冊子の編集・デザイン・印刷・製本を学べる 就労移行の職業訓練

新作『Decobo通信』、川崎で完成しました!
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 Kaien川崎スタッフの正宗です。

 今回はKaienハート広報部3課での初の発行物となる「Decobo通信mini」について、制作の裏話をお伝えします。(ちなみにKaienハートとは、当社の”模擬特例子会社”で、Kaienの拠点横断でさまざまな業務を行っています。広報部3課は、Kaien川崎にある部署です)

訓練生だけでなく、スタッフも初めて!

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 川崎事業所でDecobo通信の制作を始めて以来最初の、新しいDecobo通信が完成しました。Decobo通信は、当社がこれまで発達障害の方と向き合う中で得た多くの気づき、体験、知恵をお届けすることを目的に発行している冊子です。編集、デザイン、製本はすべてKaienの訓練生が行っています。

 Kaien横浜事業所で第1号から第5号まで発行してまいりましたが、今回完成したものは、Decobo通信のお試し版。その名も「Decobo通信mini」です。Kaienの利用説明会などの機会に、無料で手に取っていただくために作成したものです。

 スタッフ自身も初めてのDecobo通信制作。制作にあたっては、編集チームのメンバー(訓練生)と講師・スタッフで「どんな内容がふさわしいか」「どうしたら読みやすいか」などなど議論を重ね、記事を選定し、文章を推敲し、読んでいただく方のことを思って丁寧に取り組みました。

 デザインが得意な訓練生が作成してくださった表紙イラストが、素敵です(「こんな感じでどうでしょう?」とデザイン案を見せてもらったときの感動は忘れません!)。また、複数の記事の編集進行状況をまとめ、メンバーに仕事を割り振って、スタッフとの情報共有も務めてくださった歴代編集リーダーの訓練生、そして編集メンバーの全員に、この場を借りて、「お疲れ様でした!」と伝えたいと思います。

 Decobo通信miniの内容は、Kaien/TEENSを利用した方へのインタビュー「私とKaien」、発達障害についてわかりやすく読んでいただける「発達障害ってなんだ?」のほか、就労移行支援、放課後等デイサービスの制度についての説明となっています。

Decobo通信編集で身につく、応用できるチカラ

Kaienハート広報部3課で使うMTG用ホワイトボード。やることはたくさんあります!
Kaienハート広報部3課で使うMTG用ホワイトボード。やることはたくさんあります!

 

 実は編集リーダーを担当してDecobo通信mini制作で力を発揮した訓練生のおひとりが、就職先で今まさに、その経験を活かしたお仕事で活躍されています。報告書の校正をご担当されているのですが、一日に40件ほど(多い!)の報告書を扱うとのこと。Decobo通信の編集作業では、誤字脱字チェック、進捗管理、報告連絡相談と、何事もとても丁寧に仕事をすることが強みだったXさん。定着支援に伺ったときに、上司の方が「外部に出す報告書は、すべてXさんに見てもらっている。みんな頼りにしていて、本当に助かる」とお話ししてくださって、とても嬉しく思いました。

 また、Kaien川崎の中で編集チームから週替事務作業チームに異動した訓練生が、ミーティングの仕方や作業の進捗状況管理が以前よりとても上手になっていることを見ると、編集の経験を活かされているのかな、と思います。冊子の編集業務、というと随分特殊な仕事のようにも思えるのですが、やはり仕事の「核」は共通しているところがあって、チームで動くことが必要不可欠のKaienハートは、恰好の修行の場になるのかもしれません。

好評配布中!次はDecobo通信第6号に向けて新メンバーで挑みます!

 さて、Decobo通信miniは、編集チームの手を離れて、「オフィスサポートチーム」がコツコツと製本をしています。また、Kaienの各拠点で行う利用説明会の時期にあわせた配送スケジュールは、店長や副店長が予定を立てて、計画的に配送の手配をしています。自分の担当した仕事をしっかりと行い、チームワークで仕事を達成していく・・・まさに「職場」だと思います。

 次は、待望の(?)Decobo通信第6号に向けて、準備を進めていきます。編集メンバーは、mini制作チームとはガラッと変わる予定です。またいろいろな苦労が生まれそうですが、スタッフとしては楽しみです。なお、Decobo通信第1号~第5号は、Kaien訓練生が運営するオンラインショップで購入が可能です。ぜひ、ご一読ください!

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