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1. 新設事業所・新サービスの説明も Kaienの利用説明会
Kaienでは月に3~4回、利用説明会を開催しています。Kaienのアプローチは他の機関・企業と大きく異なるため直接考え方やプログラム内容、運営方法をお話しすることで納得のもと利用していただこうという考えからです。
例えば、
- 「発達障害*は他の精神障害(うつ、統合失調症など)への支援とどう異なるのか?なぜ発達障害に特化した支援を受けると効果的なのか?」
- 「仕事に直結するスキルと、コミュニケーションや段取りなどのスキルを同時に学ぶにはどうしたらよいのか?」
- 「一般枠と障害者枠で悩んでいる場合にはどのような就活が望ましいか?」
などです。
他にも、新たな事業所のご説明、特に12月にリニューアル予定の在職者向け「Kaien倶楽部」や、当社内では最も新しいサービスで日々改善に取り組んでいる大学生向けの「ガクプロ」などもご案内しています。
1回あたり最大30人の方が参加され、数十分も質問の時間が続くほど、熱心に聞いていただいています。最新の開催情報はウェブでご確認いただけます。ご家族のみの参加も可能です。ウェブまたは電話での事前予約をお願いしています。
<リンク>
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2. 人事担当者向けセミナー 11/18(火)に本社(秋葉原)で開催
当社主催の「発達障害の強みを活かした障害者雇用セミナー」を11/18(火)に開催します。定期的に開催しているもので、企業担当者に発達障害への理解と、職場での持ち味の活かし方をお伝えしています。
- 「知る」:採用ノウハウ、雇用・管理ノウハウ
- 「見る」:職業訓練見学
- 「感じる」:発達障害者とのワークショップA
企業関係者、特に人事の方に限定したイベントとなります。詳しくは特設ページをご確認ください。
<リンク>
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3. 今月のメディア・講演情報
週刊ダイヤモンドや「ソーシャルベンチャー人材戦略」によるインタビューが掲載されたほか、各地で講演を行いました。
掲載
- 週刊ダイヤモンド 大人の発達障害特集
- 「ソーシャルベンチャー人材戦略」インタビュー
講演
- 10/07 静岡県「発達障害者の働く力を生かすために」(静岡・静岡市)
- 10/08 豊島区立教育センター「発達障害がある方の就労支援の実際について」(東京・豊島区)
<リンク>
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4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。
<就活に向けて>
Q1. 幼いころ(小学生のころ)に診断はついていましたが、なんとか大学(美術系)を卒業し、その間診断も受けずにきました。卒業後2年半、就労に一歩踏み出せないでいるところをどのようにしていけばよいかわからず悩んでいます。仕事を続ける上でも心配があります。
鈴木. 今の就職活動は非常にわかりづらく、また学校と職場で求められる種類やレベルが違いすぎるため、多くの方にとっては(障害の有る無しに関わらず)支援が必要になってくると思います。日本は福祉などの支援制度が世界一ではないかもしれませんが多くの国に比べて充実していると思います。上手に活用してまず一つ目の就職活動の山を越すのが良いと思います。若干我田引水にはなりますが、仕事を続けられるか試すためにも、実習を行ったり職業訓練を行ったり、学校と職場とのギャップをうめる中間地点のような内容・レベル感のところに通われるとよいかと思います。
Q2. 2013年頃から医療機関のディケアを利用しております。本人が最近就職活動をしていますが、なかなか決まらない状況です。
鈴木. 就職活動をかなり意識したデイケアも増えていると思います。しかしそれでも、医療機関で行われるほとんどのデイケアは「生活面」を強く意識したものだと思います。やはり就職のためにはハローワークをはじめ、しっかりと就活の専門機関に頼っていく必要があると思います。同じ時代、同じ国、同じ言葉で生活していても、営利企業と医療福祉機関との常識感の相違はまだまだ大きいと思います。両方の”言語”・”感覚”・”常識”を理解している人を探すのが良いかと思います。
Q3. 就職してる身ですが、今の会社で頑張るのは無理かもと担当医に打ち明けたところ、貴社の事を教えて頂きました。実際転職となると、発達障害者枠としての採用を希望しているのですが、恐らく周りの一般の方の転職活動とは少し違ってくるかと思いますので、貴社にて発達障害者の就労支援について教えて頂きければと思います。
鈴木. (以下、あまり血の通った議論ではありませんが、わかりやすくするためストレートに書いています。ご了承ください。) 「発達障害者枠」というのはなく、「障害者枠」しかありません。多くの障害種別の中でも発達障害の方は勤怠が強いケースが多く、企業としては魅力に感じてもらえる可能性が高いです。ただし、気持ちのサポートを求める精神障害とはちがって、先天的な脳の違いで情報処理の仕方が違う発達障害の場合は、”多数派”(発達障害ではない企業人事)からは理解しづらく、敬遠されてしまうこともあります。このため、Kaienでは企業に発達障害の人をわかってもらうための啓発を行っており、「発達障害でも採用しよう」ではなく、「発達障害だから採用しよう」という枠を作ってきています。一度わかればこれほど素直な人はいない(あまりにも嘘をつかなすぎるのですが…)というのが実感ですので、徐々に理解の輪が広がっていくものと考えています。
<在職中>
Q4. 傷病手当金受給中、今後、復職が出来ない場合退職となる、その為この先の選択肢の一つとして見学をしたい。
鈴木. 在職中の方には、12月からKaien倶楽部をリニューアルします。平日も職業訓練を週1程度から受けられたり、土曜は在職者が集って仕事や生活の話をしたり情報を持ち寄ったりする場となる予定です。休職中の方が利用しやすくなるように設定しております。一度利用説明会などご参加ください。
<学生の支援>
Q5. 息子でコミュニケーション能力が著しく悪く覇気が無く単位不足で大学も目先だけの選択で進学して付いていけなくなり退学勧告を受けまして今は部屋に引き込もっています。本人は障害だと自負していませんし診断も受けていません。
鈴木. ガクプロ(大学生向けの学外就活サークル)はスタッフもびっくりするぐらい、利用している学生が活発に触れ合っています。おそらく大学の中では肩身の狭い思いをしていると思うのですが、安心して前を向いて活動できているようです。ガクプロは発達障害の有る方を念頭に置いているサービスではありますが、診断を受けていない方もたくさん利用されています。(ですので一般枠での就活をされる方が多いです。) 体験セッションなどもしていますのでぜひ一度いらしてください。
<TEENSの利用前提>
Q6. 高校2年生になる息子ですが、療育手帳を持っていません。利用は可能でしょうか?
鈴木. まったく問題ありません。TEENSを利用されている半数以上の方が障害者手帳を取得されていません。TEENS利用の際に必要になるのは(放課後等デイサービスという行政認可事業のため)、お住いの自治体から「障害福祉サービス受給者証」を取得していただく必要があります。基本的には診断が必要になりますが、通級へ通っている事実だけで出ている自治体もあるようです。詳しくはお住いの自治体の福祉課や保健センターにお尋ねください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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