初めまして、Kaienスタッフの竹本です。4月に入社し、現在は秋葉原サテライトで訓練運営に携わっています。どうぞよろしくお願いします。
去る5月17日(火)、第5回Kaien合同面接会が開催されました(前回の様子はこちら)。今回は新米スタッフの目から見た面接会の様子をお伝えしたいと思います。
面接会には発達障害者を採用したいと考える16社の企業様にご参加いただき、67名の訓練生(ガクプロ生含む)が面接に臨みました。実施された面接は延べ145件。
この日のために訓練生は事前に企業研究や応募書類作成、面接練習など準備を重ねてきています。それでも当日は緊張した様子で「履歴書の内容は大丈夫?」「自己紹介はどう話すか?」「ネクタイはゆがんでないか?」など、皆さん面接直前まで確認に余念がありません。
各ブースの面接は緊張感と活気にあふれる中で進められました。
発達障害者を対象とした面接って?
さて、発達障害をオープンにした採用面接というと皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?私も最初は「面接官はどんなことを質問するんだろう?」と思っていました。今回の面接会で感じたのは「一般的な面接との共通点もあれば、異なる点もあるんだな」ということです。
まず共通点としては、志望動機や入社への意欲、職歴やアルバイト歴、自己PR、仕事に必要やスキルやコミュニケーションスキルなどを確認されるという点です。これはどんな面接でも聞かれることですね。
異なる点としては、障害に関する質問をされることです。
特にKaienに求人をご提供いただいている企業は発達障害者の採用実績があり理解もありますので、面接でも障害特性を踏まえた質問がされます。
「あなたの障害について教えてください」から始まり、「苦手としていることは何ですか?」「配慮が必要なことは?」「口頭指示は大丈夫ですか?メールや文面で指示したほうがいいですか?」「電話の対応は可能ですか?」「業務中の休憩は必要ですか?」「通院や服薬は?」など具体的な内容を質問されていました。
面接ブースによってはかなり突っ込んだやり取りもありましたが、応募者も面接官も「入社後・採用後のミスマッチを防ぎたい」という気持ちの真剣な表れなのだと思います。
特にKaienに求人をご提供いただいている企業は発達障害者の採用実績があり理解もありますので、面接でも障害特性を踏まえた質問がされます。
「あなたの障害について教えてください」から始まり、「苦手としていることは何ですか?」「配慮が必要なことは?」「口頭指示は大丈夫ですか?メールや文面で指示したほうがいいですか?」「電話の対応は可能ですか?」「業務中の休憩は必要ですか?」「通院や服薬は?」など具体的な内容を質問されていました。
面接ブースによってはかなり突っ込んだやり取りもありましたが、応募者も面接官も「入社後・採用後のミスマッチを防ぎたい」という気持ちの真剣な表れなのだと思います。
面接会のひとコマ。真剣な様子が伝わります。 |
障害について伝えるのは何のため?
こうした「障害に関すること・必要な配慮」を入社前にきちんと企業に伝えておくことは、訓練生が入社後も安定して長く働くための重要なポイントであると言えます。また企業側にとっても配慮事項が事前に分かっていれば安心して採用することができるので、双方にとってメリットがあります。
ちなみにKaienの訓練では「障害について分かりやすく企業に伝えるには」ということをアドバイスしています。具体的には「自身の障害特性」「自分で出来る対応策」「企業に配慮していただきたいこと」という点から整理をし、応募書類への記載や口頭説明ができることを目標にしています。