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Kaienニュースレター 2013年2月号
Kaienは、発達障害の方が強み・特性を活かした仕事に就き、活躍する事を応援するプロフェッショナルファームです
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- Japan Venture Awards 2013 受賞候補者に
- 新宿事業所は4月オープン予定 Kaien(就労移行)とTEENS(児童デイサービス)の複合拠点です
- 採用情報 2月22日にオンライン会社説明会を開催予定
- 今月のメディア掲載情報 TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」 NHK「視点・論点」に出演
- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします (今月は12のご質問・ご意見にお答えしています)
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1. Japan Venture Awards 2013 受賞候補者に
独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催の、起業家を表彰する Japan Venture Awards 2013で、当社が受賞候補者となりました。2/20の表彰式でどの賞を受賞するかが発表されます。下記ウェブサイトから当日のイベントへの出席も予約出来ます。
Japan Venture Awards 2013
開催日時:2013年2月20日(水)13:00~18:00
会場:六本木ヒルズ森タワー アカデミーヒルズ49階(東京都港区六本木6-10-1)
プログラム http://j-venture.smrj.go.jp/archive/2013/index.html
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2. 新宿事業所は4月オープン予定 Kaien(就労移行)とTEENS(児童デイサービス)の複合拠点です
今春、東京第2拠点となる新宿事業所がオープンします。4月1日のオープンを予定しています。新宿は子ども向けと大人向けの複合拠点です。
子ども向けは民間の塾から「児童デイサービス(正式には児童発達支援・放課後等デイサービス)」として福祉サービスとなるTEENS。大人向けは、秋葉原事業所のプログラムとほぼ同じ内容となる「就労移行支援事業所」です。定員はそれぞれ10名、20名です。利用説明会で新サービスの詳細をご紹介しています。
【無料】 (子ども向けサービス)TEENS利用説明会: http://www.teensmoon.com/flow/seminar/
【無料】 (大人向けサービス)Kaien利用説明会: https://www.kaien-lab.com/forhfa/forhfa/
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3. 採用情報 2月22日にオンライン会社説明会を開催予定
当社ではサービス管理責任者や児童発達支援管理責任者の有資格者を募集中です。ブリッジ・コンサルタント(発達障害者と企業・社会をつなぐ職種)、職業訓練講師も募集しています。
まったく新しいタイプの会社、事業のため、いったいどういう職種があるのかわからない、という方が多くいます。そこでYouTube上でのオンライン説明会を2月22日に開催予定です。ライブでご覧いただけるだけでなく、後日視聴もできます。『発達障害の方が強み・特性を活かした仕事に就き、活躍することを応援するプロフェッショナル』が集うKaienでぜひあなたの人間性と能力を開花させて下さい。
Kaien/TEENS 採用についてのオンライン会社説明会:
2月22日(金) 20時~(30分程度) http://www.youtube.com/user/KaienJpn
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4. 今月のメディア掲載情報 TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」 NHK「視点・論点」に出演
1月12日(土)放送のTBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』に当社代表の鈴木がゲストとして生出演しました。「今週のスポットライト!!」で約30分間、起業の経緯や発達障害と雇用についてインタビューを受けました。
TBSラジオ 久米宏ラジオなんですけど: http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/guest/20130112.html
また1月25日(金)には、NHKの「視点・論点」に鈴木が出演しました。「発達障害の特性を生かして」というテーマで発達障害と雇用についての話題を10分間お話しました。
NHK視点・論点サイト(無料):公開期間は終了しました。
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- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。今月もたくさんの方からお声をいただいています。
<大人の発達障害について>
Q1. 不向きな職に「開発(上流)」とあり、信頼感が増しました
鈴木. 発達障害の方、とくにアスペルガー気質の方が、ITに向いているというのは、ステレオタイプ的な考え方だと思います。たしかにイチかゼロかの世界ですので、原理原則は理解しやすい世界かと思います。ただし上流工程になると当然お客様のブレがちなニーズに対応する力や、お客様の明確になっていない部分を補って想像してあげる力が必要になります。このため、当社ではどの業種・職種であっても、「後工程・下流工程」が向いている可能性が高いとお伝えしています。
Q2. 現在、求職活動の職務経歴書作成で、自己PR文に苦慮しています。(一般の、中高年向けキャリアカウンセリングで相談はしましたが)何か参考にできることがあればと、ニュースレターを申込ます。
鈴木. 自己PRというのは自らの心の中を見ると分かるものではなく、客観的に自分を捉えて、自分を商品化する作業です。客観視が苦手で認知のズレが起きやすい特性である発達障害の方にとっては、難しい作業だと思います。「嘘をつかずにまっすぐ書いて下さい」と助言する支援者もいると思いますが、嘘をつかずに発達障害の人が自己PRを書くと、自虐的な、ネガティブな話になってしまいがちなため、あまりよいアドバイスに思えません。その辺りの勘所を掴んで、就職活動のサポートをできるように当社では心がけています。
<子どもの発達障害について>
Q3. 現在、中学一年生のアスペルガー症候群の息子と暮らしてます。今の息子の興味対象はテレビゲームで、未だに将来の方向性を見出せない状態です。可能な限り中学生時代に将来の方向性を決めて、取り組むべき勉強の必要性についてもう少し自覚を持ってもらいたいと考えております。就職活動はまだ先の話ですが、可能であれば説明会など、積極的に参加させていただきたいと考えておりますが、対象者の年齢制限などはありますでしょうか?
鈴木. TEENSに関しては、18歳になるまで(ただし17才のうちに利用を始めれば20歳になるまで)利用できます。TEENSはKaienでのノウハウをお子様向けにアレンジしたものになります。このため中学1年はどまんなかのターゲット層になります。TEENSも利用希望が多く、ウエイトリスト(待機者リスト)を作る可能性がありますが、利用説明会は随時開催していく予定です。ご参加頂ければと思います。 一方Kaienの方の利用説明会は、ご本人(あるいはお子さん)が18才以上の場合に限っています。
Q4-1. コミュニケーション力が低く、何らかの発達障害が疑われる長男が4月から大学生になり、上京する可能性があります。今まで、学校の勉強が中心の生活で、社会性は低いです。学校や部活動などで自然に学んでいくべきでしょうが、彼にはハードルが高く、丁寧に教える必要がある気がします。気がつくのが遅かったため、もはや親の言う事は聞かない年齢なので、親が手取り足取り教えるのは難しくて困っています。そのような、学生が、コミュニケーションスキルを学んだり、社会性を伸ばすような訓練を受けるところがあるでしょうか?
Q4-2. 私の息子(大学3年生・現在休学中)が最近病院で広汎性発達障害という診断を受けて、とてもショックを受け、毎日「死にたい」と言って、親である私も悩んでおります。NHKのオンデマンドの「視点、論点」で偶然鈴木社長とkaienのことを知りました。すがる思いでご指導を受けたく思っております。
鈴木. 学生向けを4月から始める予定です。はじめは小規模になりそうです。民間サービスとしてご家族から料金を頂く形になります。福祉サービスではないので診断は必要ありません。ただしご本人のある程度の客観性=社会とのズレの理由の理解、が必要になります。それがないと自分を極端に責めたり、他人や社会システムを忌み嫌ったりするからです。当社はその辺りの「心変わり」を行うことは残念ながらまだ出来ていないと思っています。人によって経路は違いますが、自分の現状を受け入れる力が育つまで、周囲の方はゆっくりと見守って頂ければと思います。
<当社全般について>
Q5. Kaien様は、就業紹介に、年齢制限は、ございますか。年齢制限にかからないのなら、積極的に、貴社の指導の下、働きたいです。
鈴木. ありません。
Q6. 横浜市の支援は25歳までと書いてありますが36歳は対象外でしょうか。真面目で誠実なので社会の役に立てるようになって欲しいと思っています。お力添え頂けたらと願っております。トレーニングを受けるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
鈴木. 横浜市での当社については、横浜市のモデル事業を請け負っている形です。このモデル事業はあと1年程度続く予定です。このため秋葉原や新宿で展開している、あるいは展開予定の当社サービスとは若干性質を異にします。25才というのは一応の目安ですが、当社は請け負っている業者にすぎず、最終的な判断ができません。当社の横浜での事業については、横浜市の発達障害者支援センターにお問い合わせ下さい。
Q7. 発達障害とはっきり診断されてはいません。精神障害者です。ですが、症状として発達の方とかぶるところはございます。そういった私でも何らかの支援は期待できますか。
鈴木. 当社は大人向けのサービスは主に福祉サービス、つまり診断が有る方が中心になっています。学生向けと在職者向けの二つのサービスについては、個人からお代を頂く形、つまり民間サービスで行なっています。
Q8. 私は福祉の仕事は短くないのですが、自閉症傾向の方はまだ良いのですがアスペルガーの方等に対しては有効な支援を出来ていないのが現状です。アスペルガーの方にも構造化をはじめとする有効な方法論をお持ちなのでしょうか?企業秘密もお有りでしょうが勉強させていただける事をレターに期待をしています。
鈴木. 発達障害に特化した、と宣伝させてもらっていますが、実際にはビジネスの世界で至極当然の事(=視覚化、構造化、目的・目標の明確化)を行なっているだけです。ですので企業秘密というよりも、しっかりとビジネスパーソンとして優れた人材を集めて、彼らにしっかりと働いてもらう、というのが当社になります。講演でもかな~り具体的にお話していますので、ぜひご参加下さい。今後予定している講演は鈴木のブログで随時ご紹介しています。
鈴木のブログ: https://corp.kaien-lab.com/category/staffblog
具体的には・・・
・02/18 ぶれいん・ゆに~くす 発達障害者就労支援者育成事業・東北ブロック (仙台)
・02/24 やまがた若者サポートステーション 《第6回》発達障がい者の就労支援の課題(山形)
・03/01 地域科学研究会・高等教育情報センター 発達障害学生の就労とキャリア支援策(東京・麹町)
・03/02 いわき市障がい者職親会 第16回いわき地区障がい者就労支援セミナー(福島・いわき)
・04/24 相模原市社会福祉協議会 (神奈川・相模原市)
Q9. 今回、息子がお世話になることになりました。面談を終えて帰ってきた息子が、自分のすることが分かったためか、いつになく饒舌で、親も少しホットとしました。このような会社(システム)があることを、もっと早く知っていれば……という気もしますが、とにかく、今は出会えたことを嬉しく思い、息子が就職・自立することに力を貸していきたいと思います。
鈴木. 利用説明会ではかなり現実的な、多くの人にとっては厳しい話もしていると思います。ただそれを、変に歪められていない、理想論ではない情報として、プラスに捉えてくださる方が多くいます。当社はそのような人と一緒に事業を作っていると思っています。
Q10. 私は現在アメリカでIT製品の技術支援の部長職にあります。色々な場面で私自身が空気を読めないことが多く、また注意力散漫でLDあるいADHDかなと常日頃感じています。さらに甥の中にある種の発達障害のものがいます。また会社で適応不全・問題行動で退社した人を何人かみてきました。3月末で現在の会社を退職となります。6月頃より再就職先したいと思っています。貴社の活動に何らかの形でかかわることができればと願っています。
鈴木. ありがとうございます。Q8にも書きましたが、当社は、多くの職でビジネスパーソンとしていかにレベルが高い人かを採用基準としています。本ニュースレターにも書いたとおり、当社に興味を持ってもらった求職者の方に、採用に関するオンライン説明会も予定しています。ぜひご一考下さい。
<地方での支援について>
Q11-1. 30代でアダルトチルドレン関連の都内の施設に通っていました。そこでも違和感があり居場所と感じられませんでした。最近になってアスペルガーの特徴に自分がとてもよくあてはまっていることに気づきました。職場は何度変わっても長続きせず、独身のまま。両親は亡くなりました。人とかかわることが出来ない自分がこの先生きていく道が見えません。せめて仕事が見つかってくれたら、どんなにいいでしょうか。仕事自体はたいがいのことは、こなせるのですが人間関係が全く築けません。地方では紹介してもらうのも難しいのでしょうか。
Q11-2. 現在、東京に単身赴任中で、北海道に発達障害の息子(18歳)がおります。北海道地区においても、御社の就労支援を受けることは出来ますか?
鈴木. 申し訳ありません。まだ成長スピードが足りず、関東でのサービスとなっています。夏ごろには大阪で説明会や個別相談会を出張開催する予定ですが、それ以上の具体的な動きはまだありません。もう少々お待ち頂ければ幸いです。
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