「Big4」と言われる世界4大プロフェッショナル・サービス・ネットワークの一つ、EYのメンバーファームである、EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社が、東京日比谷の本社オフィス内に障がい者雇用チームを立ち上げることになりました。Kaienがパートナーとして、運営・採用活動を一緒に行います。
会社として大切にしていることや、採用にかける想いなどを、プロジェクト担当の皆様に伺いました。
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー
URL:https://www.eysc.jp/recruit/index.html
「より良い社会の構築」という目的のために、一人ひとりの多様な働き方を実現したい
まず、EYのグローバルネットワークと、EYストラテジー・アンド・コンサルティングという会社について教えてください。
EYがグローバル全体で一番大切にしているのが、”purpose-driven経営”(目的を軸とした経営)です。EYでは”Building a better working world”(より良い社会の構築)というパーパス(理念)を掲げ、全メンバーファームがこのパーパスに基づいて行動しています。
このパーパス達成のための視点の一つとして、EYでは、長期的な価値の創造を重要視しています。顧客の目先の利益を出すのではなく、顧客の顧客や、さらにその先にある社会全体も見据えています。また、EYメンバー一人ひとりが価値ややりがいを感じて働けることをとても重要視している会社です。社会へ価値を提供するためには、まずメンバーが個性を生かして強みを発揮することが重要という考え方です。これは今回入社いただく皆さんに対しても同じです。
D&I(ダイバーシティ&インクルーシブネス)に力を入れているのもメンバーが個性を生かして活躍してもらうためで、それこそがEYの強みであり、重要な戦略の柱の一つです。働き方の多様性、一人ひとりの働き方に着目していきたいと考えています。障がいがあっても能力を最大限に発揮して働いてもらう、ということが当社なら実現できるので、ぜひチャレンジしたいと思いました。色々な障がいを持つ方に安心安全な場所を、Kaienと一緒に考えていきたいと思っています。
チームに常駐するKaienの支援員や指導員と相談をしながら、個々に合う働き方を考えていただけるということですね。
はい、個を大切にするEYで、一人ひとりが安心して働けるようにと思ったときに、Kaienに支援頂くことで、より良い職場環境が実現できるのではないかと考えました。入社した方が不安を感じることなく、のびのびと活躍していただくためには、Kaienの支援員や指導員の方にサポートいただいた方がよりきめ細やかな対応ができると思い、パートナーとして参画していただくことをお願いしました。
業務内容はおもに三種類 強みや希望が活かせる仕事を
今回募集している、具体的な業務内容を教えてください。
翻訳業務、一般事務、撮影業務の三職種を考えています。
翻訳業務は、具体的には日本語で作成されている社内文章などの英訳を想定しています。当社には外国籍の社員も多く、彼らが疎外感を感じないためにもしっかりとバイリンガル環境にしていく必要があるので、語学が得意な方にはそのサポートをお願いしたいです。まずは社内文書からと考えていますが、今後拡大していけばスキルに応じて外部向け文書などもお願いしていくかもしれません。翻訳の実務経験がなくても、英語が得意で「翻訳をやりたい」というお気持ちがあればぜひ応募していただきたいです。
一般事務の仕事は、経理などの専門知識は不要で、Excel、WordなどのPC基本操作で対応できる入力や書類管理などの業務を想定しています。他にも、ご本人がやりたいことや得意なことがあれば、それを活かした業務もお願いしたいと思っています。
撮影業務は、もし写真撮影の得意な方がいらっしゃれば、社員のプロフィール撮影や撮影日の日程調整などをお願いしたいです。少し異色の職種ですが、コンサルティングという職業は個人のブランディングが非常に重要であるため、実は社内ではニーズが高いのです。
このような業務を募集職種としてご案内していますが、個々が「何をやりたいか」「どのような貢献をしていきたいか」ということも大切にしています。
社風として「目的」「目標」が大切にされていると感じましたが、逆に目標を考えることが苦手なタイプの人だと働きづらいでしょうか?
四半期ごとに目標設定と振り返りを行いますが、自分で目標を考えるのが苦手な方には、上長が対話しながら一緒に目標を立てる支援をしますのでご安心ください。個人の成長速度に合わせた目標を設定するようにアドバイスします。ですので、目標を考えることが苦手な方でも大丈夫ですが、まずはやってみよう、成長しようという気持ちを持っている方がEYのカルチャーには合うと思います。
キャリアアップなどについて教えてください。
待遇面としては、入社5年後に無期雇用転換の機会があります。成果を踏まえて、ご本人の希望と会社の合意があれば、正社員登用のチャンスもあります。契約社員であっても、契約更新時に昇給の可能性があります。
まずはサポートが行き届きやすい一つのチームで、体制を整えながら個々の適性に合う仕事をお願いしていきたいと考えていますが、適性や希望によって、いずれは部門に個別配属という可能性も十分にあり得ます。柔軟な姿勢で、入社してくださった方の希望なども聞きながら、ベストな体制を構築していきたいと思います。
個々に合わせた配慮と快適なオフィス環境
配慮いただけることとしては、どんなものが期待できますか?
現在も様々なサポート体制はあるものの、今後さらにニーズに合った支援ができるよう、入社される方やKaienと相談しながら一緒に作り上げていきたいと思います。必要な配慮は一人ひとり違いますので、人にあわせたサポートをしていくべきものと考えています。現状の障がい者メンバーへのサポート体制として、産業医面談や労務担当との面談を実施して、障がい当事者だけでなく上長側にもアドバイスするなど、配属先との橋渡しなどを行っています。
また環境が充実しているので、通院などもフレキシブルに対応できると思います。
東京ミッドタウン日比谷という最新のオフィスビルですが、オフィス内の環境はどのようになっていますか?
オフィスは座席の固定がないフリーアドレス制ですが、今回入社いただく皆さんには、基本的には指導員などと近くにいられるような専用エリアを確保したいと考えています。オフィス内には立って作業できるスタンディングデスクや、半個室的にパーテーションで囲まれた集中スペースなどもふんだんに用意されていますので、集中したいときなどに自由に使っていただけます。
感覚過敏の方はイヤーマフやサングラスなどがあると働きやすいと聞きましたが、そのようなグッズの使用も全く問題ありません。
オフィスの様子はWebサイトの動画もご参照ください こちら
今回は「発達障害*に理解ある企業インタビュー」特集となりますが、発達障害以外の障がい者の方の応募も可能でしょうか?
はい、全く問題ありません。業務への適性や、当社で働きたいというお気持ちがあれば、障がいの種別は問わずいろいろな方にぜひご応募いただきたいです。
テレワークは可能ですか?
今回入社いただく皆さんにつきましては、基本的には日比谷オフィス勤務を想定しています。ですがテレワーク絶対NGというわけではなく、今後業務内容や適性・必要に応じて検討していきたいと考えています。新型コロナウィルス感染症の影響もあり、一般社員はテレワークが多いのでオフィス内は静かです。
EYファミリーの一員としてお待ちしています!
最後に、応募を考えている方にメッセージをお願いします。
いつも、いろいろな障がいをお持ちの方の話を聞くことでとても学びがあると感じています。今回一緒に働かせていただく皆さんからも、それぞれのストーリーをお聞きして、いろいろ学ばせていただきたいと思っています。皆さんにはぜひEYファミリーの一員として加わっていただきたいし、「自分の強みを活かして生き生きと働きたい」という気持ちで来ていただきたいです。
新しい職場に来るのは不安なこともあると思いますが、自分はどういう生活をしたい・どういう仕事をしたい、などの希望を持って来ていただき、一緒に幸せに働きたいと思います。個人的には働きやすい職場、ハッピーな場所だと思うので、安心して応募いただきたいです。
取材協力:
コンサルティング ダイバーシティ&インクルーシブネス リーダー 佐々木 惠美子様
人事部 奥冨 絢子様
人事部 中山 悠太郎様
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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EY ストラテジー・アンド・コンサルティングにおける求人は、現在募集を終了しています。障害特性への配慮を得ながら、求める条件に合った職場を探すには、質の良い求人が多数そろうマイナーリーグがおすすめ。あなたの強みや専門性を活かせる職場とのマッチングが可能です。
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