Kaienでは既存の訓練を全てオンライン化 今だからこその新プログラムも
4/6の緊急事態宣言発令を受け、Kaienの就労移行訓練も通所なしでご自宅からご利用できるよう、完全オンライン化に踏み切りました。慌ただしい変更でしたが、Kaien訓練生の皆さまのご協力もあり、おおむねオンライン化は完了しています。
もともとKaienでは訓練プログラムをリモートでも受けられるよう整えていますので、事務系・IT系の訓練プログラムは平時と遜色ないものをご利用いただけます。ただ、訓練生の方の中には「急に在宅訓練になってしまって何に力を入れればいいのか分からない」という方もいるだろうとは予想されました。
通所できない今だからこその訓練を、ということで、Kaienでは毎週水曜日に「仕事に活かすITパスポート」という講座を新たに始めました。ITパスポートは技術職に限らずITにかかわる全ての現代人が学ぶべきITの基礎知識を問う国家試験です。
(参考) 【ITパスポート試験】iパスとは
ビデオ会議ソフトで講座を受講 質疑応答はチャットも併用
Kaienのプログラムでは、動画等をただ見ているだけでなく講師と訓練生の皆様との双方向のやり取りをリアルタイムで交えながら受けられるようになっています。一人で訓練を進めるのは不安……という方も安心してご利用いただけます。
ビデオ通話のみの会議ですと「自分の顔をアップにして発言するのは苦手」という方もいらっしゃるかもしれません。そういう方でも、チャットで講師とコミュニケーションを取ることができます。
4/8の講座でも、講師の問いかけに対して訓練生の皆さまからの積極的な回答がありました。今回は訓練生の方はチャットで回答いただいています。
Aさん:Zoomは参加している人の顔が一斉に見られること、パソコン画面の共有ができます。
Bさん:LINEやSkypeでは多くて4人くらいだけど、Zoomはもっと多くの人が参加できるように作られています。
Cさん:ZoomはLINEと違ってSNSではないです。
Dさん:LINEはチャットのほうがメインですよね。
実は筆者も総務兼任で、現場のスタッフの方から上記のケースのような質問を受けることがあるのですがなかなか回答には苦労します。「仕事に活かす」という通りのリアルな状況設定とともに、ご利用者様のレスポンスの速さには感服しました。
緊急事態宣言が解除されてもリモートワーク等に対応できるITスキルの高い方がますます企業に求められるるものと予想されますが、皆様早々に吉報をいただけるのではと感じました。
個別の相談は講師と1対1でも受けられる
また全員を同じオンライン会議室につないでいると、特定の人からの相談が長引いてしまうと全員に声が聞こえてしまい他の方が作業をしづらくなるかもしれませんが、そのようなときは1対1のお部屋を作って対応していますので心配ありません。
~自習時間~ 質問以外はもくもくと個人ワーク
Aさん:鈴木さん (※講師) 、質問があります。
鈴木:はい。ではブレイクアウトルームにお越しください。
講師と1対1のオンライン小会議で相談できる!
「仕事に活かす」ITパスポート講座 試験対策を越えたリアルな設問設定
さて、仕事に活かすITパスポート講座では、毎週実力派講師が実際の職場でありうる場面を想定し、それを考えながらITパスポート講座の過去問題を解いていく、という形式を取っています。前回はワークフロー機能について、「経費精算システムにもあるような上司承認などをシステム上で行う機能です」ということをKaienの訓練でも使っていたシステムを挙げながら解説していました。
試験対策も配点上の注意など大事なところは解説していますが、それ以上に「仕事に活かす」というところに力を入れています。実はITパスポート試験ってかなり出題範囲が広く、コンピューターグラフィックスからビッグデータ、はては会計・法律関係まで出題されるのですが、範囲の広さに振り回されることなく実務に役立つ知識を学んでいけるように講座を作っています。
受験する気はないけれどITの基礎体力はつけたいという方から、合格して実務に役立てたいという方までご満足いただける講座になるよう尽力しています。これからご利用になる方も録画したビデオをご覧いただけますので、興味のある方はぜひKaienをご利用ください。