- 発達障害*の方向け 少人数制面接会 開催のお知らせ 第1回はグリービジネスオペレーションズ(GREE特例子会社)が参加
- 今月のメディア・講演情報 「中日新聞 9/21 発達障害「生かせば戦力」 金沢で職場考えるセミナー」他
- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「親は悩んでいる。一方で我が子は?」他
- Kaienの一ヶ月を振り返る 出張開催「保護者と(発達障害のある)学生向け キャリアガイダンス」承り中他
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1. 発達障害の方向け 少人数制面接会 開催のお知らせ 第1回はグリービジネスオペレーションズ(GREE特例子会社)が参加
「発達障害への理解がある職場で働きたい」「障害特性への配慮を得ることで自分の強みの部分を発揮したい」とお考えの方にぜひご参加いただきたいイベントです。在職中の方にもお越しいただきやすい時間帯で開催します、お仕事帰りにぜひ気軽にご参加ください。
イベントの特徴
- その① 発達障害に理解・配慮がある職場に出会える(参加企業からの説明あり)
- その② オープン就労の実情を知れる(当社スタッフのミニセミナーあり)
- その➂ 自分に合った仕事内容や職場環境は? 個別相談だけでも参加可
イベント申し込み
- 日時:2018年10月19日(金)18:30~20:00
- 場所:Kaien秋葉原サテライト
- 詳細・お申込み: https://bit.ly/2ybQC3A
2. 今月のメディア・講演情報 「中日新聞 発達障害「生かせば戦力」金沢で職場考えるセミナー」 他
講演
各地で講演を行いました。
- 09/11 社会福祉法人茨城県社会福祉協議会「大人の発達障害」(茨城・水戸市)
- 09/14 金沢市労働政策課「大人の発達障害」(石川・金沢市)
- 09/14 大阪府子ども・若者民間支援団体連絡会議 大阪府子ども・若者の社会的・職業的自立支援専門部会 合同研修会(大阪・中央区)
- 09/15 リディラバ R-SIC2018(東京・港区)
- 09/27 岐阜県可茂地区手をつなぐ育成会「子どもの発達障害についてのセミナー」(岐阜・美濃加茂市)
- 10/03 神奈川県立産業技術短期大学校 人材育成支援センター「大人の発達障害についてのセミナー」(横浜・旭区)
- 10/07 えじそんくらぶ 指導者養成講座(東京・渋谷区)
今後の講演予定です。
- 10/28 神奈川県立津久井養護学校PTA「子どもの発達障害」(神奈川・相模原市)
- 11/08 慶應義塾大学「21世紀の実学」(横浜・港北区)
- 11/12 江東区 城東保健相談所「講演会」(東京・江東区)
- 11/17 宮崎県委託 発達障がい者生活・就労支援者育成事業(宮崎・宮崎市)
- 12/18 東京大学・筑波大学共催「ニューロダイバーシティ&インクルージョン シンポジウム」(東京・文京区)
メディア
- 中日新聞 9/21 発達障害「生かせば戦力」 金沢で職場考えるセミナー
リンク
3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「親は悩んでいる。一方で我が子は?」他
ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。
こんな自分でも働けますか?
Q1. 今まで一般企業にて就職、アルバイト勤務を行っていましたがどの職場でも仕事を覚えるのが遅かったり、手際が悪く迷惑をかけてしまうことが多くまた、仕事上のトラブルやうまくいかないことがあるとパニック(過呼吸や泣き叫ぶ、自傷)が出てしまうことがあり正常な勤務が困難になってしまっていました。また勤務時間通りに来ることが難しくいつも10分ほどの遅刻を繰り返してしまっていました。こんな自分が働けるとはもう思えないのですが訓練で改善できるのでしょうか。
A. 実際にお会いしないとなんとも言えませんが、ご本人の特徴をしっかりと把握され始めているようですので、働けると思います。おそらくですがもう少しご自身の特徴を見極めて、それに対する対策を習得し、認めてくれる企業・求人を探すというステップになります。焦らず1年ぐらいかかるかもしれませんが、なにが原因かかわらず苦しんでいる状況は突破していますので、それほど悲観すべき状態であるとも思いません。以前処理速度が遅いために苦労されている方の事例を書きました。そのケースに当てはまるところが多いと思います。すこし難しい記事ですが、下記に貼り付けますのでご覧ください。気になるのは二次障害的にパニックが出ていること。出来ないと過去の否定的な状況に近い場面に向き合うと出てしまう症状だと思います。ですのでできることが多い、すこし簡単かなという状況で落ち着きと自信を取り戻すことをお勧めします。
【参考】仕事が遅い場合の対策は ADHDで処理速度・知覚統合が低め WAIS(知能検査)の分析あり! 発達障害の特性理解と適職へのアプローチ
本人に向いた仕事/人との関係の築き方
Q2. 睡現在就業中なのですが、仕事の内容が、医療系で、迅速さ、正確さ、マルチ対応を求めるものであり、臨床心理士の先生によれば向いていない仕事とのことです。本人もつらいとのことですが、なんとかがんばって数年間勤めています。本人の特徴を見極めていただき、もっと本人に向いた仕事を紹介していただくことは可能でしょうか。また、人との付き合いが苦手で、会話が続かないために人との関係が築けないようですが、人との向き合い方などについても指導していただけますでしょうか。
A. 以前の私でしたら「ほとんどの仕事で迅速さ、正確さ、マルチ対応は求められるので向いていない可能性があり、職種というよりも職場を変更したほうが良い」という考えでした。その考えは今でも変わりません。ただし最近は少し考えが変わってきました。もしご家族などのサポートが得られるならば、他の職種にも挑戦してみると良いかもしれないということです。正直、いま人手不足の職種(ITや介護、建設現場、販売現場など)でしたら、職種の変更は今の時代はだいぶ簡単になってきました。このためまず本人の適性を見るとともに、受かりやすい職種も合わせて検討していく形になるでしょう。大事なのは本人が何をしたいかだと思います。能力にフィットしている職種でも本人がやる気が上がらなければ仕方ありません。本人をやる気にさせる支援も必要になります。と、書くには書きましたが書くほどに実際うまく物事が運ぶわけではないかもしれません。いずれにせよ、ご家族が応援してくれるならば、本人の適性を考えながら、やる気を高めていくというサポートを当社もしていきたいと思っています。
人付き合いについても考えが変わりました。もともと就職の支援の期間だったのですが、子ども向けや学生向けをするなかで、コミュニケーションなどの生活スキルの部分も徐々に支援領域が拡大するようになってきています。一つ大事にしたいのは「他の人と違うので普通にならなくても良い」ということです。違うなら違うで一人で楽しめる道を見つけるという考え方もできますし、普通になりたいならばある程度のスキルを身に着けましょうとなります。ここについてもご家族は人の関係を築かせてあげたいということのようですが、ご本人がどの程度の人との距離感が快適かを尊重してアドバイスしていきたいと考えています。
親は悩んでいる。一方で我が子は?
Q3. 大学4年生女子、就職活動をしたが、全滅、それ以降、就活をしない。大学の相談室にて、精神科医による診断では、発達障害障害の傾向があるとのこと。本人の自覚かない。大学ではそれ以上、何も対応してはくれず、親もどう扱ったら良いかわからない。そして自分の考えを一切言わない。親は就職しろとついつい言ってしまい、ますます殻に閉じこもっている。どう対応したら、就職する気になるのか?将来どうしたいのか自分の気持ちと向き合わせたい。どうしたら良いのでしょう?親は本当に悩んでいます。
A. 本人の自覚がないということ。たしかに発達障害だという認識はないかもしれません。でもまず間違えなく困り感はあると思います。就職活動で全滅をして、何も感じていないはずはないからです。また自分の考えを一切言わないのも、言えないのかもしれません。言うと怖いのかもしれません。発達障害の傾向があると自分の考えをまとめるという抽象的なことが苦手で言えないのかもしれませんし、発達障害の別の傾向で失敗経験がたまり言ってもどうせ何も変わらないとなると願いや気持ちすら言わなくなるのかもしれません。おそらくその両方だとは思います。当社のスタッフでも「もっと向き合わないと」と言ってしまう人がいて「それは違うんだよ」とたしなめたことがあります。お嬢様も将来と向き合っているから、気持ちを言わなくなって閉じこもってしまっているのだと思います。ご家族は心配なためについつい言ってしまうこともあると思いますが、良い意味で他人で一歩距離をおいて接することの出来る私たちのような専門家にまずは任せてもらえるとよいでしょう。いずれにせよ失敗が起きないようなスモールステップでまずは進んでいくことと、その先にきちんと働けたり楽しく人生を送れるという具体的な像が見えることが、今の状態では必要な気がします。
4. Kaienの一ヶ月を振り返る 出張開催「保護者と(発達障害のある)学生向け キャリアガイダンス」承り中他
この1か月のKaienのイベントやニュースをまとめてご報告します。
就労サイト大規模リニューアル開始
Kaienのウェブサイトがより見やすく、読んで楽しいページへと変身中です。例えばアクセス数の多い「発達障害とは」の各記事には、記事内容が一目でわかるようなチャートやイラストが加えられ、よりポップなイメージになりました。今後は動画などもどんどん登場する予定です。 一方でKaienのプロフェッショナリズムをより身近に感じていただける新たな記事シリース「医師と語る 現代の発達障害」もスタートしています。初回は早稲田メンタルクリニック 院長 益田裕介先生を当社代表の鈴木が訪ねての対談。個別支援の必要性、発達障害と専門職、などのついて意見を交換しています。https://www.kaien-lab.com/faq/dr1/
出張開催「保護者と(発達障害のある)学生向け キャリアガイダンス」承り中
Kaienでは福祉サービスの谷間となってしまう発達障害のある大学生・専門学校生向けに、就活プログラム『ガクプロ』を運営しています。プログラムの中でつながった大学・専門学校の教職員の皆様からいただいたリクエストにお応えし、「保護者と(発達障害の疑い・診断のある)学生向けキャリアガイダンス」を積極的に実施中です。学内で開催できる場合、つまり会場を用意して頂ければ、費用は原則無料で承ります。詳しくは下記サイトをご覧ください。 http://bit.ly/2P34NPD
代々木事業所で特性対策グッズ貸出中
代々木事業所では発達障害の特性による困りごとの解消を助けるグッズ――タイムタイマー(残り時間が目で見えるタイマー。過集中になりがちな方が休憩ペースをつかめる)、イヤーマフ(音を遮断。感覚過敏などで周囲の音が気になる方向け)、ストレスリムーバー(電気で眠気を覚ます)、Wemo (身に付けるメモ。抜け漏れが起きやすい方向け)、CAOMARU(スクイーズ。握ってストレス解消)、BELTBOX(声を抑えるマスク。大声を出したい時に)、スイッチボックス(多動がおさまらない方が意識をそらすためのスイッチの沢山ついた箱)――の貸し出しを始めました。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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