こんにちは。就労移行支援事業所Kaien秋葉原の中尾です。
2018年6月19日(火)にハローワーク主催の平成30年度第1回障害者就職面接会が東京体育館メインアリーナで開催されました。260社もの企業が集結する大規模な就職イベントです。
書類選考なく面接を受けることができる貴重な機会、このチャンスを逃さず、Kaienからも総勢77人(見学者含む)の訓練生が参加しました。
会場には、幅広い年齢層の身体・知的・精神の障害(発達障害を含む)がある多くの求職者が集まり、熱気に満ちていました。
今回初めて参加した私が感じたことをお伝えしたいと思います。
やっぱり見た目は大事だった!
人、人、人。多くの人とすれ違う中で、パッと目に留まる人がいます。それは、姿勢の良い人、身だしなみが整っていて清潔感のある人でした。6月の日中、蒸し暑い体育館でノージャケットの方、半袖Tシャツ姿の方などスタイルは様々でした。ただ、面接会という状況で一番魅力的に見えたのは、スーツをきちんと着ている方。Kaienの訓練生の姿は、とても頼もしく見えました。
人気企業の面接官は、1人10分、1日で約20人の面接を行っています。10分という短時間で人の内面を知ることは、ほとんどできません。面接の合否、また会ってみたいと思うのは、第一印象が良かった人だと思います。
第一印象を決める要素は、【視覚】【聴覚】【言語】の3つですが、実は与える影響力の割合がそれぞれ違います。
【視覚】見た目・・・55%
【聴覚】声のトーン、話すスピード・・・38%
【言語】話の内容・・・7%
やはり第一印象の良さは、見た目が大事!ということです。
ここでお伝えしたいのは、決して容姿が優れていなければならないということではありません。1㎝髪を切るだけで、1か所ピンでとめるだけで、スーツの上着のポケットを空にするだけで、背筋をピンと伸ばすだけで、見た目から受ける印象は大きく変わるのです。
Kaienでは、普段の訓練の中ではもちろん、面接会会場でも、同行したスタッフがアドバイスを行います。
その笑顔の秘密
「4社面接を受けました。1社目は、膝の上に乗せた手が震えていました。ただ、雰囲気に慣れた2社目からは、満足のいく受け答えができました。やり切りました。」ある訓練生は、面接開始前、とても不安そうに履歴書を何度も何度も見返していましが、面接後充実感のある笑顔でこう話してくれました。
この面接後の笑顔、秘密はズバリ“準備”ができていたこと!!だと思います。
面接会の準備と聞いて、何を想像するでしょうか。私は、履歴書作成しか思いつきませんでした。しかし、Kaienの“準備”は全く違います。
①Kaien独自の説明ビデオを視聴します。
申し込み方法・面接会の雰囲気・当日の流れなど「効率的に面接を受けるノウハウ」を知ることができます。
②企業選定をします。
ここが大変です。なぜなら、企業が260社もあるのです。どんな企業を選んだら良いのかわからない方がほとんどではないでしょうか。Kaienでは、これまでの知見をもとに、経験豊富なスタッフが企業を選ぶアドバイスをしています。
③履歴書の作成をサポートします。
履歴書の志望動機・自己PRは考えるのも、書くのも難しく、ついつい後回しにしてしまう方も多いと思います。私も大の苦手でした…。Kaienでは訓練に「赤ペン」という時間があります。スタッフと一緒に、企業の情報や一人ひとりの強みに合わせて、応募書類を仕上げていきます。これまで多くの発達障害のある方を就職に結びつけてきたスタッフのサポートがあるので安心してください。
④面接練習を繰り返し行います。
まずは、ドアの開け閉め・挨拶の仕方・履歴書の渡し方といった動作から、話すスピード・声の大きさ、表情、そして、話す内容まで一つずつ確認しながら練習できます。Kaienの面接練習で面接官役をするのは、実際の大企業で管理官クラスで働いてきた講師の方々です。実際の面接に近い緊張感の中で、繰り返し練習することで、面接に慣れ、本番で力を出せるようになっていきます。
1人で面接会に臨むのが不安な方、ぜひKaienにお越しください。それぞれの状況、ご希望、発達障害の特性に合わせて、就職、そして定着までサポートします。まずは、Kaienの利用説明会にいらしてみてください。
関連ページ
- 次なる就活への糧に!ハローワーク障害者就職面接会をおえて ~10分間で伝える“意欲”と“能力”とKaien流の就活サポート~
- Kaienで就活・就労仲間を作ろう!