発達障害人材の活用推進 EYジャパンが新組織

2022年7月号
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1. 配慮が得られる 得意が活かせる お勧め求人

Kaienが運営する発達障害*の方向けの求人サイト「マイナーリーグ」。お勧め求人をご紹介します。

  • オムロングループ:来たれ異能人財!大学院などで専門領域の研究開発の経験はあってもコミュニケーションや段取り、環境適応に困難があり、仕事で専門性を活かす機会が得られないという方におすすめです。対象技術領域は、ロボット技術開発・センシング・画像・エネルギーマネジメント技術開発。7/22(金)、29(金)のオンライン説明会に是非ご参加ください!
  • 株式会社帝国データバンク:Kaienからの就職者多数。データ入力・集計・文章構成など、スキルや経験に合わせてPC事務業務がアサインされます。実習で業務・職場へのフィットを確認した上でご入社いただくので安心です。
  • 株式会社八芳園:結婚式・イベントで使用する食器やカトラリーの洗浄・管理のお仕事。決まった流れの作業や片付けが得意な方、裏方としてお客様やサービスに貢献したい方におすすめです。

マイナーリーグはこちら → https://mlg.kaien-lab.com/
IT職/ デザイン職/研究開発職/専門事務職・語学の専門スキル求人は → https://www.kaien-lab.com/job/professional-skills-jobs/
求人関係のイベントのご予約は → https://www.kaien-lab.com/job/job-interview/

2. ニューロ・ダイバーシティ サミット JAPAN 9月に開催決定

今年(2022年)9月、「ニューロ・ダイバーシティ サミット JAPAN ~みんなで語る!発達障害~』を開催します。Kaien創業祭2022(13周年)を兼ねたイベントです。

日本初登壇となるスペシャリスタナ創業者 トーキル・ソネ氏の講演をはじめ、全4チャンネル 10セッションをご準備。双方向の参加型セッションも多数用意しています。皆様のご参加をお待ちしています。

  • 企画: 『ニューロ・ダイバーシティ サミット JAPAN みんなで語る!発達障害』
  • 日時: 2022.9.19 (月/祝) 11:00~18:00
  • 場所: Zoom開催(一部会場有)
  • 主催: 株式会社Kaien
  • 申込: ニューロダイバーシティサミット 特設ウェブページ 
  • 料金: 早割700円(7月までのお申込み)、一般1,000円(当日までのお申込み)
  • 内容: 下記参照

3. 【2022年最新版】デジタル領域における発達障害人材の活用事例まとめ

IT業界や様々な産業において企業がASD(自閉スペクトラム症)やADHDといった発達障害のある方を雇用し、デジタル分野で活用する動きが加速しています。Kaienの企業向けの配信記事で2022年現在、国内の「IT領域における発達障害人材の活用」先進事例をまとめてご紹介しています。

  • アプリのテスト・デバッグ業務(Yahoo! Japan)
  • アノテーション(メルカリ)
  • Webアプリ開発(日揮パラレルテクノロジーズ)
  • サイバーセキュリティ(デジタルハーツプラス)

政府も本腰を入れて動き始めています。経済産業省は、日本の産業全体の喫緊の課題である「IT領域における産業人材の不足」を背景に、2021年よりIT領域における発達障害人材の積極活用を推奨する「ニューロダイバーシティ推進事業」をスタートしています。

詳しくは:発達障害者雇用 Q&A【2022年最新版】デジタル領域における発達障害人材の活用事例まとめ

https://www.kaien-lab.com/clientneeds/clientneeds-qa/mail-magazine202206/

4. メディア・講演情報 日本経済新聞

メディア
講演
  • 2022年5月25日 化学メーカー 社員向け勉強会(オンライン)

イベントの詳細・ご予約は こちら から
メディア掲載は こちら から

5. 今月のQ&A <コミュニケーション力を伸ばすには?>

お寄せいただいた質問に当社代表取締役の鈴木慶太がお答えします。

コミュニケーション力を伸ばすには?

Q1-1. 大学三年生です。就活にむけて活動に悩んでいます。大学には発達障害のことは話していません。コミニュケーション能力が低く、自分にあった仕事があるのか不安なようです。
Q1-2. コミュニケーション能力が弱いのですが、Kaienさんはどのようにしてコミュニケーション能力をあげていくのか知りたいです。

A. 結論を言うとコミュニケーション力を伸ばすことは難しいですが、コミュニケーションの結果を良くすることは可能です。

コミュニケーション力は、生まれた時から、あるいは幼少期に身に着けた能力以上はなかなか上がりません。特に発達障害の特性があると、言葉が出づらかったり、即時応答が難しかったり、相手の意図を取り違えたり、色々なずれがありますが、これを修正することは難しいです。(だからこそ障害と言われると思います。)

一方で、自分に合ったコミュニケーションが出来る環境を構築すれば、やり取りはスムーズになります。例えばしゃべりが苦手な人でもチャットでやり取りすれば、むしろ”健常者”よりもコミュニケーションが円滑になる人もいます。相手の意図を取り違うことが多い人も、考える時間を数分もらうだけで落ち着いてやり取りできる人もいます。

このように当社の場合は、その人の変えられない能力を変えるような非現実的なアプローチではなく、その人なりの特徴を生かして、コミュニケーションを円滑にするという成果をあげることを重視しています。

そしてそれには、生活や職場に近い環境での練習が欠かせませんし、練習をする中で自分がどういう環境だと上手くやり取りできるかをアドバイスしてもらえる支援者が必要になります。

発達障害の人も自分と周囲がその特徴を理解すれば、生活や仕事で困らないコミュニケーションは取れますので、ご安心ください。

プログラミングを学びたい

Q2. プログラミングのスキルを身につけたいと思っているのですが、大阪天六で可能ですか。もし可能なら、どの程度のスキルを身につけることができますか。資格を取るにあたって、受験料やテキストなどの補助はありますか。就労支援のカリキュラムに関する説明が聞きたいです。

A. 当社の就労移行支援施設では、どこでもクリエイティブコースが選べます。マクロやGASといった業務効率化系のスクリプト、ウェブ系のプログラミング、システム開発などご本人の力に合わせて学べます。また学ぶだけではなく、実践の職場を模したプロジェクトで実力も図れます。教材費などはかかりません。そしてもちろん多くの方が未経験からでも就職していますので、ぜひ前向きに日々を送っていただければと思います。ただしすべての方にITやプログラミングがあっているわけではなく、もし途中でプログラミングの道を「挫折」したとしても、Kaienでは次の適職探しのコースも整っていますのでご安心ください。

(参考)クリエイティブコース

働くべきか否か?

Q3. 現在通信制の高校を休学中です。自閉スペクトラム、強迫性障害の診断を受けています。本人勉強したくなく、また働きたくないと言っています。親として将来が不安です。勉強ができないわけではありませ。ただ、勉強したくなくなり、人とも関わりたくない状態になってしまいました。一時期に比べて明るくなり、病院にも定期的に行ける様になったので、少し将来のことを考えても良いのでは思い、子どもが安心して自分の気持ちが話せる場所を探しています。

A. 働くことで前向きな気持ちになれ、健康も保ちやすく、更にはお金ももらえますので、ご本人の気持ちがある限りは当社は就労支援を行います。しかし大事なのはご本人がご自身の人生に誇りを持って生きることだと思います。たしかに他の人と違って普通じゃないかもしれないですし、小さいころに思い描いていた将来とも違うかもしれませんので、自分を再発見し、将来を再設計する場は必要になると思います。当社の場合は「自立訓練(生活訓練)」という場で、その機会を提供しています。

(参考)自立訓練(生活訓練)

6. Kaien社長ブログ

2022年7月3日 [新ロゴ] 海援隊とKaien 二引(にびき)の旗に込めた想い

7. LINEお友達登録

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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます