Kaienの藤です。Kaien川崎オープンに先駆け、Kaien就労移行支援の職業訓練の根幹を担ってくださる、「上司役」の皆さまをご紹介いたします。第一弾は、Kaien川崎でKaienのオンラインショップをご担当いただく予定の、Sさんをご紹介します。
「上司役」のSさん。いつもあたたかく見守ってくれる存在です。 |
【Kaienに入ったきっかけは?】
もともとシステム開発の仕事をしていました。元同僚が先にKaienに入っていて、彼に誘われたのがきっかけです。Kaienがまだ麻布にあったころに入社し、その後はKaien秋葉原のToy-en(知育玩具販売)、Kaien新宿ではKODOMO福(子供服販売)、Kaien横浜ではこしょこしょ(古書販売)を担当しています。
【「上司役」として意識していることは?】
これまでシステムの開発をずっとしていました。そこでは、部下に対しては常に結果を求めたり、技術を身につけるように求めていました。しかし、Kaienの職業訓練では、結果は求めない。皆さん、働いたことがある人もない人もいるし、特性も様々です。徹底して、結果ではなくプロセスにこだわって、訓練生の皆さんと接するようにしています。
【Sさんはどのような「上司役」なのですか?】
私は、あまり事細かには指示は出さないタイプです。もう一人、現在横浜のオンラインショップを運営しているFさんとは対照的かもしれません。Fさんは具体的に細かく指示を出す。私は指示をしていない部分は、本人たちに考えてもらっています。よく「上司によって言うことが違う」ということを言われますが、実際の職場もそうなので、色んな上司がいていいと思っています。
【「上司役」として嬉しいことは?】
やはり、訓練生の皆さんが成長していく姿を間近で見られることですね。訓練に参加したての頃は、ほとんど自分から報告・連絡・相談にこられなかった人が、数か月して自分から来られるようになるととても嬉しく感じます。また、就職していく姿を見送ることができるのも、この仕事の醍醐味だと思います。
【最後に、Sさんの1週間の過ごし方を教えてください】
ありのままをお伝えします(笑)。今は、社交ダンスの競技会に向けて練習をしている毎日です。平日夜は、Kaienでの仕事の後に毎日レッスンに参加しています。土日は競技会があれば、それに向けてのスケジュールを組んでいます。今はまた、昇級に向けて精進の日々です。
とても温かくて、いつもほっとさせてくださるSさん。もし、働いた経験がない場合、ただでさえ、自分から上司のところに行くことはハードルが高い、という方も多いです。Kaienの就労移行支援の職業訓練では、皆さんがスタッフと相談をしながら、ひとつひとつ目標を立てて進んでいっています。Sさんはまずは話を聞いてくださる方なので、まとまらなくても、緊張しても、包み込んでくれる優しさがあり、「自分から上司のところに行く」という目標を達成できた!という方もたくさんいます。Sさん、取材協力、ありがとうございました。
Sさん競技会中の様子です。普段もとても姿勢が美しい! |