Kaien事業所紹介その①新宿事業所

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新宿事業所スタッフの藤です。今回から、不定期で、Kaien就労移行支援事業所(秋葉原・新宿・秋葉原サテライト・横浜・池袋)の紹介をさせていただければと思います。

当社の職業訓練は、大枠のシステムはどの事業所も変わりません。模擬職場を軸として、様々な業務を体験することにより、自分の得意・不得意を見つけていくということを目的としています(その中でも、秋葉原本社・新宿はデスクワーク中心、横浜・秋葉原サテライト・池袋は作業系訓練にも対応している、という違いはあります。詳細は説明会でご案内しています)。しかし、在籍しているスタッフも違えば、通所されている利用者の方も違うことから、各事業所の特色はあると思います。今回は、スタッフの私見による、新宿事業所の特色をお伝えします。

①好立地(ただしコンパクト)
Kaien全事業所の中でも、かなり便利な場所にあるのが、新宿事業所です。立地としては、新宿警察署の裏という好立地です(ときたま、窓の外がぴかぴか光るので、雷かと思って外を見ると、報道陣が集まっていることが良くあります)。そして、オフィス街に立地しているので、就職活動にも便利な場所です。訓練の帰りにハローワークに寄ったり、企業の面接を受けてから訓練に出席されたりする方も多くいます(中には、新宿事業所から徒歩5分の所に就職された方もいます)。
ただし、立地が良い分だけ、他の事業所よりコンパクトです。以前、当社のブログで「汚フィス」とまで言われた新宿事業所ですが、その後、特に散らかることもなく、整然とした雰囲気で訓練を運営しています。

②“サロン”やSNS“かいえんぴあ”での活動が活発
新宿事業所が開設して2年と少しになりますが、おかげさまで60名超の方が就職をされていきました。実は、2014年度の下半期に、怒涛の就職ラッシュがあり、その期間だけでも約20名の方が就職をされています。
当社では、就職をした後でも細く長くKaienとつながっていただくために、終業後に立ち寄れる“サロン”や、SNS“かいえんぴあ”を実施しています。全拠点の中で、もっとも人数が多く集まるサロンが、新宿で開催されるサロンです。
おそらく、サロンが活発な理由は、立地的に集まりやすいということもあると思います。それにしても、一度に大人が30人以上集って、思いっきりおしゃべりをする光景は壮観です。話題も、仕事のこと、趣味のことなど様々です。先日は、お隣にあるTEENS新宿のお子さんが作った「難読駅名クイズ」で盛り上がりました。鉄分濃度が高い人(鉄道が好きな人)が一定数いますが、それでも全問正解者がいなかったほどの難度の高さでした。
サロンなどで交流することによって、自然とかいえんぴあでの活動も活発になります。中には、投稿のほどほどの頻度を調整するのが苦手だったり、オンライン上の距離感をどうとったらいいのか悩まれる方もいます。しかし、試行錯誤をしながら、皆さんが息抜きのツールとして、かいえんぴあを利用してくださるのは嬉しいことです。

新宿事業所の「修了プレート」です。一人一人の働く思いが込められたプレートです。

③スタッフはばっさりナビゲーション系と見守り系のラインナップ
2015年6月現在の新宿事業所スタッフは、職業訓練の講師スタッフを含めて10名います。うち、キャリアカウンセリングを担当しているスタッフは4名です。当社は、どちらかというと、傾聴・共感の要素が強いスタッフより、粛々と情報整理を進めていき、次にするべきことをナビゲーションしていくタイプのスタッフが多いと思います。筆者もどちらかというとそのタイプです。よく、修了生の方から「Kaienに入った最初は、そのばっさり感が怖かった」と言われます。しかし、「後出しじゃんけんをしない(うまくいきそうでも、いかなさそうでも、見通しのついていることを故意にふせて、根拠のない励ましをしない)」という点は、全スタッフが徹底して大事にしていることで、少しずつその方にとってベターな選択は何なのか、ということを一緒に考えていきます。伴走をするというよりは、半歩先を歩いていって、選択肢を提示していくイメージかもしれません。
また、福祉経験が豊富で、母のように見守り、時には厳しく道を示すことができる女性スタッフや、非常に細やかなところに気付き、しかしそうとは見せずにサポートができる男性スタッフ、とにかく気持ちの部分に寄り添うことが得意で、本人の納得感を追求していく男性スタッフがいます。スタッフのキャラクターがばらけているので、様々なアプローチで、しかし軸はぶらさずに支援をしています。

上記のような雰囲気で、新宿事業所は都会の片隅に存在しています。説明会などでいらっしゃることがあれば、ぜひいろいろとチェックしてみてください。