4月に開始する新サービス「生活訓練」「サードプレイス」「ガクプロ在宅」

2020年3月号
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1. Kaienのコロナウイルス感染対策(2020年3月9日現在)

社長ブログに書いたものをこちらにも転記します。

■就労移行などの在宅利用

就労移行支援や相談支援について。今日までに東京都以外の認可自治体からは、柔軟に在宅訓練を認めてよい、という通達を頂きましたので、明日から対応を始めます。もともと創業当初から、当社の教材はほとんどがクラウド上にあり、またZoomやSlack、Gmailのチャット機能などでいつでも在宅利用ができる基礎がありましたので、迅速に対応できています。

■朝のラッシュを避け「午後のみ」の開所

それでも大多数の方は来所を希望されたり、面接などのために企業に赴いたりしています。感染リスクを減らすため、3月は午後のみの開所として、特に都市部の朝のラッシュアワーを避ける措置を取ることになりました。

■チェックイン時に検温・咳などの症状・睡眠時間

当社の利用者も訪問者もスタッフも、朝の検温で37度以上はNG。そのほか咳などの症状もNG。加えてNG項目ではないですが睡眠時間も確認し記載してもらっています。(睡眠時間については健やかな心と体を維持するためです。もろもろの情報を勘案すると、すでに都内・府内でウイルスを保有している人は相当数になっている可能性があり、その場合は数週間や1・2か月の隔離でやり過ごせる類の状況では残念ながらなく、各自が免疫を上げて行動することが現実的だと考えているからです。)

■各種イベントの中止

その他、当社のもろもろのイベントを3月末まで中止しています。リスクが大きすぎるので政府の要請に応えたというよりも、上記の対応をスタッフが行うため、マンパワーを確保するためという面が強いです。

なお、Kaien365という発達障害の人を新たな形(オープンチャレンジ=一般枠オープン、ITなどの専門職、超短時間労働、テレワークなど)で採用してもらおう取り組みもいったん休止させていただいています。これも今は変化に対応するところに力を注ぐためです。メールなどで企業に新たな求人を提案する活動の下準備はこういう機会だからこそしていきたいと思っています。

■ほぼ通常通り

ガクプロやペアトレなど、ラッシュとは時間がずれていたり、オンラインでの講座がメインのサービスは、予定通りの運営となっています。

 

 

2. 4月に開始する新サービス「生活訓練」「サードプレイス」「ガクプロ在宅」

Kaienでは2020年4月から3つの新たな取り組みが始まります。

自立訓練(生活訓練)

就活はまだ早いと感じていたり、就活をしてみたけれどもまずは心と体の整え方を知りたいという方など向けのサービスです。Kaienとしては初めて立ち上げる自立訓練(生活訓練)となり、市ヶ谷駅から徒歩数分の場所に事業所があります。平日10~15時に通所し、就労移行と合わせて最大4年で就活をするイメージです。

自立訓練(生活訓練)サービスについて

サードプレイス(平日日中)

ガクプロの1コースとしてスタートします。本来は自立訓練(生活訓練)や就労移行支援の事業を受けたいものの、診断前だったり、学生だったりで、障害福祉サービスの利用ができない、あるいはまだ心が定まっていないという方向けです。職業訓練・就活相談・自分史作成など個人ワークが中心です。

オンライン(在宅)コース

こちらもガクプロのコースの一つです。今までガクプロは通所型のサービスだけでしたが、オンラインで地方にいても在宅でサービスが受けられる仕組みにしています。就活セッション・ビジネススキル講座・カレッジ講座など人気プログラムを週1でレクチャーします。個別相談も月1回可能です。

https://www.kaien-lab.com/gakupro/3place/

 

3. 今月のメディア・講演情報 「東京第1回トレランス就職情報交換会」

講演

各地で講演を行いました。

  • 2/18 東京第1回トレランス就職情報交換会(東京・渋谷区)
  • 2/18 筑波大学「ガクプロ出前授業」(茨城・つくば市)
  • 2/20 & 21 山形大学「ガクプロ出前授業」(山形・山形市)
  • 3/10 学校法人河合塾学園トライデントコンピュータ専門学校「教職員研修」(名古屋・中村区)

今後の講演予定です。

  • 5/21 市原地域生活支援センターはばたき「当事者の可能性を支援者が限定してしまっていませんか」(千葉・市原市)
  • 7/7 東京都精神保健福祉協議会「発達障害と就労」(東京・新宿区)
  • 8/3 福井県特別支援教育センター 研修講座(福井・福井市)
リンク

講演・研修依頼

4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「本人が前向きに参加するには」

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問 はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

本人が前向きに参加するには

Q1. 本人が前向きに参加してくれる方法を教えていただきたい。

A. このコメントはKaienが初めて立ち上げる「生活訓練」の事業所、Kaien市ヶ谷で書いています。昨日から体験セッションが始まっていて、通所予定の方々とお会いし始めました。

体験セッションを通じて強く感じるのが、どのように前向きに参加してくれる環境をつくるかということです。これまでKaienが行ってきた就労移行支援は、就職に向けたスイッチがある程度入った方々が対象でした。生活訓練ではそのスイッチが入っていない、あるいは入れたくても上手に入らない若者が主な対象になります。そういった対象の人が楽しく通えるのは一筋縄ではいかないなと感じます。双極性障害のように見えるタイプが多いのでやる気が長続きしないですし、あるいは対人恐怖や緘黙の特性がある人も多くまずは安心安全が欲しいという方も多くいます。やる気は十分だけれども、あまりにも非現実的な理想を掲げていて、親とのずれが激しいタイプもいらっしゃいます。

一番大事なのはご本人の現状をしっかりとアセスメントすることだなと体験セッションを通じて感じました。またスタッフへの信頼感もとても重要です。最終的にはこの人と会いたいなということで通ってもらうことが一番強い誘因になると思うからです。スタッフが気持ちよく働けること、ご本人の特性と親の期待をきちんと把握・アセスメントすること、そして本人にあった内容をスモールステップで提供すること。支援に王道や定まった道はないなと現場にいると日々感じます。

定着の支援は

Q2. 就職の支援があることは分かったが、仕事を続けていく上での支援はあるのだろうか?

A. Kaienは「空母」のような存在だと思っています。折に触れ社内外で「空母」論をお伝えしています。つまり働き始めた後に、エネルギーが切れたら、最新情報が欲しくなったら、仲間と会いたくなったら、帰還できる場所です。具体的には個別相談だけではなく、グループワークも毎月開催しています。またグループワークではないですが、飲み会も隔月で開催しています。(強制参加ではありません)

その他、Kaienに通った方に永年無料でログインいただける「かいえんぴあ」というSNSや、Kaien以外の方も参加できるスタッフ付きの当事者会「キスド会」も開催しています。定着支援は行政の制度がほとんどない部分になりますので、当社の創意工夫で出来る範囲となりますが、ぜひ当社のコミュニティに入り続けて頂ければと思います。

効果的に定着支援を行うために 課題や特性でタイプ分け

 

高校からのガクプロ利用

Q3. ガクプロに通ってみたいと思っていますが、高校生からでも大丈夫ですか?また体験会のようなものはありますか?

A. はい。可能です。高校生まではTEENSという放課後等デイサービスもあります。そちらは障害福祉サービスで学習支援など個別セッションを行う平日活動と、お仕事体験というグループワークを行う週末活動が受けられますが、ガクプロでは大学生や専門学校生に混じって就職に向けたサポートが受けられます。

発達障害・グレーゾーンの学生向け

5. Kaienの一ヶ月を振り返る 「通信制高校「2:4:4」とギャップ・イヤーの話」

この1か月のKaienのイベントやニュースをまとめてご報告します。

■「灰色のサイ」で就活・雇用情勢に変化はあるのか?
掲載日 : 2020年3月6日

「灰色のサイ」で就活・雇用情勢に変化はあるのか?

 

■通信制高校「2:4:4」とギャップ・イヤーの話
掲載日 : 2020年3月3日

通信制高校「2:4:4」とギャップ・イヤーの話

コロナウイルス関連:就労支援サービスの対応 Kaien社長ブログ
掲載日: 2020年3月2日

コロナウイルス関係 科学的で柔軟かつ慎重な対応を
掲載日:2020年2月27日

在宅利用が認められるきっかけに?
掲載日:2020年2月24日

■企業向けと親子向けのカードゲーム作成中 Kaien社長ブログ
掲載日 : 2020年2月10日

企業向けと親子向けのカードゲーム作成中

 

 

 

 

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