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Kaienニュースレター 2013年1月号
Kaienは、発達障害*の方が強み・特性を活かした仕事に就き、活躍する事を応援するプロフェッショナルファームです
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- NHK(1月下旬)とTBSラジオ(1月12日)に出演予定
- 新宿事業所は4月オープン予定 Kaien(就労移行)とTEENS(児童デイサービス)の複合拠点です
- セミナーのお知らせ WAIS-Ⅲの就労支援への応用、発達障害の研究者への対応
- 今月のメディア掲載情報 ベネッセ発達障害支援サイト、『アスペハート』32号、『精神科』第21巻第6号等
- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします (今月は9つのご質問・ご意見にお答えしています)
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1. NHK(1月下旬)とTBSラジオ(1月12日)に出演予定
NHKの「視点・論点」に、当社代表の鈴木が出演します。発達障害と雇用について10分間でお話する予定です。 「視点・論点」は各界の有識者や専門家が、世相や時代の潮流を読むオピニオン番組。さまざまな視点から さまざまな論点で “今”を見つめる番組です。その中で今回当社にお声がけいただきました。1月中旬に収録し、下旬に放送予定です。
NHK視点・論点サイト(無料): http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/
NHKオンデマンド(有料): https://www.nhk-ondemand.jp/program/P200900032200000/index.html
また、TBSラジオでは、『久米宏 ラジオなんですけど』にゲストとして生出演します。「今週のスポットライト!!」というコーナーです。1月12日(土)の土曜日、14時頃からの登場です。
TBSラジオ 久米宏ラジオなんですけど: http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/
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2. 新宿事業所は4月オープン予定 Kaien(就労移行)とTEENS(児童デイサービス)の複合拠点です
今春、東京第2拠点となる新宿事業所がオープンします。4月1日のオープンを予定しています。所在地は、新宿駅から徒歩10分程度、丸ノ内線の西新宿駅からは約2分、大江戸線の都庁前駅からは約10分、西武新宿線の西武新宿駅からも約10分です。住所など詳細はこちら(https://www.kaien-lab.com/company/profile/)から。
新宿は子ども向けと大人向けの複合拠点です。子ども向けは民間の塾から「児童デイサービス(正式には児童発達支援・放課後等デイサービス)」として福祉サービスとなるTEENS。大人向けは、秋葉原事業所のプログラムとほぼ同じ内容となる「就労移行支援事業所」です。定員はそれぞれ10名、20名です。
利用説明会で児童デイサービスの詳細をご紹介します。例えば、想定するお子様像や、料金、申し込み方法などです。また、説明会では、個別に発達相談に応じる無料セッションを優先予約いただけます。
【無料】 (子ども向けサービス)TEENS利用説明会: http://www.teensmoon.com/flow/seminar/
また、引き続き大人向けサービスのKaienも利用説明会を行なっています。
【無料】 (大人向けサービス)Kaien利用説明会: https://www.kaien-lab.com/forhfa/forhfa/
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3. セミナーのお知らせ WAIS-Ⅲの就労支援への応用、発達障害の研究者への対応
当社がこれまでに経験した就労支援の取り組みを、ビジネス界の方々や、福祉・教育関係の支援者にお伝えしています。1月は2つのセミナーを開催します。FVP社との共催セミナーは今年度最後となります。
1/21(月)開催 Kaien式 就労に向けてのアセスメント編 WAIS-Ⅲ活用法など (東京・千代田区)
リンク:http://www.fvp.co.jp/service/company/seminar/20130121/index.php (株式会社FVPサイト)
1/29(火)開催 R&D部門で急増中の発達障害研究者への対応と活かし方 (東京・品川区)
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4. 今月のメディア掲載情報 ベネッセ発達障害支援サイト、『アスペハート』32号、『精神科』第21巻第6号等
この1ヶ月間に取り上げていただいたメディアです。
◇『KBCラジオ』 2012年12月11日(火)8:30〜8:40
放送地域:福岡県
内容:福岡のラジオ局KBCの生放送で当社が行う発達障害者向け職業訓練について代表の鈴木がお話ししました。
リンク:http://www.kbc.co.jp/radio/thats/ (番組サイト)
◇ベネッセ・チャレンジウェブ内 『発達障害支援サイト』
タイトル:「発達障害の方も企業も応援する」就業支援
内容:代表の鈴木が当社の事業内容や将来の就労に向けて準備しておけることなどについてお話ししています。
リンク:https://navi.benesse.ne.jp/sho/all/others/hattatsu_sien/interview/articles/06.shtml (インタビュー記事)
◇『アスペハート』32号
発行:特定非営利活動法人アスペ・エルデの会
内容:特集「発達障害のある人の就労をすすめるために」で、当社ブリッジコンサルタントの須賀が「発達障害のある方にとって活躍できる仕事とは~株式会社Kaienでの実践に基づく職場環境構築についての論考~」という文章を寄せています。
◇『精神科』第21巻第6号
出版社:科学評論社
内容:特集Ⅱ「成人の自閉スペクトラム症(ASD)の支援と治療」で、当社代表の鈴木が「成人ASDへの就労支援ー発達障害の特性を活かした就労支援ー」という文章を寄せています。
リンク:http://www.kahyo.com/item/SE201212-216 (科学評論社Webサイト)
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5. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。今月もたくさんの方からお声をいただいています。
<大人の発達障害について>
Q1. 精神障害者保健福祉手帳だけではなく、療育手帳でも職業訓練等のKaienのサービスは受けられますか?
鈴木. そもそも障害者手帳は当社が提供する多くのサービスで必要ありません。特に当社の職業訓練については手帳の種類では判断していません。口頭での指示を理解できること、高校卒業程度の学力は必要になります。詳しくは説明会や個別相談でお話をしています。
Q2. オンライン説明会を聴いたら、「個別無料相談」を受けられるのでしょうか?実際、秋葉原で『利用説明会 (就職応援セミナー)』を受けた場合は、その場で「個別無料相談」を受けられるとありますが、オンライン説明会の場合はどうなるのでしょうか?
鈴木. はい。可能です。登録フォームがあります。オンライン説明会の開催前日までにフォームにご記入下さい。
Q3-1. 21才の発達障害の息子がおります。就職でつまづいてます。本人も私も苦しいです。何か、吸収いたしたくたどり着きました。案じてばかりですが気持ちを平らにすることにつとめております。悩みを共感できる方達話したり聞いたりしたいです。
Q3-2. 弟のこれからの人生ために情報をつかみたくて記入しました。家族だけで弟を支えることに限界を感じています。相談やアドバイスなどをしていただける方が身近にいません。弟のことを誰にも告げる手立てがなく、いままで生活をしていました。私以外の家族のものも、きっと同じ思いを抱いていると思います。
Q3-3. 娘が、今年大学を卒業し就労したのですが、業務遂行に自信を失っています。(会社側からは、適性に問題があるのではと疑問視されている状況です)本人は休職し何らかの自信回復策を講じて、復帰を目論んでいますが具体的に何から始めてよいか悩んでいる最中です。
鈴木.当社のプログラムに通えている人たちは、「エリート」とも言えます。というのも、(IQが高いなどというエリートではなく)、訓練機関に通いたいけれども、通えない、まだそこまで課題が整理されていない、という人たちが多い中で、体力的に精神的に通える力があるからです。まだ安定して通えない方のケースは、当社の説明会にはご本人が来られず、親御さんのみで参加されるケースが多いと思います。当社は行政でも相談機関でもないので、そういったケースに対応する力はまだありません。そこで、その方の状況にあった行政機関をご案内し、その後当社を目指していただくことをご提案する、などしています。
Q4. どのように対応すれば良いのか悩む事が多々あります。みなさんはどのようにしておられるのでしょうか?職業訓練も何に適性があるのか知ることすらできないでいます。実際に就業された方の仕事の内容などが判れば向いているのかを考える参考になるのではと思っています。
鈴木. 当社の職業訓練は、適性を考える、というより、感じて納得してもらうプログラムにしています。始める前はわからないのが当然かと思います。私自身、まったく合わないアナウンサーを新卒後の就職先で選んでしまったような人間ですので、適性を見定めるのは誰にとっても難しいのはわかっているつもりです。まず気をつけるのは、少し保守的な考えですが、適性がまったく無い職業につかないようにということです。客観視の弱い発達障害の特性があると、飛んで火にいる夏の虫、のように、全く合わない仕事に興味を持ってしまう確率が高いように感じるからです。
<子どもの発達障害について>
Q5. 軽度の子(小六男子)がいるので、いろんな情報が欲しくて、登録させてもらいました。家は近いのですが、秋葉原は彼にとって現在とても危険(カードゲーム一筋)なので、ほとぼりが冷めましたら、TEENSに通わせたいと思っています。PCは好きな方で、ブラインドで打てます。
鈴木. TEENSは4月から、”安全”な街・新宿にオープンしますので、ぜひお越しください。利用説明会や個別相談で詳しくご説明しています。
Q6. 「大学生コース」を受けさせたいのですが、申込方法を教えていただけますか?
鈴木. ウェブサイトで告知する予定です。今のところ、こちらのページ( https://www.kaien-lab.com/forhfa/univ/ )に掲載しています。基本的にはTEENS(発達に凸凹のあるお子様向け 学習支援&お仕事体験)を経由した”卒業生”を中心に小規模に始める予定でいます。はじめの半年から1年は実際に私が担当してニーズや状況を把握しながらプログラムを形作ります。換言するとまだ固まっていない部分が多く、当初はオーダーメイドの部分が多くなると思います。
<当社全般について>
Q7. ベーカリーカフェ として就労継続支援事業所を目的としてNPO法人立ち上げようと活動し始めました。何かアドバイスやうまくいっている施設があれば教えてくださると嬉しいです。
鈴木. 私自身、他の事業所を見学する段階ではまだなく、ひたすら内部の仕事に追われている感じなので、なかなか世の中のトレンドが見えていません。そういった限られた例を見て感じることですが、ターゲットを絞ることはひとつ大きな力になる可能性はあります。福祉で働く人の中には「善人と思われたい」人が多いと思いますが、すべての人に良い人になることを目指すと、誰にとっても中途半端な支援者にしかなりません。自分の守備範囲を決められている組織は強いと思います。
Q8-1. 私は、福島県で障がいのある方の就労支援をしております。発達障害のある方々が安心して働ける職種を開拓しておりますが、力不足でなかなかうまくいきません。
Q8-2. 朝日新聞で拝見し、嬉しく思いました。「発達障害者が辞めずに働ける環境が整えば、企業にとっても利益になる。そうしたら、景気も上向くのではないか。」漠然とそんな仕事ができたら…と、思っていたところでしたので。貴社の発展を期待します。
鈴木. ありがたいです。順調な部分はありますが、まだ4年目の組織体であるため、ジェットコースターのように出来ない部分、失敗した部分も出てきています。まずは支援者と言われる人たちが健康で独立した心と思想を持つことが重要だと思っていますので、くじけずに行きたいと思います。
<関西などへの展開>
Q9-1. ラジオのインタビューで、今後の事業展開についておっしゃっていたのを聞きました。地方進出の場合、地場の企業等とフランチャイズとか業務提携とかをするつもりはありますか?
Q9-2. 21歳の息子。アスペルガー症候群。なかなか息子に合った就労支援事業所が見つかりません。是非 福岡市にもKaienのような就労支援事業所を開業してください。
Q9-3. 只今、高校3年生の息子の就労で悩んでいました。本人も訓練を受けたいと言っていましたが、大阪での開業予定を心待ちにしています。
Q9-4. 中学3年生の娘がアスペルガー症候群です。娘が毎日を楽しく幸せを感じながら暮れせるようにさえなれば…と考えております。是非、関西での事業展開をお願い致します。
鈴木.すべてが順調に行ったとしても、関東を出られるのは最も早くて今年の終わりになると思います。フランチャイズや業務提携も否定はしないですが、現段階で可能性として高いのは、単独で展開していくことだと思います。というのも当社のプログラムが「仕組み化」できておらず、当社の人材とカルチャーが状況を見定めて物事を進めている形であるため、まだ外部の方に「仕組み」としてお渡しする状態にはなっていないからです。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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