整などは私たちジョブコーチが行い、各メンバーにアサインをしています。もちろん業務上で必要なタイミングで、オンラインでのコミュニケーションを行うことはよくありますが、業務上に必要なやり取りは、おおむねMicrosoft Teams のチャットコミュニケーションで完結することが多いですね。
在宅勤務中心でもチームワークを大切に
■業務は基本的にそれぞれが単独で案件の対応を行うのでしょうか?
いえ、業務は単独では行いません。どの業務でも、作業を行う「担当1」と、その成果物をチェックする「担当2」の2名体制で業務を行います。
2名体制にする理由は業務の品質の責任が個人に依存しないようにするためです。データ入力など明確な答えがある業務ではチェックを通すことでより品質が高まりますし、デザインについても作成者とは別な視点を入れて成果物を吟味することで、より品質に高いものにすることができます。
■在宅勤務中心の環境で、チームで仕事をする難しさはありませんか?
メンバー同士は私たちから見るかぎりは仲が良く、現時点では人間関係で問題が発生することはありませんね。チームで仕事をするときも、和気あいあいとお互いを気遣いながら仕事をすることができています。
おっしゃるとおり在宅勤務中心の働き方は、通勤の負担が軽減されるメリットがある一方で、出社勤務と比べてチームビルディングや信頼関係の構築などが難しくなる傾向があります。そのため、様々な工夫をしています。
具体例としては、月2回の出社勤務の日は、出社メンバー全員で同じ業務を行うようにしています。1ヶ月のなかで限られた時間ではありますが、共同作業を行う時間がメンバー同士の関係構築につながっていると感じています。出社を増やすことで負担を感じるメンバーもいるので、バランスを調整しながら試行錯誤を続けています。
■正社員登用や評価制度について教えてください
電通総研グループで働く皆さんには、一人ひとりに合った成長の機会を作って行きたいと思います。それを後押しするための、適正な評価制度の運用に努めています。
評価は半年ごとに目標設定を行い、期の終わりに評価面談を行います。勤怠などの自己管理能力や、業務の習熟度などを加味して査定を行い、それに応じた昇給制度があります。また、半期ごとに個人業績に応じた評価を行い、賞与が支給されます。
正社員登用は、積極的に行っています。契約社員3年目の終わりにそれまでの勤務状況を評価し、正社員登用試験の受験資格を判断します。実際に多くのメンバーが正社員として活躍していますが、さらに一人でも多くの方が正社員へのステップに進めるよう、私たちも目標設定面談や日々の業務サポートで後押しをしていきたいと考えています。
多彩な人材に活躍してほしい
■サポート体制について教えてください
業務支援担当の横田、柴田とは別に、定着支援担当として企業在籍型ジョブコーチを配置し、2週間に1度の頻度で一人ずつオンラインまたは対面での定期面談を行っています。
業務上の上司となるスタッフとは別の立場から日々の業務のやりがいや、困りごとの聞き取ることで、個々の不安解消につながっています。また、必要に応じて面談で聞き取った内容を業務支援担当に伝え、解決すべき課題があれば速やかに連携して課題を解決しています。
必要に応じて生活面やプライベートでの不安なども相談しやすいことも、業務のラインとは異なる立場での定着支援のメリットだと感じています。
■ご活躍されている先輩社員はどのような方が多いでしょうか。また、応募を検討するうえではどのような方がフィットするでしょうか
品川BSCは2019年に立ち上げて5年が経過しました。品川BSCに勤務している12名は、素直で真面目な方が多い印象です。お互いの仲間意識も強く、穏やかで仲の良いチームになっていると思います。
とはいっても、「コミュニケーションが得意でチームワークを大切にする方を採りたい」という条件を持とうとは思っていません。人はそれぞれに多彩です。なかにはコミュニケーションやチームワークを苦手だと感じている人もいらっしゃるでしょう。現状のチームのカラーにフィットしないからといって、選考で排除をするような組織にはしたくないと思っています。
コミュニケーションが好きで和気あいあいと仕事をしたい人も、一人で集中して黙々と業務に取り組んでいたい人も、それぞれが自分らしく活躍できる職場であることが理想的です。現状の良い文化は残しつつも、新しい人が入ってくれば、その影響によってチームのカラーも少しずつ変化していきます。そのチーム全体の変化を楽しんでいけるとよいなと思っています。
■最後にご応募を検討されている方へのメッセージをお願いします
共に変化を楽しみ、一緒に成長できる仲間を増やしていきたいと考えています。選考プロセスでは体験実習も行います。ご自身に合う環境かどうか、ぜひ確かめていただきたいです。ご関心がある方はまずはご応募いただけると幸いです。お会いできることを楽しみにしております。
■取材協力
株式会社電通総研
コーポレート本部ワークサポート部
板垣 康子さん
守田 奈緒子さん
柴田 夏希さん
横田 佑香さん
電通総研の求人に応募するには
2025年春の入社に向けて採用を行っています。以下の日程でオンライン採用説明会を開催しますのでご関心がある方はぜひご参加ください。
・2025年1月24日(金)昼の部(13:30-14:30)
・2025年1月24日(金)夜の部(18:30-19:30)
ご予約はこちら
求人概要
・勤務地:在宅勤務中心。月2回の出社は東京都港区(JR品川駅から徒歩10分)
・勤務時間:9:30 ~ 17:30(出勤時間の通勤ラッシュを負担に感じる方は個別にご相談に応じます )
・給与・賞与:月給 194,400円 ~ 271,200円、賞与は年2回の評価に基づき支給
・業務内容:PC操作を中心とした事務作業、ウェブサイト編集、デザイン業務等
求人要項の詳細はマイナーリーグからご確認ください。