eスポーツはスポーツと呼べるのか?

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三連休最終日の9月16日は、発達障害の人向け eスポーツ大会&トークイベントが当社の複数拠点(東京・神奈川・大阪)で開催されました。

3回目となる「Kaien杯」。当イベントに、私は(当初はあまり気乗りがしなかったのですが)運営スタッフとして初参加しました。

わたくしごとで恐縮ですが、中学生時代サッカーで挫折、練習に行けなくなりゲームセンターで現実逃避した苦い思い出があり、それ以来ゲームに熱中することへの居心地の悪さを感じてきました。また、eスポーツの存在をテレビで知ったときも、ゲームがスポーツ?優勝で賞金?などと(勝手ながら)容認できない思いがあったのです。

横浜会場の様子。このほか、秋葉原・新宿・大阪の4開場でオンライン対戦を行いました。

ところが、億劫に感じていたもう一つの理由、機械オンチの私がシステムトラブルに対処することへの不安が、「デジセラチーム」(当社の訓練生で組織された運営スタッフチームのこと)の頼もしい働きぶりにより払拭されると、午後からはデジセラチームの軽妙な実況中継を聞きながら、訓練生、ガクプロ生、修了生、外部参加の方の混合で構成されたチーム同士が戦う試合(ロケットリーグ)に楽しく引き込まれていきました。

外部参加した中学生と思しき男子がチームメートとの連携プレーで見事なシュートを決めるシーン、
修了生が味方を鼓舞して画面の向こう側にいる大阪チームと戦うシーン、
グループを一位通過し決勝戦に進んだチームを、二位以下の選手全員が大画面を取り囲んで応援するシーン、、

それらを見て、今さらながらに気づきました。従来のスポーツと同じような熱い思いが味わえるだけでなく、年齢・性別・体格等を問わず誰もがハンディキャップなしで全力を出し合えるeスポーツの醍醐味に。

普段、強い意思表示をすることがない方が終了後、とても楽しかった、次回も参加したい、とはっきりコメントしていたのを見ると、参加者の方々が何かしら心に残る思い出を胸に、帰路につかれたのではないか、と感じます。

eスポーツ終了後に行われたトークイベント「もうゲーム依存とは言わせない」でも、ロケットリーグの楽しい余韻が残っていたためか、ともすれば暗くなりがちな体験談を多様な参加者が明るく力強く、語り合うセッションとなり、「同じ悩みを持ってる方が多くて共感ポイントが多数ありました」などの声が聞かれました。

(フィジカル)スポーツが好きな人も嫌いな人も、eスポーツを皆で楽しんで前進できる。Kaienのeスポーツイベントがその触媒の役割を果たしていければと思います。

以上。