- 大阪事業所 設立スタッフ募集
- 今月のメディア・講演情報 しんぶん赤旗に教育エッセーを寄稿しました
- 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「障害者雇用を目指さない選択肢での就労定着支援事業の有用性」他
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1. 大阪事業所 設立スタッフ募集
当社としては初の関西拠点となる大阪事業所。いよいよ2月中旬から、なんばの仮オフィスで本格開設に向けて始動します。
以前から大阪進出への打診は多かったのですが、自閉症支援の歴史が深く、むしろ首都圏よりも進んでいる関西にKaienが進出する必要はあるのか? 圧倒的な価値を与えられるのか?――という問いを今も抱えたまま準備を進めています。むしろ学びを深めよう、一から考えることで新たな発見をしようという心構えでおりますので、関西の関係者の皆様、どうぞご指導・ご鞭撻をよろしくお願い致します。
事業所の物件探しもさることながら、今何より大切なのがスタッフ探しです。引き続き”ブリッジコンサルタント”、”職業訓練師”、”相談支援専門員”を募集中ですので、奮ってご応募下さい。第一次面接から社長鈴木が行わせていただきます。
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2. 今月のメディア・講演情報 「しんぶん赤旗に教育エッセーをシリーズで寄稿」他
講演
研修を横浜で行いました。
- 02/05 八洲学園 教職員研修(神奈川・横浜市)
今後の講演予定です。
- 2/15 東京都自閉症協会 アスペ部会『発達障害のお子さんにお勧めする学校選び 中高編』(東京・杉並区)
- 2/27 「平成29年度(第2回)青少年支援に携わる人の研修会」福岡県庁(福岡県福岡市)
- 3/3 Kaien/ガクプロ主催 『就活力UP一日講座 きずな蒲郡館(愛知県蒲郡市)
- 3/3 さいたま市障害者総合支援センター(発達障害者支援センター)(埼玉・さいたま市)
メディア
- しんぶん赤旗に教育エッセーをシリーズで寄稿 2018年1月9日、16日、23日、30日の4回掲載
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3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「障害者雇用を目指さない選択肢での就労定着支援事業の有用性」他
ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。
体力・集中力が持たない
Q1. フルタイムでの就業を希望していますが、注意力が低く、疲れやすい自分の特性を考えるとなかなか一般のフルタイム職は難しく、もし別の可能性があるなら模索してみたいです。
A. 発達障害の方でコミュニケーションもあまり課題があるわけではないし、ミスや抜け漏れもなんとか仕事で怒られない程度には対策できている、でも疲れて疲れて大変で普通の枠で働くのが難しいという方は女性を中心に多く見られます。例えで言うとウルトラマンのような感じで、普通に見せることは出来るけれども、その変身時間が限られたりエネルギーをだいぶ使ったりするので、配慮がほしいという方です。今回のご質問を寄せていただいた方も、注意力が低いため、いつもピリピリしていると、疲れが溜まりやすいということだと思います。
こういう場合は理解のある一般枠を探すよりも、障害者雇用をお勧めするほうが当社の場合は多いのが実際です。障害者枠ですと大企業に雇用してもらえる可能性が高まり、やりとりがある程度普通であれば、短い時間の勤務だったり、職場での細かな休憩時間の確保だったりと、配慮を得ながら、一定の給与を得られる可能性もあるからです。
もちろん自分の好きな仕事の場合や周囲からの環境負荷が少なくマイペースで動ける場合など一般枠のフルタムでも可能性があるとは思いますが、見た目で障害の程度が低くても、総合的に見て配慮がほしいときは医師やご家族に相談してきちんと配慮を受けられる求人を目指されることが良いかと思います。
大学生の就活時期
Q2. 2年後に大学を卒業予定です。自閉スペクトラム症とADHDの障害があると診断を受けています。いつ頃から、どのように就職活動の準備をすれば良いのでしょうか?
A. 主に当社ページに載せていますので、下記ページをご確認いただければと思います。簡単にまとめますと、2年後ということは大学2年生の2月ということですよね。まず大事なのは単位を3年後期までに出来る限りとっておくこと。次に3年生の場合は、就活に関係するネタを作っておくことだと思います。発達障害のある学生の場合はなかなか「学生時代に力を入れたこと」「みんなで達成したこと」などの採用面接で頻出のテーマに答えられず、なかなか書類選考や面接が突破できないことが多いからです。
また最近は障害者雇用をはじめから目指す学生も増えてきました。ご本人と相談の上、一般枠か障害者枠かということも3年生になったらお話する機会を多くしたほうが良いでしょう。その後の就活の準備でも一般枠・障害者枠によって時期や準備内容に違いが大きくなるからです。
今回は2年生ということで参加いただけませんが、就活を加速するために、3・4年生向けに「ガクプロ合同面接会」を今月開催します。第1回は予想以上の反響で約20社に求人を出していただけました。第2回も今夏に予定していますので、そちらに参加されるのも良いかもしれません。
【参考】大学生の発達障害 学生生活・就職活動での困り感とその対応法をまとめました
【参考】全国初!発達障害学生のための企業合同面接会 2018年2月開催 大学3・4年向け 10社以上が参加予定 無料の直前対策講座も開催
障害者雇用を目指さない選択肢での就労定着支援事業の有用性
Q3. 手帳を取得せずに就労を目指す場合でも何かしらフォローして頂く事は出来るのでしょうか。
A. Kaienでは障害者手帳を持った就職(障害者雇用を目指す就職)支援だけではなく、一般枠の支援もしています。障害者枠は企業から独自求人を開拓していますが、一般枠では求人を獲得できていません。それ以外は障害者枠も一般枠も同じサポートです。つまり適職を探し職場での対人力を高める職業訓練、仕事術を高めるビジネススキル講座、面接・書類作成の支援などです。
また今年(2018年)4月からは就労定着支援事業も始まり、より障害者手帳を持っていない一般枠の就業者へのサポートもしやすくなります。というのもこれまでは定着支援に公費が入っておらず、一企業としては就職後になかなか支援しづらい状況でした。自然、職場での配慮が手厚い障害者枠を選ぶ人が増えていました。この4月からは就職後も3年間は月1回の面談が公費で行えるようになりますので、配慮が少ない、あるいはない職場で働いていて傷つきやすい状態であっても、ご本人を支援し続けられることになります。
就労定着支援事業は就労移行支援の利用が前提となる制度になりそうですので、当社と全くつながりがなかった方が利用頂くことが出来なそうですが、一度就労移行支援を挟んで頂く機会があれば長期間のサポートが可能になります。定着支援事業では当社ならではの「発達障害に特化した定着支援」の案を温めています。4月以降に公表させて頂く予定ですのでお待ちいただければと思います。
【参考】来年度から始まる就労系福祉サービス「就労定着支援」って何? Kaienマンスリーレポート2017年5月
医療機関に行く時間がない
Q4. 長年、私生活や、職場での度重なるミスで、自分が発達障害なのではないかと疑うようになりましたが、それを診断する場所にも、仕事で、職業上なかなか有給を取得できず、なかなか行くことができません。まずはそこから悩んでいます。次の自分のするべき行動が見えず、ズルズルと今まで来てしまいました。何かアドバイスがあればお願いしたいです。
A. そうですか。それは大変ですね。当社は平日夜に利用説明会や個別相談を実施してますので、お越しいただくことはできそうですが、医療機関はなかなか平日夜間に見てくれるところは少なめですし、土日も予約が取りづらいところが多いと思います。
とはいえ、心療内科や精神科も、実は色々と特徴があります。コンビニエンスストアのように、オープンしている時間が長く最低限の診療をし処方箋を出してくれるところから、専門店のようにある特定の分野の病気だけをじっくりと診てくれるところ、在職中の方がたくさん行くところや、女性を中心に見ているところなどです。
今回の場合はまずはコンビニ的な心療内科や精神科に行って可能な範囲でささっと診ていただくことで、自分で悶々と悩むよりは前にすすめると思いますし、その後転院したり、当社のような支援機関に来たりしてより深く広い支援を受ける方向を考えられたら良いのではないかと思います。
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