新しいDecobo通信、出来上がりました!

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総務の田中です。

Decobo通信」。それは、Kaien横浜の訓練プログラムの一つで当社の代表のブログやニュースレター(KaienTEENS)の記事を選り抜き編集し、冊子にまとめたものです。

そして実は今日はDecobo通信、第3号の発売日なのです!「冊子作成と言っても、ただ単にブログ記事を纏めるだけでしょう?」なんて、侮ることなかれ。特集の企画と記事の選定、文章の校正、イラストを含めた紙面構成、表紙のデザイン、印刷・製本、Amazonへの出品、注文対応、発送。これらをすべて訓練中に行っています。つまり出版の主要な業務を丸ごと訓練で体験できてしまうのです。

一連の工程には訓練生の強みが光る箇所が随所に見られます。文章校正(正確な言葉遣いへのこだわり)、引用データの出典元調査(探究心)、装丁(デザインセンスと豊かなイマジネーション)、製本作業(丁寧さ、小さな印刷汚れなどに気づく緻密さ)といった具合です。訓練生はこのプログラムを通じて、ご自身の強みに出会えます。これはぱっと見れば大きなプロジェクトに思えるようなものでも、具体的な作業に分解すれば、訓練生が活躍できるシーンが数多く見つかるということを示していると思います。

このプログラムはチーム制で、訓練生の中からリーダーを決めています。リーダーはスタッフや講師に相談しながら、業務全体を取り仕切ります。つまり上司と同じような立場になってみるということ。上司と同じ視点を持つという経験は、翻って、部下としてどのように業務を進めれば上司やチームに貢献できるか、ということを考える事に役立ちます。

そして”生もの”のプログラムですから、想定外のことも起こりえます。仮にお客様からクレームを頂いた場合はお客様にとって真摯な対応とは何か、同じクレームが出ないようにするにはどのように改善していくのが良いか?などを考えます。またチームメンバー間での記事の内容や印刷物の品質について意見の相違が…。といったことだってあります。この場合は、考えの違うメンバーと良好な関係を維持しながら意見をすり合わせていくにはどうしたら良いか?といったことを考えていきます。講師やスタッフのフォローやナビゲートがあるため安心して失敗しながら学ぶことできます。これらはケーススタディーなどの座学では得にくい生きた学びだと考えています。

 

製本作業の様子。成果物が形になるというのはやっぱ
り嬉しいものです。

今回の特集は、「発達障害者(児)の進路・就職」。発達凸凹のお子さんの中学受験、就職時の障害の告知、発達障害と結婚といった話題を扱っています。魅力的な仕上がりになっていますので、是非多くの皆様にご覧いただけたら嬉しいです。