1. 発達障害 就業実態調査 2020年版 ~発達障害の600人に聞きました~
毎年行っている発達障害*の方への就業実態調査。今年は約600人の方にご協力いただきました。導入も併せて6回にわたって当社代表取締役の鈴木が解説しています。発達障害の人が働く「トレンド」をぜひご確認ください。
- 導入「人生の満足度 福祉につながっている人 vs. つながっていない人」
- 其の壱「障害受容のタイミング」
- 其の弐「就労移行支援 Before/After」
- 其の参「発達障害の人の就業実態(平均年収は236万円)」
- 其の四「一般雇用だがオープンにしている人が増加中!?」
- 其の五「就労移行・生活訓練 Kaien利用者データ 2020年版」
- シリーズを読む
2. YouTubeチャンネルから「第1回 才能ドラフト会議 presented by Kaien」
KaienのYouTubeチャンネルから厳選動画をピックアップ。ウェブサイトでご確認いただけます。
厳選動画をご紹介
①第1回 才能ドラフト会議 presented by Kaien(2020/12/10)
主にクリエイティブコースに通う利用者(希望者)が、企業に自らのスキルを売り込むイベントです。当日の熱いアピールの様子をご覧下さい。
②Kaien特別セミナー 「今日から使える!発達障害の支援ノウハウと職業訓練プログラムの活用方法」
これまで蓄積してきた誰でも使える発達障害の支援ノウハウや、Kaien独自の職業訓練プログラムの活用方法についてご紹介しています。パートナー企業を検討されている事業者様はぜひご覧ください。
3. イベント情報「困っていない発達障害」
今後Kaienでは下記のイベントを予定しています。詳しくはウェブページから。
- 1/20(水) 13:00 就労移行 体験セッション 元エンジニアの支援員による「IT企業を目指す就職活動のポイント」
- 1/20(水)・27(水)13:45 支援者向けイベント「Kaien大阪福島 お披露目会」
- 1/24(日) 16:30 Kaien特別企画「困っていない発達障害」 ゲスト:困り感の少ない当事者3人
- 2/9(火)13:30 公開インタビュー 発達障害の強みを活かす先進企業 #2「”本業”に貢献する障害者雇用 ~インクルージョン配属の成功例を三井化学(株)に聞く~ 」
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4. 今月のQ&A <我が子が自立するために親は何をしたらよい?>
お寄せいただいた質問に当社代表取締役の鈴木慶太がお答えします。
我が子が自立するために親は何をしたらよい?
Q1. 親としての対応について教えてください。子どもが自立する為にはどうすればよいですか。
A. 当社はややひねくれていて、自立=自分だけではなく他人に頼りながら生活していくこと、と定義しています。ですので、自立というのは、親も含めて多様な社会リソースを使いながら、自分なりの人生を暮らしていけるかだと思います。
就職の時も、自分の力だけで職場は動かない。自己判断はかえって危ない。だからこそ「報連相」を徹底しよう。また自分の適職はわからない。だからこそいろいろな仕事や職場環境を味見のように職業訓練して「体験して適職」を探そう、というのが当社のテーマですし
自立についても、自分の力だけで自立は出来ない。自己判断・自己解決はかえって危ない。だからこそ「人に頼る」を徹底しよう。また自分が快適な自立の姿はわからない。だからこそいろいろなライフハックや知識を知り、部活などで「体験して適した環境」を探そう、というのがテーマになっています。
今の社会は大人になるためのステップが多すぎて、20歳になったから、高校や大学を卒業したから、大人になれるわけではないと思います。もし通常の生活の中で、「人に頼る」「報連相」などが習得しきれなかったとしたら、ライフスキルを学び直す時間は必要だと思います。
ご家族としてはその時間をしっかりと支える精神的・金銭的な余裕を作っておくこと。また何よりも親自体が健やかな心身状態でいることが大きいと思います。
自宅まで来る支援はありますか?
Q2. 当事者は大学生ですが、支援してくださる方に自宅に来てもらうようなプログラムはありますでしょうか。
A. 自宅までくるサービスは、医療では訪問看護、福祉では当社も市ヶ谷や大阪で展開している自立訓練(生活訓練)があります。訪問看護は最近では精神障害向けのものが増えている印象です。一方で福祉は大学生は使えないことが多いため、卒業後ということになるかもしれません。
参考: 自立に向けたソーシャルスキルを身に着ける 発達障害の若者向けの生活訓練
自立訓練(生活訓練)サービスについて
コロナ禍での障害者雇用
Q3. コロナ禍の中、今後の障害者雇用枠での求職はどのようになっていくのでしょうか。
A. 記事にある通り、当社ではこの3か月はむしろ前年よりも就職者数が伸びています。きちんと就活をしていけば、求人は変わらずありますし、企業の採用熱も特に障害者雇用では引き続き高いものがあります。
ただし求職の方法や採用選考の流れはオンラインが多くなったり、求人の種類が在宅やPCを使う作業により移っていく可能性があります。習得するスキルや就労準備性も変化していくでしょう。
当社でもクリエイティブコースを充実させて、RPAやマクロなどをより多くの利用者が習得できるようにするなど、専門化が進む障害者雇用に対応できるようにしています。
参考: コロナ禍でも就職者18%増 (発達障害の方の就労支援)
コロナ禍でも就職者18%増 (発達障害の方の就労支援)
「灰色のサイ」で就活・雇用情勢に変化はあるのか?
参考: ウェブ・IT・デザイン系に興味がある方へ 発達障害の方向け 「クリエティブコース」
クリエイティブコース
オンライン支援・在宅就労
Q4. デスクワーク時に、向かいの人や近くを通る人の顔が視界に入る状況が長く続くと、パニックになります。オンラインでの支援や就職を希望したいのですがそういった環境はありますか?
A. はい。当社のサービスはすべての事業所・プログラムでオンライン利用が可能です。具体的には就労移行支援、自立訓練(生活訓練)、ガクプロといった通所をメインとしたサービスでもオンラインで利用されています。
就職先についても在宅での就職を目指す方が時節柄増えてきています。増えてきてはいるものの、まだ仕事の内容や給与で限定的ですし、競争が激しい枠でもありますので、出来る限り(例えば週1でも、あるいははじめの1年だけでも)職場に通うための力もつけられるとより就職の選択肢も広がるでしょう。完全在宅、という選択肢だけではなく、一部在宅という求人にも応募できるようになるからです。
参考: 就労移行支援・生活訓練 ~あなたの中に眠っている仕事力 Kaienが一緒に探します~
就労移行支援
発達障害・グレーゾーンの学生向け
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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