大人の発達障害Q&Aを新設しました

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就労移行支援スタッフがお伝えする本ブログ。今日は新設したばかりの『大人の発達障害*Q&A』というコーナーを、担当の鈴木がご紹介します。

元々は当社の利用説明会申込時に頂くご質問をニュースレターで月1お答えしていたのですが、同じようなご質問が多く、これはなかなか非生産的だし、当社ウェブサイトが見づらいのだなぁと反省し、再編集し、わかりやすく別枠にした形です。

参考: Kaienニュースレター

少し解説を加えながら、各ページをご紹介します。

発達障害に向く仕事を考える 基本編

まずは基本編(全文はこちら)です。よく言われるのが発達障害は凸凹があってその特徴にあった仕事は得意だし、そうじゃない仕事は不得意ということ。でもそれ以上でもそれ以下でもない説明が巷では多いです。Kaien流の解説を基本編ではお伝えしています。質問は以下4つにお答えしています。

  1. 発達検査・心理検査で適職はわかりますか?
  2. 具体的に、発達障害にあった仕事、あわない仕事を教えてください。
  3. 本当に適職なんてあるんでしょうか?
  4. 発達障害がわかったら、転職すべきですか?障害者枠のほうが良いですか?

発達障害に向く仕事を考える ADHD(注意欠如多動症)編

次にADHD編。実はネットの検索を調べると『発達障害 仕事』という検索よりも『ADHD 仕事』と検索する人のほうが多いそうで、ADHDの特性の人は仕事での困り感が出やすいのかなぁと感じています。特に職種選びで今回はADHD編としてくくってみました。全文はこちらで、3つの質問にお答えしました。

  1. ADHDの人が就活で成功した業界・職種は何ですか?
  2. 障害者枠のほうが良いのでしょうか?
  3. ADHDに起業やフリーランスは向きますか?

発達障害に向く仕事を考える ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)編

続いてASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)についてです。この特性の人は、コツコツ系(伝統工芸的なもの)とかIT系とか言われますが、本当にそうなのか?当社で数千人にお会いして感じているところをつづっています。全文はこちら

  1. 職人的なもの、伝統工芸、農作業などが特性にあいそうです。このような仕事への就職活動はどうすればよいですか?
  2. 定型業務が良いなら公務員はどうでしょうか?
  3. コミュニケーション力を鍛えるためにわざと苦手な仕事をすべきですか?

発達障害者向け 就活のイロハ 障害者枠編

最後に就活情報の常識をまとめた『発達障害者向け 就活のイロハ』。やや頑張りすぎて6つの質問です。全文はこちら。支援者になると障害者枠というのは耳にタコができるぐらい聞く言葉になってしまいますが、もちろん当社につながり始めた方々にとっては微妙なニュアンスを伴う、よくわからない世界だと思います。特に発達障害の診断を受けたばかりの方、あるいはまだ受けていないけれどももし受けた時にどういう世界が待っているのか不安な方向けに以下のような質問にお答えしています。

  1. 他の障害特性と比べて、発達障害というのは障害者枠で有利ですか?不利ですか?
  2. 障害者枠で働く発達障害者の現状を教えてください。
  3. 障害者枠の中でキャリアチェンジはできますか?
  4. 障害者枠で昇給はありますか?また正社員は多いですか?
  5. 障害者枠の就活は何か特別な準備が必要ですか?
  6. 障害者手帳をとった人の経験談を聞きたいです。

今後も様々に『大人の発達障害Q&A』の記事を増やしていきますのでご期待ください。

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます