Kaienの須賀です。毎月、発達障害に特化した就労移行支援Kaienのご利用者の就職の状況をお伝えしている「Kaienマンスリーレポート」。今月は、Kaien内で育まれる仲間の支え合いについてお伝えします。
3月入社、4月入社も続々決定!!
2018年2月のKaien就労移行支援7事業所全体での就職実績は14名でした。ご入社された皆様、おめでとうございます!現時点で3月、4月の入社が決まっている方も14名いらっしゃいます。2月には都内や横浜でハローワーク主催の大規模な面接会があり、Kaienからもたくさんの訓練生(就労移行支援利用者の方々)が参加しました。
【参考】次なる就活への糧に!ハロワーク障害者就職面接会を終えて
また、仲間づくりや対人関係が苦手な学生のための就活サークル「ガクプロ」からはこの4月に30人を超える方が新卒として就職します。初の試みとなったガクプロ合同面接会も予想を超える20社にのぼる企業様が参加くださり、ガクプロ生にとっても大変良い就活の場となりました。
Kaienの訓練生・ガクプロ生の就職が順調なのも、発達障害の方の雇用に関心を持つ企業が増えているのも、一重に就職活動に真剣に取り組む一人ひとりの意欲と能力が、企業の皆様に評価されているからこそです。働きたい発達障害の方と企業が出会う機会をこれからもたくさん作っていくことがKaienの役割。次回のKaien合同面接会は4月、ガクプロ合同面接会は8月を予定しています。
ぼっち就活はつらい でもKaienには「就活仲間」がいる
Kaienの利用をご検討中の方との個別相談で、「一人で就活しているとなかなかうまくいかない」、「求人を紹介されるだけでは不合格のときに気が滅入る」といったお声を聞きます。一番堪えるのが企業からの不通過の連絡。2回、3回続くとそれで気持ちがしぼんでしまいがちです。でも実際の就活は10社、20社を受けてようやく内定が出るという狭き門。Kaienの就労移行支援では、就活セッション、公開面接練習、ランチMTG(ランチMTGは任意参加です。一人で静かに過ごしたい方は参加しないというゆるやかな場です)など、気づきを得られる「場」がいくつも設けられています。就活についてのモヤモヤを吐き出したり、他の人の経験を知ったり、自分の特性を振り返ったり、ランチを食べながら情報交換をしたり。内定まで就活を続けようと思える環境があり、仲間がいます。
就職する際の修了セレモニーでは、各自が仲間への一言も残します。等身大のロールモデルの門出が他の訓練生の就活意欲に大きな刺激となるのです。
【参考】職歴なし 1年以上の就活 30社のお祈りメールを乗り越えて 修了セレモニーレポート#2
【参考】職場実習で気づいた「無駄なことは一つもなかった」修了セレモニーレポート#3
定着・キャリアアップもKaienの「就労仲間」とともに
4月から障害福祉サービスとして「就労定着支援」が開始となります。Kaienも就労定着支援事業所の開所準備を進めています。就職すると、安定して勤務したい、昇給したい、正社員になりたいなど、次の目標が生まれ、中長期的に自分のキャリアを見つめる時期もやってきます。そんな時、同じようにキャリアについて考えている仲間と会って経験や考えをシェアできるセッションがあるのがKaienの特徴。就労定着支援事業所で、一緒に発達障害・強み・仕事が重なる部分を世の中にさらに大きく広げていきましょう!Kaienは働きたい、働き続けたい発達障害の方の応援団です。