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Kaienニュースレター 2014年1月号
Kaienは、発達障害*¹の方が強み・特性を活かした仕事に就き、活躍する事を応援するプロフェッショナルファームです
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- 採用情報 TEENS(子ども向け)で正社員・インターンを募集中
- ガクプロ(学生向けプログラム) 参加者募集中
- 今月のメディア・講演情報 「日経新聞 私の履歴書」 「メンタルヘルスマネジメント 2013年12月号」等
- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
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1. 採用情報 TEENS(子ども向け)で正社員・インターンを募集中
当社では2014年、横浜の拠点をリニューアルオープン。新宿以外で初めてTEENSのサービスを開設することを目指しています。現在、複数の職種(拠点管理者、フルタイムスタッフ、インターン)でスタッフを募集しています。勤務地は新宿または横浜となります。拠点数は今後都内を中心に拡大予定です。
<リンク>
・採用情報 https://www.kaien-lab.com/company/recruit/
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2. ガクプロ(学生向けプログラム) 参加者募集中
対人関係が苦手、コミュニケーションが取りにくい、といった発達障害(疑い含む)学生のためのプログラム。徐々に内容も充実し「学外就職サークル」としてこれまでの参加者が50人を越えました。来月には初めて就活の”合宿”を行う予定であり、4月以降、更にプログラムの幅を広げてまいります。参加費もスタンダード、プラス、ライトと参加回数によって変更できる形になる見込みです。1、2年のうちから徐々に就活に向けて準備されることをお勧めしています。詳しくは当社利用説明会にお越しください。
<リンク>
・ガクプロ https://www.kaien-lab.com/forhfa/univ/
・ご利用の流れ https://www.kaien-lab.com/forhfa/forhfa/
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3. 今月のメディア・講演情報 「日経新聞 私の履歴書」 「メンタルヘルスマネジメント 2013年12月号」等
この1か月は、専門誌への寄稿に加え、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構の第21回職業リハビリテーション研究発表会で発達障害をテーマにしたパネルディスカッションに参加しました。
<リンク>
・Kaien社長ブログ ”マーケティングの神様” コトラー教授の「私の履歴書」(日経新聞)http://ksuzuki09.blogspot.jp/2013/12/blog-post_22.html
・Kaienニュース 『メンタルヘルスマネジメント 2013年12月号』に掲載 https://www.kaien-lab.com/?p=4073
・スライドショー 『Kaien 発達障害者の雇用とその継続のために (第21回職業リハビリテーション研究発表会)』 http://goo.gl/GnMPBa
・当社代表鈴木の講演予定 http://ksuzuki09.blogspot.jp/p/blog-page.html
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4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。
<大人向け 在職者向けプログラム>
Q1. これまで社会の中で本当にいろいろと苦労を重ねてまいりました。このような支援の会社と出会えたことは、本当に幸運なことだと感じています。仕事をしながらも自分で空いた時間を使って自己訓練をしていきたいのですが、どのようにすればいいでしょうか。その場合、Kaienの在職者向けのサービスをどのように活用していけばいいでしょうか。
鈴木. 当社で今年力を入れる分野の一つが、在職者向けのプログラムになります。現在は障害者手帳をお持ちの方や取得予定の方の転職支援と、月1回程度の懇親会程度しかプログラムの幅がありません。キャリアデベロップメントをキーワードに障害者手帳をお持ちでない方や転職の希望がない方へも何らかのサポートが出来ないかと考えています。新サービスの立ち上げ、その後の改良には時間がかかると思います。今は在職者向けサービスにご登録いただき、当社スタッフとの関係を深くしていただくことぐらいしかご提案が出来ませんが、もう少々お待ちいただければ幸いです。
<大人向け 職業訓練の見学>
Q2. 職業訓練の様子を知りたいので、会員登録しようと思いました。
鈴木. ありがとうございます。当社は以下のステップで職業訓練などのサービスを理解いただいています。(1)利用説明会、(2)個別相談、(3)体験セッション。特に体験セッションは今月からスタートさせます。当社の修了生や現在の訓練生と触れ合う機会もありますし、実際の訓練もごく一部ですが体験頂く形にしています。まずは利用説明会にお越しいただければ幸いです。
・ご利用の流れ https://www.kaien-lab.com/forhfa/forhfa/
<大人向け 知的ボーダー層へのプログラム>
Q3. 36歳の兄は、今まで健常者として暮らしてきましたが、子どものころから学習能力が人より劣っており、手先が不器用でした。高校を卒業後、様々な仕事に就きましたが、本人はやる気があるのに充分な仕事ができずに辞めさせられたり、対人関係でうまくいかずに退職してきました。20代のころに、知能検査を病院で受けて、知的障害者と健常者のボーダーラインであるという診断を受けました。兄も、今まで人より劣っている能力で、健常者の中で必死に努力してきました。問題ばかりに目を向け悲観するのではなく、兄の中にある可能性を見てその部分に光を当てることができたら、と考えていました。何か良いヒントを頂ける気がしてニュースレターへの申し込みをさせて頂きました。
鈴木. 当社に来る方の中には、日常生活のお喋りなどは問題なく、面接も通ってしまうが、実際に作業をすると抜け漏れが多く、また覚えが悪いと思われたり、長い間の集中が難しいなどの理由で、発達障害の気づきを得る方が多くいます。このような、鈴木が思う『しゃべりIQ』が高いタイプは、不得手な部分が見過ごされ、ご本人の難しさにご自身も周囲も気づきにくいと思います。デスクワークや対人折衝が多い仕事ではなく、ご本人が気楽に働けるな、と思える程度の業務でまずは自信をつけるのが良い場合が多いと思います。当社もいわゆる”ボーダー層”の可能性と課題について考える事が多くなっています。作業系の仕事はなかなか訓練が充実しにくいのですが、現在当社は秋葉原サテライトという秋葉原のいわば2号店でボーダー層向けの訓練を開発しています。
<大人向け 診断がない人>
Q4. 発達障害者と診断されていない人でも、発達障害の疑いのある人は、Kaienを利用できますか。
鈴木. 在職者向けのコースは未診断でもご利用いただけます。一方、福祉制度を利用するには診断が必要であるため、福祉制度下で行っている「就労移行支援事業」には診断が必要になります。当社とつながりがある、信頼の置ける専門医については利用説明会や個別相談でご案内しています。
・転職サービス https://www.kaien-lab.com/forhfa/support/
・ご利用の流れ https://www.kaien-lab.com/forhfa/forhfa/
<子ども向けTEENS 新拠点について>
Q5. ウェブサイト全体を読ませていただいて、こんなに具体的かつ的確な支援を行っている組織があったのか、と、感激しました。6歳・高機能自閉の息子がおりますが、支援機関でも、学校でも、何の支援もありません。普通級在籍だから仕方ないのかもしれませんが、支援級も見学を重ねたものの、しっくりこず、他に選択肢がなくて選んだ普通級です。毎日、これでいいのか、何かできないのか、と焦っています。千葉にも拠点ができたら是非通わせたいです。
鈴木. 現在TEENSは新宿のみでの開講です。今年中には横浜でオープンさせたいと思っています。その他の拠点については検討中となります。TEENSのプログラムや運営方法はおかげさまで開始1年を前にほぼ形になってきましたので、あとはニーズとスタッフが揃うかどうかで拠点の増加を視野に入れていきたいと思います。 一方で、子ども独特の課題も有ります。子どもは学校に通う時間が多く、それだけで疲弊し新しいものを習ったり行ったりするのが難しい場合が多いと思っています。また、長所を見る上でも、何が得意なのか、その得意は将来に生きるために行うのか、今のストレスから逃れる趣味として使うべきなのかの見極めは難しいです。また苦手な点についても、単にまだ幼く経験が足りないだけなのか、やはり特性上難しいのか、その特性も年齢とともにある程度薄れるものなのか(例えば多動は薄れていきます)、など見るのにやはり支援者側のスキル、経験がかなり重要です。 お近くで拠点を開きたいですが、スタッフのレベル向上を常に考えないといけないと思っています。
・TEENS 発達に凸凹のあるお子様向け 学習支援&お仕事体験 http://www.teensmoon.com/
<子ども向けTEENS 見学>
Q6. 発達検査で高機能で自閉症傾向と指摘され、現在病院の受診3ヶ月待ちです。少しでも早く療育をしたいと民間療育を今月から開始ますが、年度の変わり目でより効果的な療育施設へ入れるようにと現在周りで評判のよい療育施設へ見学を申し込みしています。まだ正式に診断はないですが、覚えにムラがあるため学習障害*²があるように感じていて、Kaienは小学校以降の療育サポートも充実していると聞いてぜひ見学に行きたいと思いました。
鈴木. 当社は小学校以前は知見が溜まっておらずなかなか手が出せないのですが、将来を見据えた上でのプログラム作りは一貫して行っていると思います。見学については、利用説明会でオフィスを見ていただいています。加えて利用説明会に参加した方に体験セッションも承っております。
・TEENS 利用説明会 http://www.teensmoon.com/flow/seminar/
<子ども向けTEENS 学習支援>
Q7. 中2から不登校です。軽度の発達障害です。算数理科体育などは交流授業の形で普通級の子と同じクラスで参加できています。教科書やプリントでは解ける問題も、耳から聞かれたら答えられなかったり、 読んでも頭で形をイメージしないと解けない感じの問題は苦手です。想像力の欠如や聞く力の訓練など補強したいと考えています。
鈴木. 想像力や聞く力については、大人になってからもある程度弱さは残ると思います。とはいえ、お子さんの場合は安心できる環境で上手に繰り返し失敗しながらプログラムを行えば自分の持っている能力をある程度伸ばすことが出来ると思います。TEENSの1年程度の”歴史”でも、子どもたちの劇的な変化に驚かされることがあります。また、誰もが何らかの凸凹を持っているのが人間です。自分の弱みを上手に受け止め、自分の「らしさ」「持ち味」に気づいてもらえる手助けを当社サービスでは目指しています。
・TEENS 日中支援 http://www.teensmoon.com/studysupport/freeschool/
<子ども向けTEENS 学習支援(知的障害の受け入れ)>
Q8. 軽度知的障害があります。学習の支援を受けれる所を探しています。
鈴木. TEENSでは、実は発達障害以外の方の受け入れも一部行っています。当社プログラムが有効だと当社でもご家族でも考えて頂いた場合、発達障害ではない知的障害の方、高次脳機能障害の方、も受け入れています。やはり利用説明会・個別相談にお越しいただければと存じます。
・TEENS 入塾まで http://www.teensmoon.com/flow/admission/
<子ども向けTEENS プログラム参加のタイミング>
Q9. 高校2年生の女の子の母です。親は困っていますが、本人はあまり困り感がない状況のため、高校生のうちから利用させていただくのと、大学生になってからの方がいいのか判断ができない状況です。
鈴木. 文章からだけでの判断ですが、早いほうが良いと思われます。1年、2年の積み重ねは大人になってからの安定度につながってきます。後日ブログでも書く予定ですが、いわゆる人の視点で考えたり空気を読んだりという脳の働きは、青年期~大人にかけて発達するようです。(※以下のTED動画をご覧ください。いわゆる早期療育だけでなくその後の思春期も大事な要素であることがわかります) 一方で今が精一杯で精神的、体力的にギリギリの場合は新しいことを始めないほうが良いと思います。ご興味を持っていただけましたら、まずは利用説明会に来ていただく形になります。なお当社ではまずスタッフが発達障害という言葉を使うことはありませんし、そのようなことを感じさせる本などもありません。あくまで人として接するようにしています。
・TED動画 サラ=ジェイン・ブレイクモア:青年期の脳の不思議 http://www.ted.com/talks/sarah_jayne_blakemore_the_mysterious_workings_of_the_adolescent_brain.html
・TEENS 入塾まで http://www.teensmoon.com/flow/admission/
<子ども向けTEENS 送迎サービス>
Q10. 送迎サービスはありますか?できれば,来年度から学童保育として利用したいです。
鈴木. 残念ながら当社サービスとしては送迎は行っていません。しかしその他の福祉・民間サービスでの送迎サービスを組み合わせて通われることは可能ですし、実際にいらっしゃいます。
<その他 他都市(関東以外)での拠点>
Q11. 福岡支社開設の予定があればご一報ください。スタッフ募集に応募させていただきます。
鈴木. 残念ながら、現在関東以外でのスタッフ募集はしていません。こちらに引っ越してでも働きたいという方のみとなっています。奇特なことにそういった方が複数いらっしゃり、引っ越しのサポートは費用面で多少なりとも行っています。将来的にUターンして当社の拠点を立ち上げていただくことができればそれが一番ありがたいと思っています。そのための研修制度・独立支援制度を現在整備しているところです。
・Kaien 採用情報 https://www.kaien-lab.com/company/recruit
*1発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
*2学習障害は現在、DSM-5では限局性学習症/Specific Learning Disability、ICD-11では発達性学習症/Developmental Learning Disorderと言われます
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