ガクプロでは、これまで1,400人以上の学生を支援してまいりました。その経験を活かして、大学、専門学校等で学生の支援に当たられている教職員のお手伝いをしております。日々の学生支援で起きる「困った」を解決します。
増加する精神・発達障害学生
日本学生支援機構の調査のとおり、精神障害や発達障害*のある学生が在籍する高等教育機関の数は増え続けています。
(引用元:日本学生支援機構)
また、2024年4月には、改正障害者差別解消法の施行により、合理的義務の提供が、大学・専門学校を含む全ての事業者で義務化されます。
精神障害と発達障害
- 学生が講義に出てこない、落ち込んでいるように見える、友達に対して攻撃的になりトラブルが多発する。こうした一見メンタルの落ち込みあるいは過剰な興奮状態があるとき、精神障害が疑われることがあります。
- こうした精神的な不調の背景に、発達障害が存在するケースもあります。発達障害への理解を深めることで、こうした不調の学生のサポートがより適切に行えるようになります。
- こうした取組をすることは、精神的な不調からくる休退学の抑制にもつながります。
発達障害学生の特徴と適切なサポート方法
- 「見えない」障害
- 発達障害と診断される人とされない人の間に明確な違いはなく、また、発達障害とされる人も外見からはそうとはわからないことが通常です。
- 学生の相談内容の背景に、実は発達障害が潜んでいるのではないかという視点で考えることで、より効果的な支援につながるケースがあります。
- サポートに当たっては、発達障害についての知識をアップデートし、より適切な対応をすることが重要になります。
- 「分かりやすい」環境が重要
- 発達障害の困り感の多くは、周囲の環境とのミスマッチです。多くの場合は、情報の処理で混乱しています。発達障害のある学生がスムーズに情報を処理できるよう、分かりやすい情報提供の方法を講義や学務で心がけることが大切です。
- 発達障害のある学生にとって分かりやすい環境は、他の学生にとってもわかりやすく快適になることが多く、学校のサービスの質向上につながります。
- 発達障害学生の就職活動
- 発達障害のある学生は、過去の失敗経験などから自己分析を避けがちであったり、行動を始めるのが遅くなったりで、就職活動の開始が遅れる傾向があります。
- また、対人コミュニケーションの苦手さから面接がうまくいかなく、選考をなかなか通過しないケースも少なくありません。
- やりやすい就職活動の方法を具体的に伝えることによって、発達障害学生の就職活動が活発化し、学校全体の就職率の底上げにつながります。
- ガクプロで実施しているプログラムを元に、貴学の学生向けの出前講座を実施いたします。
- 「発達障害」を前面に出して課題が明確になっている学生をメインターゲットにして行うこともできますし、「コミュニケーションが苦手な学生向け」といった内容で対象を広げることも可能です。
- 学生生活から就職活動まで幅広く実施できます。
- プログラム例
- コミュニケーションが苦手な学生向けの就活基礎講座
- 自分の特徴の伝え方
- 自己分析の方法講座
- 面接練習とフィードバック
- 最近の実施例
- 明治学院大学(就職活動講座(9コマ連続))
- 津田塾大学(コミュニケーション基礎講座)
- 東京学芸大学(じぶん分析ワーク)
- 発達障害の診断がある学生やそのグレーゾーンの学生など、支援を必要とする学生が増えています。また、障害者差別解消法の改正により、私立大学を含むすべての大学で合理的配慮の提供が法的義務となります。こうした中で、大学等の教員、職員の方々に、支援技術や知識の向上が求められています。
- ガクプロでこれまで数多くの発達障害学生を支援してきた経験から、発達障害学生支援のために必要な様々な内容の研修を教職員の方々向けに実施いたします。FDSD研修として受託した実績も豊富です。
- プログラム例
- 発達障害の特徴
- 日常の相談対応の方法
- 大学等で可能な合理的配慮の内容
- 合理的配慮に関する制度
- 発達障害のある学生の就職活動支援の方法
- 最近の実施例
- 関東地区学生生活連絡協議会(講演会)
- 城西大学薬学部(FDSD研修)
- 北海道文教大学(FDSD研修)
- 東京農業大学(FDSD研修)
講座、講演、研修のご依頼は gakupro@gakupro.com あてにご連絡ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます