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1. Kaien池袋・TEENS御茶ノ水 合同お披露目会 4/22(水)に開催
このたび当社5か所目の大人向けの就労移行支援事業所を豊島区東池袋に開設。また4月には当社3か所目となる小中高生向けの放課後等デイサービス事業所を千代田区神田駿河台に開設する運びになりました。つきましては、同日に2つの事業所をご見学いただき当社スタッフと交流いただくことで、皆様との情報交換の円滑化を図りたいと考えております。ご多用中のところ恐縮ですが皆様のご来場を心よりお待ちしております。
なお、ご利用を検討される当事者・そのご家族の皆様は、ご利用説明会を随時開催していますので、そちらにご参加ください。
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2. スタッフ募集
全職種で募集しています。ベンチャーのためスピード感が想像以上ではありますが、残業はあっても月数時間。フルタイムの離職率は数%です。もちろん産休・育休も取得できます。バリバリのビジネスの経験を活かして、子育て・介護中でも限られた時間でしっかり働きたい、定年退職後の力の発揮の場として等、20~70歳までが多彩な力を合わせることを重視しています。新卒採用もインターン経験者から行っています。
就労移行支援
- サービス管理責任者
- ブリッジコンサルタント(Kaien就労スタッフ)
- 職業訓練講師
TEENS
- 児童発達支援管理責任者
- エイブルシーカー(TEENSスタッフ)
- インターン(大学生・院生)
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3. 今月のメディア・講演情報
この1か月は4つのイベントに登壇しました。
- 02/23 公)愛知労働基準協会 心の健康講演会「発達障害*に対する企業の対応」(愛知・名古屋市)
- 03/04 日光市介護サービス事業者連絡協議会「福祉業界における大人の発達障害」(栃木・日光市)
- 03/07 中瀬ひがした親の会(東京・杉並区)
- 03/09 厚生労働省委託事業「発達障害支援者育成事業」(愛知・名古屋市)
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4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。
<診断がない場合>
Q1. 精神科で診てもらっているのですが、発達障害かどうかは断定できないと言われています。ここしばらくは、うつの症状もあります。これから就職活動が本格化するにあたって、発達障害とおぼしき状態を抱えて、どのような心構えで臨めばよいでしょうか。
Q2. 診断名がついていないのですが、発達障害の疑いがあるかどうか、そちらで見立ててもらえるのでしょうか。
鈴木. 発達障害・精神障害は基本的に黒白付けることができないモノだと思います。発達障害ではないと証明するのは難しく、グレーといえば全人類グレーといえると思います。医療や福祉などの公的サービスを受けるには診断が必要ではありますが、診断の前後でその人の本質の何が変わるわけでもありません。もちろん診断が自分の特徴を理解する助けになれば、よりよく生きやすくなるのも事実だと思いますし、実際そういう人たちをたくさん見ています。いずれにせよ、診断があってもなくても自分の凸凹を受け止める力をつけることが重要だと思います。なお、当社では発達障害の”見立て”は行っています。医療の診断とは異なり、仕事をするうえで発達障害をキーワードに考えるとよいどうか、というところに視点を置いています。
<就職について>
Q3. イマジネーション障害があり、優先順位付けが苦手で、困っている人に惑わされ、作業が進まないことが、多分にあります。 (今の支援機関では、言っても聞かない、治らないと言われております。)このため、前職の経理は向いてないと言われました。何か、工夫できる道具(仕組み)はあるのでしょうか?
鈴木. そんなことはありません。発達障害の方の適職の一つは経理です。もちろん個々人によると思いますが、やりやすい可能性が高い業務と思います。工夫できる仕組みというと、視覚化・簡略化に加え同時並行を避ける、などです。言葉にすると簡単なのですが、この大原則をその人なりに、その業務なりに当てはめていく形になると思います。
Q4. 埼玉県には就職先は多いですか?
鈴木. まだ少ないです。が、池袋事業所ができましたので、これから積極的に開拓をしていきたいと思います。それでも、障害者枠について触れると、いわゆる雇用率未達成時の”罰金”(納付金)があるのが従業員100人以上の会社(2015年4月~)。このためどうしても都内に集中しやすいですし、仮に郊外・地方に支店があっても、本社やその周辺で障害者雇用をすることが多いトレンドは近い将来に限るとそれほどは変わらないと考えています。
<運転免許>
Q5. 不注意優勢型ADHD,LD,協調性運動障害等言われています。療育等通いましたが、本人(大学2年)には告知をしていません。本人には、就活塾のようなところがあるから行ってみようと言っています。このような状態ですが、活動していくことは可能でしょうか。また、大学のキャリアセンターでは、就職するには車の運転免許は必須だと言われました。本人はとる気はありませんし、親も安全面が心配でとらせたくないと思うのですが、実際のところどのようなものなのでしょうか。
鈴木. 車をどこで運転するかだと思います。たしかに車の運転免許が就職に必要な地域・勤務先はあると思いますが、「就職するには車の運転免許は必須」というのはとてもとても信じられません。鈴木自身も新卒で就職活動をした時は免許を持っていなかったと記憶しています。発達障害の方は確かに不注意で危なっかしいケースが多く、一般的には運転免許は避けたほうが良いかなぁと思うのですが、逆に慎重でしずしず一歩ずつというタイプもあり、怖がることが運転では何より必要なため絵に描いたような優良ドライバーという場合もあります。自分のペースで運転できる私生活での利用は良いとしても、仕事での運転(時間に追われたり、意気消沈したりする中での運転)は危険度が高まると思います。運転好きを除いてはやはり運転が業務のコアになる仕事は避けたほうが良いように思います。
<Kaienの支援方法>
Q6. 当方は32歳で精神科の各テストの診断によりアスペルガー症候群と診断されて障害と向き合いながら、時に障害ゆえに体調を崩したり、小康状態のまま保てたりしており、しかし労働の義務は憲法にあるので働く事に纏わる体調悪化等もありますが、障害者枠で就活しております。貴社はネットで以前より存じておりますが、これまでお世話になっている他の障害者向き就労支援よりアスペルガー症候群の私には理解可能なフォローをして頂けますか?
鈴木. たしかに勤労義務は憲法にありますが、同時に生命・自由・幸福の追求も”権利”としてあります。働くことを強要されることで生命・自由や幸福追求が毀損されるのであればそれは本末転倒のように思います。(なお、生命・自由・幸福追求はアメリカ独立宣言が発祥で、Kaienでも社内でしばしば使います) 文面から見るに字義通り、ルール通り捉えやすいタイプの方と思いました。こういう方の場合は、あまり自分を追い込まず、周囲の期待を意識せず、できる範囲で安全な航海をしていくほうが良いと思います。(※発達障害の方は”頃合いがわからない”特性であり、ご質問をされた方とは正反対のずぼらなタイプもいらっしゃいますので、そういった方には正反対のアドバイスをすることもあります)こうした発達障害といってもその人に応じた支援は、様々な知見に基づいてできていると思いますので、もし当社を気に入られたらご利用いただければと存じます。
<関西等へのサービス展開>
Q7. 関西地方にも進出されるご予定はありますか。
Q8. 大阪府内で、同じような場所はありますか。是非とも教えてほしいてです。
鈴木. まだ具体的な計画段階には入っていません。「似たようなところはない」と自負しているため、早く拠点を広げられるように頑張ります。今後の参考のために5月連休に大阪・名古屋で当社主催のミニイベントを開催できれば良いなと思っています。またニュースレターなどでご連絡差し上げます。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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