発達障害向けデイケア@櫻和メンタルクリニック見学

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こんにちは。就労移行支援事業所Kaien池袋の湊です。

最近、Kaienでは、病院・クリニックの方から「Kaienさんと上手に連携していきたいです」とお声がけいただける機会が増えて、「発達障害*¹と言えばKaien!」と世の中の人に広く知られるようになっていただけていると感じ、とてもうれしいです。

先日は、池袋からも近い巣鴨にある櫻和メンタルクリニックに呼んでいただきました。心療内科・精神科のデイケアの中でも珍しく、「発達障害に特化したプログラム」があるということで、とても興味深く見学させていただきました。

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学習障害*²の方向けのプログラム

発達障害の方は体の使い方や、力の入れ方の調整が苦手です。例えば、学習障害(ディスレクシア・識字障害)に多い”目”の使い方に関するトレーニングで、眼球を動かす練習をするプログラムがありました。首を動かさずに目だけを動かすのですが、ストレッチ運動のような感覚がしました。

意外と疲れるので、短い時間、毎日行うのが良いようです。Kaienの訓練では行っていないことだったのでとても新鮮でした。

身近なものを使って協調運動のトレーニング

前職で療育に携わっていたのですが、一番のトレーニングは家事をすることだと教えてもらったことがあります。お皿洗いや洗濯物をたたむなどの動作は意外と力加減で効果が変わるので、毎日することで自分の力の具合を知り調整する力が身に着く気がします。

家事ではありませんが、身近なものでのトレーニングという観点から、櫻和メンタルクリニックでも、紙飛行機を折るプログラムがありました。絶妙な力加減で飛距離が変わるので、発達障害云々に関わらず結構難しく、 試行錯誤する事が結構トレーニングになる気がしました。発達障害の支援というと「専門的、難しそう」と思うかもしれませんが、実はコツさえつかめば身近なものの工夫でできることはたくさんあるのです。

支援の先には自立した生活をおくるゴールがあります。そのために必要な工夫や支援について、引き続き医療機関や支援機関とも連携をしながら、模索していきたいと思います。

*1発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

*2学習障害は現在、DSM-5では限局性学習症/Specific Learning Disability、ICD-11では発達性学習症/Developmental Learning Disorderと言われます

関連リンク

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